文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2018年2月25日

    2/24 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。

     
    右京)おはようございます。


    玉)おはようございます。よろしくお願いいたします。


    右京)先週からのゲストの伊藤さん。もう男の中の男!高校時代グレていて、スクールウォーズみたく更生の為にラグビーを始めたという。違ったっけ?(笑)


    玉)そんな話してましたっけ(笑)ということで今月のゲストはラグビー界の鉄人「伊藤剛臣」さんです。


    伊藤)よろしくお願いします!


    右京)去年引退されたまでの話をされたのですが、また最初に戻ってしまいます。「当たり方を上手にすれば痛くないんですよ」と言っていましたが嘘にしか聞こえません(笑)


    玉)にわかには信じがたいですよね。


    伊藤)痛くないスキルはありますよ。ただ突発的に起きる顔面に膝が入ったり、顔面を殴られたりしたら痛いですけどね。


    右京)空手とキックボクシングと闘牛を一緒にやっているような感じですよね。


    玉)闘牛は向かってきますもんね(笑)


    伊藤)ただそこで一歩前に出てタックルをするとですね男になったと思うわけですよ。命を懸けたと思いますからね。


    右京)怖いと思う自分を超えて勇気を持ったら変わる瞬間が男にはあるんですよね。そういうスポーツをしていると男らしく生きれるということに通じますよね。


    玉)伊藤さんもそうなんですけど「ラガメン」と呼ばれるとゴツイイメージがありますが、結構スリムな選手もいらっしゃいますし、小柄な選手もいらっしゃるじゃないですか。ラグビーってポジションによって体格的な違いやキャラクターわかれますよね。


    伊藤)そうですよ。フォワードとバックスにわかれてまして、身長は160cmから210cmまで。体重も60キロ位から150キロくらいまでそれぞれの体型にあったポジションがあります。


    玉)ちなみに伊藤さんの一番最初のポジションはどこだったんですか?


    伊藤)「ロック」というポジションでした。スクラムを組むポジションだったのですが、1列目、2列目、3列目とあって僕は2列目でした。釜石では19歳のお尻を押して、19歳にお尻を押されていました。46歳までラグビーをやると幸せですね(笑)「お前らの年齢足しても俺の年齢に届かないぞ」と激励してました。それで私は若い人からエネルギーをいただいていました。


    右京)それ考えたら46歳でまだエネルギッシュなのはそういう人たちと一緒にスクラムを組んでるからなんでしょうね。


    玉)経験がすごく重要なスポーツでもあるんでしょうね。


    右京)言葉のキャッチボールもしているしね「何諦めているんだ!」とか前向きにスポーツをしているからね。ましてやワールドカップを控えているし、あんな快挙もやって盛り上がっていますからね。


    玉)伊藤さんからご覧になって今のラグビー界の盛り上がりはどうですか。


    伊藤)僕も2回ワールドカップに出させてもらって1回も勝てませんでした。ただ2015年に本当にやってくれました。世界のビッグニュースですよ。優勝候補の南アフリカに勝ってラグビー関係者とラグビーファンはみんな号泣していました。そして3勝して、予選通過はできなかったですが、今回2019年日本でワールドカップを開催する。ただやはり日本は"挑戦者"ですから。世界もレベルアップしていますし厳しい戦いが続くと思いますが、日本の皆さんの熱い応援があれば必ず2015年の快挙をやってくれると思います。
     

    右京)本当に実力がなかったらまぐれは起こらないからね。奇跡を起こすには実力があるということだよね。


    伊藤)世界で一番練習したらしいですね日本は。


    右京)聞いた話ですが、今まで日本になかったやり方とかもあったりしてチャレンジャーとして一気に階段を上がったというのはちょうど過渡期にあるんでしょうね。


    玉)伊藤さんも31年の現役生活の中で世界を何度も見てこられているわけじゃないですか。そうやって思うと歯がゆい思いもされて来ているでしょうし、ご自身も日本というチームも着実に上がってきているという実感を感じながら現役生活を送ってこられてますよね。


    伊藤)そうですね。本当に2015年の時はテレビの前で号泣しました。


    右京)長い間日本のラグビーに関わってきて、何かが足りないとかこれが足りないと思いつつも年齢的に引退を迎えてその先は何を見ていますか?


