DHC Presents 神保美喜のTea Lounge

3月28日　ビューティー・ラボ～私のお気に入り

このコーナー、毎月最後の週は、
「神保美喜・ビューティ・ラボ～私のお気に入り」です。

今週のお気に入りは「和紙」。日本での紙の歴史は、７世紀ころに始まったといわれています。

中国から日本に紙を作る技術が伝わり、文書を書き写す材料として用いられました。
日本の風土や文化は、素晴らしい「紙すき技術」を生み出し、
（国連教育・科学・文化機関）ユネスコの無形文化遺産に登録されたのは昨年のこと。
その魅力と共に、見渡せば「和紙」を使ったアイテムの多いことに改めて気づきました。

書道用の紙に始まり、便箋、封筒、折り紙、名刺用の紙、壁紙、障子紙、
ランプシェード、和紙のロープ、ランチョンマットに箸袋...。
実は、これらは全て私の家にあるものです。探せばもっと見つかるかもしれません。

最近のお気に入りは、和紙を糸状にして、絹、綿、麻とともに織った「紙布（しふ）」という織物でできたアイテム。
例えば、タオルはロングヘアの私にとって、シャンプー後のヘアドライの時間が短くなるという優れもの。
一番のお気に入りは、「日傘」。柔らかな風合い、軽さは一度使ったら手放せません。　
他にもストールやシャツなど、冬暖かく、夏涼しいという空気のありがたさを感じることのできるアイテムもあります。
「和紙」－伝統の中に息づく新鮮さの楽しみがますます広がる、私のお気に入りです。　　　

神保美喜

カテゴリ：Favorite 2015.03.28