    伊藤)今はラグビーワールドカップが日本でありますのでその盛り上がりに協力していきたいですし、シーウェイブスも頑張っていますのでラグビーに貢献していきたいですね。


    右京)まずラグビーワールドカップがあったらみんな応援はしていますからね、そうやって見ていると本当に羨ましく思います。僕たち自転車競技は個人では快挙も何もないからね。そういう中では一歩も二歩も先に行って結果を出して注目を集めているしね。その先にはニュージーランドのオールブラックスとかいて、テレビでしか見たことないけどカッコいいなと思うよね。


    玉)不良更生スポーツという言葉が出ましたし、日本ではゴツイお兄さんがやっているイメージがありますが、元々は神聖なスポーツですからね。


    伊藤)元々イギリスから生まれたスポーツで、社会のリーダーを作るためにできたスポーツと言われていますからね。


    玉)今の日本には必要なことです。


    右京)男らしくいなくてはいけないという部分では、俺にはラグビーをやっている友達がいるけど本当にがさつだけど男らしいなと思いますよ。芯が通っていてカッコいいです。


    伊藤)片山さんも僕もそうですけど世界と戦っていて日本に誇りがありますから超愛国主義者になりますよね(笑)


    右京)海外に出て振り返ってみると、自分の国が好きだからこそ若い人たちに「頑張ってほしい、負けてもいいけど立ち上がってほしい」とアスリートは思っちゃいますよね。


    玉)応援している側もそうなんだと思います。自分の国を代表して行ってくれているという思いからの応援ですから。そこで初めてに愛国心を持っていたんだと思いますからね。


    右京)自分も引退して指導者とか監督になったり立場は変わるけど気持ちは変わらない。勝つときもあるし負けるときもあるけど前を向けと伝えたいね。


    伊藤)ラグビーもなんでもそうですけど、いい勝ち方と悪い勝ち方もあるし、いい負け方と悪い負け方もあるんですよね。


    右京)なるほど!それを自分たちのチームに伝えたいね。俺はそういうのを自分のチームに言いたい。


    伊藤)人を感動させる負け方もありますからね。


    玉)魅せるスポーツでもありますからね。ぜひ2019年ワールドカップ見に行ってもらいたいですね。なんとなくラグビーって難しいとかわかりずらいというイメージはあるかと思うんですが、ちょっと覚えると凄いわかりやすいスポーツなんですけどね。


    伊藤)そうですね。ラグビーはボールの争奪戦なんですね。スクラムとかもありますが常にボールの争奪が行われています。その中で陣取り合戦も行われていて、それでもわからなければレフリーに任せましょう。僕も正直ルール全部わかってないですから(笑)


    玉)レフリーがなんか言っているから、なんかあったんだなと(笑)


    伊藤)それがラグビーの見方です(笑)


    玉)見ていると走る役と蹴る役はだいたいわかるようになっていきます。スクラムになったらもうわからないですのでボールが出てくるのを待ちましょう。


    伊藤)あれの中でもボールの争奪が始まっています。押し切ってしまえば相手のボールを獲ることができますからね。


    玉)体験だけでもやってみてほしいですね。


    伊藤)今はぶつからない「タグラグビー」というのもありますからね。痛くないスキルもありますからね。


    右京)俺は信じないよ(笑)


    玉)何度も言うようですが来年2019年応援しに行きましょう!


    伊藤)お願いします!


    玉)最後に伊藤さんからもう1曲リクエストをいただいてお別れです。この曲もお好きな1曲ですか?


    伊藤)そうですね。神戸から釜石に行く時によく聴いていました。人生はわかれと出会いがあって心にしみました。


    玉)2週にわたってたくさんのお話ありがとうございました。


    右京&伊藤)ありがとうございました。




     
    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!
     
     
    今週の一曲 

    M  時代    /  中島みゆき  

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    2018年2月24日

    アートにぐぐーんと近づこう!

    寒さよりも花粉が猛威を振るい始めました。
    0224朝7時の気温.JPG

    過ごしやすい気温だな、、、でも心なしか世の中が黄ばんで見える気がします。。。

    2月24日、今日のハピリーのテーマは
    「アートにぐぐーんと近づこう!」
    先週もそうでしたが、美術の世界、あんまりなじみがない人が多かったのでは?

    でもそんな美術も金額、お金という一つの指標があれば、
    少しお近づきになれるかも!?
    という事で、7時台には銀座かわうそ画廊の支配人・二宮真理子さんにお越しいただきました。
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    新人、いわゆる学生さんや60歳のベテランの方の作品まであつかわれている二宮さん。
    新人さんの作品に値段をつける場合、銀座かわうそ画廊さんではある程度の目安があるとのこと。
    かかった材料費、時間ではなく、いろんな方に手に取ってもらって人気が上がっれば高くなるそうです。
    今日から3月2日まで、東京都中央区京橋になる銀座かわうそ画廊にて、
    「かわうそ新人賞2018展」が開催されます。
    ぜひこれから輝くかもしれない作品を見に行かれてはいかがでしょうか。
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    「2018宮川彬まつり」、お疲れ様でした。
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    今日のハピリーくらしっくは、先週行われた「2018宮川彬まつり」の振り返りをお届け。
    あれ?スタジオに宮川先生のすがたが・・・・
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    今日はインフルエンザのため電話での出演。
    当日の音源も特別にご用意していただきました。
    最後には宮川先生のお礼状を玉川さんが代読しました。
    聞きのがした方は是非タイムフリーで!

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    8時台は以前「美術館に行かないなんて人生損してますよ!」と熱く語って下さった
    ザ・ニュースペーパーの福本ヒデさんと、
    アートフェア東京のエグゼクティブプロデューサーの來住尚彦さんにお話をお聞きしました。
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    昨年行われた、アートフェア東京を振り返りました。
    去年の売り上げは4日間で何と25億円!!
    今年アートフェア東京にて扱われる一番面白い作品、縄文土器について盛り上がりました。
    なんと1000万円!これを聞いてどきどきしちゃいました。
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    アートフェア東京2018
     3月9日(金)から11日(日)の三日間の開催
     場所は有楽町の東京国際フォーラム・ホールおよびロビーギャラリー
     入場料:前売り券 1DAYパスポート引換券3000円
         当日券  1DAYパスポート 3500円
         ※小学生以下は大人同伴で入場無料です

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    9時台は、アートを玉川さん側に近づける、鉄道にまつわるアートをご紹介。
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    今年もやります!ペーパージオラマグランプリ。
    3月21日の「やしお電車祭り」の中で開催。
    場所は、品川区立八塩児童センターです。
    (東京モノレール羽田空港線「大井競馬場前」駅から徒歩11分)
    ミニ新幹線のバッテリーカー乗車体験やNゲージ・プラレールの体験運転、
    ペーパークラフト製作教室などもあるので、子どもたちにとっては楽しめるイベントです。
    今年も「ハピリー賞」があります!
    入賞作品は3月22日〜24日に、港区汐留にある
    トッパンフォームズビル1Fホワイエにて展示されます。

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    そしてそして、来週3月3日はスペシャルウィーク。
    テーマは『わくわく春のゆく鉄くる鉄』
    ダーリンハニーの吉川正洋さんをお迎えして、
    鉄分たっぷりの3時間をお届けします。
    春のダイヤ改正ついてあつくかたり、
    あなたの理想の旅鉄を勝手、気ままにご提案します。
    来週のハピリーもおたのしみに!!


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    2018年2月18日

    2/17 Radio Koguuu! レポート!

    レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。

     
    右京)おはようございます。


    玉)おはようございます。今週来週はスタジオにゲストをお呼びしております。ラグビー界の鉄人、伊藤剛臣さんです。


    伊藤)よろしくお願いします!
     
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    右京)よろしくお願いします!この番組で色々なゲストをお呼びしていますが、その中で一番の圧力です(笑)変な質問したときにぶたないでくださいね(笑)


    伊藤)そんなに僕柄悪いですか(笑)


    右京)はっきり言うと怖いです(笑)


    伊藤)僕の先輩たちのほうが全然怖いですよ(笑)


    玉)まずは伊藤さん、長年の現役ラガーマン生活お疲れ様でした!


    伊藤)ありがとうございました!


    玉)まだ現役を退かれてから1,2か月位だと思うんですけど今の心境はどうですか?


    伊藤)ほっとしております。


    玉)それは身体を作っていなければいけないという緊張感から解放されたという感じですか?


    伊藤)そうですね。緊張とプレッシャーですね。あとラグビーは肉弾戦ですから、怪我無く無事に帰ってこれたという安心感ですね。


    玉)本当無事でなによりです。右京さんはラグビーを見に行ったことはありますか?


    右京)ないの。だけどうちのおじさんの「片山左京」さんが慶応大学のラグビー部の顧問をやっていて、僕は陸上やっていたから「お前小さいし早いからラグビーやれ」と言われたんだけど断ったのよ。それの最大の理由はどこからどう見ても危ないし、痛そうだからね。


    玉)ぶつかり合っていますからね人が。アメフトは防具があってまだよさそうなんですけどね。


    鈴木)それが快感なんですよ(笑)


    玉)えー!本当ですか(笑)そもそもは高校の時にラグビーを始められたんですね。


    伊藤)神奈川県の法政二高に入学させてもらって最初にやろうと思ったのは硬式野球部だったんですね。入った後「俺センスないな」って思ったんです。ラグビーボールでも落とすのにそれより小さい野球ボール扱えないわけですよ。それで自分から辞めたら、父親と学校の先生からラグビーを勧められました。当時ラグビーと言えば「新日鉄釜石ラグビー部」と「スクールウォーズ」だったので甲子園から花園へ目標を変えようと思って始めました。


    玉)私同い年なのでこの話凄くわかります!


    右京)僕が唯一わかったのはスクールウォーズでラグビーで不良を更生させるツールだということですね(笑)


    玉)あれは青春のモヤモヤ気持ちをぶつかり合う形で発散するという感じですよ(笑)


    鈴木)ですね(笑)先生と生徒の信頼関係ですねあのドラマは(笑)


    玉)それでもよくすぐに花園を目指す決心されましたよね。


    伊藤)もうラグビーしかやることなかったですからね。


    右京)その間に色々考えなかったんですか?


    伊藤)全く考えなかったですね。


    右京)やってみてルールは別にして、いきなりタックルしたり初めての試合でぶつかり合ってみて「やっぱり辞めよう」と思はなかったんですか?


    伊藤)実は無茶苦茶怖かったですよ。小学校の時に柔道やっていて、中学はバスケをやっていてある意味ラグビーの要素があるスポーツはしていたんですけど、初めての試合の時はやはりぶつかり合いですから無茶苦茶怖かったですね。実際に46歳までプレーさせてもらいましたけどいつも試合前は吐き気が凄かったです。それぐらいのプレッシャーと緊張感のある真剣勝負でしたね。


    玉)怪我という事においては31年間の現役生活の中で大きな怪我はされてないんですよね。そこでもレジェンドですよね。


    右京)すごいな。


    伊藤)ないですね。みんなアキレス腱や肩や首を怪我してしまうんですけど、僕も"骨折"は何回もしていますけど大きな怪我はなかったですね。


    玉)ここで皆さんお気づきだと思いますが"骨折"はラグビーにおいては大きな怪我ではありません(笑)


    伊藤)基本的にはやかんの水をかければ治りますからね(笑)そのやかんの水を売ってくれって言われますよ(笑)


    右京)特殊な世界ですね(笑)世間一般では骨折は大きな怪我です。靭帯伸ばしても結構だからね。


    玉)だけど「僕は大きな怪我をしていません」と言っていますからね(笑)


    右京)なんでもそうだけど、頂点にいってずっと突っ走っている人はおかしいわ(笑)すでにそういう世界もあるって釘を刺しているけどちょっと違うところもあるよね。


    玉)このラジオを聴いているみなさんはなれていると思いますけどね。


    右京)でも今日のを聞いていたらラグビーはちょっと違う気がする(笑)


    伊藤)そうですか(笑)


    玉)でもそんな現役で31年間やっている方でも怖さがあり、試合前に吐き気を催すほどのプレッシャーがあったとおっしゃったのに、それを上回る何かがあるからこそ続けてこれたわけですからそれを聞きたいですね。


    右京)身体だけ見たら鍛え上げているのはわかるけど、その中にまた芯に骨太なそれだけの年月を続けてこれたメンタルな部分があるだろうからね。僕もレースやっているときに同じように仲間が辞めていって、今日帰ってこれないかもと思いながらヘルメットをかぶってきたけど、メンタルで「自分に負けたらだめだ」と思わないと肉体以上にできないスポーツはあるからね。自分を奮い立たせるものが何なのかは僕には全くわからないですけどね(笑)


    伊藤)ようは「自分の殻を破る」ということですよね。怖さとかに対して、自分の為にというよりもチームの為にみんなの為に身体を張るんだという気持ちですね。


    右京)チームスポーツだからね。


    伊藤)自分の為にだとやっぱり小さいんですよ。やっぱりチームの為にのほうがデカいですね。


    玉)これまでゲストに来ていただいた方との大きな違いは個人ではなく、チームスポーツで長年やってこられたというのがあるかもしれないですね。


    伊藤)自分が50メートル走ってトライしてもチームが負けたら面白くないんですよ。15人で80分間身体を張って最後に勝利を分かち合うのが最高なんですよ。


    玉)個人個人の選手としてのポテンシャルはもちろんですが、伊藤さんはキャプテンの経験もおありですし、日本代表の経験もおありなのでまとめなくてはいけない立場、そして自分個人のポテンシャルを保たなくてはいけないという両方の経験されているのでその辺のお話も聞きたいですね。


    右京)その前に年齢的な壁もあるけど日本代表としてラグビーを支えてきて、普通だったら引退すると思うんですけど「まだラグビーをやりたい」ということで釜石に移られた決断なんかも聞きたいですね。


    伊藤)40歳まで神戸製鋼にお世話になって僕も引退するもんだと思っていました。だけど日本代表の後輩だった選手が釜石でプレーしていて「タケさん釜石は今甚大な被害を受けた街だけどラグビーで町を盛り上げよう、明るいニュースを届けようと頑張っています。釜石シーウェイブスはまだチャレンジリーグにいるけど、トップリーグを目指しているからタケさんの力をぜひ貸してください!」と言われてですね、それでラグビーに夢とロマンと目標をもらってきて高校時代からやってきていますけど、40歳になってまたラグビーに夢とロマンと目標を感じたんですよ。


    右京)新しいチャレンジとしてね。


    伊藤)今は下部リーグにいるけど上位リーグに行くように手助けしたい、協力したいという気持ちになりましたね。


    右京)高校で始めたときに自分の夢からチームの夢の為にと変わっていったけど、今度はもっと大きな目標の為にやっていたんですね。


    伊藤)でもトップリーグに上がれなかったんですけどね(笑)


    玉)チームに居る間はですね(笑)


    右京)それは一人でやるスポーツではないし大きな要素があるからね。


    伊藤)後輩に託したいと思いました。


    玉)託せると思えたからこそ現役を引退しようという決断にいたったんですね。


    伊藤)そうですね。若い世代が伸びてきていますからね。


    右京)これからもっと新しいチャレンジがあるわけですね。それにしても、まず今日会ったら男臭くてベタな人に久しぶりに会ったなと思いましたね(笑)


    伊藤)どんな感じですか(笑)坊主と選曲のイメージからじゃないですか(笑)


    右京)全部です(笑)


    玉)トータルで今週来週で"伊藤ファン"が増えること間違えなしです(笑)
    この後伊藤さんが選んでいただいた曲をかけます。


    伊藤)僕もヒップホップとか好きですよ!でも今、岩手の沿岸部に住んでいて漁師さんとかにもよく合うんですよ。
    その中で選んだ曲で僕のカラオケの18番です。


    右京)正直言うと僕もたまにカラオケで歌います(笑)


    伊藤)最高ですよね!


    右京)なんだかんだ日本人は演歌好きなんだよね。


    玉)それでは鳥羽一郎さんの「兄弟船」をお送りします。お二方今日は本当にありがとうございました。


    右京&伊藤)ありがとうございました。




     
    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
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    今週の一曲 

    M  兄弟船    /  鳥羽一郎  

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