番組紹介
土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。
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2017年11月19日
11/18 Radio Koguuu! レポート!
レーシングドライバー、登山家、自転車大好き! 片山右京さんの登場です。
右京)おはようございます。
玉)おはようございます。今週来週はスタジオにゲストをお呼びしています。
右京)今月の1週目に玉ちゃんが紹介してくれた方ですね。なんと!40歳でJリーグに挑戦している!
玉)なんと40歳で...ダメなんですか?(笑)
右京)あえて最初から言わせてもらいますけど、理解不能です(笑)ウィキペディアで調べましたが情報が少なすぎます。
今日は本人に語ってもらわないとわからないです。
玉)どういう方をお招きしたかというと、現在関東一部リーグ・エリースFCに所属しているサッカー選手で、40歳になる来年をJリーガーとして迎えるためにチャレンジを続けている安彦考真さんです。よろしくお願いいたします。
安彦)よろしくお願いします。
右京)今までこんなチャレンジャー見たことがないです!
玉)現在そこに向けてチャレンジ中ということですね。
安彦)そうですね。、真っ只中です。
玉)来年の契約ができれば40歳でJリーガーデビューですね。
安彦)来年の契約を目指してます。今39歳なんですけど、来年の2月で40歳になるので「40歳Jリーガーデビュー」となります。
玉)そこを右京さんは聞きたいということですね。
右京)冷静に考えたら「おいおい、何言ってんだ、酔っぱらっているのか?」とかいろいろ表現はあるよ(笑)
玉)大事なところは、ここまでJリーガーとしての活動はなかったですが、いきなりポッと出てきて「俺サッカー好きだからJリーガーになる」と言ってチャレンジしている方ではないですよ(笑)そこをちゃんと言っとかないと「安彦さんは何を考えている人なんだ」ということになりますからね。
安彦)急にどうしたってなりますね(笑)
玉)1978年生まれで、高校を卒業した後にプロを目指してブラジルにサッカー留学していたんですね。ブラジルでプロ契約はされていたんですか?
安彦)プロ契約はしていました。ただ契約後の最初の練習試合で前十字靭帯を断裂してしまいました。そこから1年間は間が空いてしまったのですが、日本に帰ってきて色々なチームを受けさせてもらったりしているので、「ザ・サッカー」を真ん中でしてきた人間ではありますね。
右京)本場ブラジルでプロ契約をしているわけだから実力があることは事実。怪我をしてしまって、残念だけど日本に帰ってきてジーコさんのお兄さんのエドゥさんの通訳をされていたんですよね。
安彦)通訳と選手とコーチを兼任していて、そのチームからプロを輩出する気持ちでやっていたんですが、ちょうどジーコ監督が日本代表の監督になるときにお兄さんであるエドゥも一緒に代表スタッフに行ってしまったんですね。そうなったら、そこのチームも締めざる負えない状態になってしまったので、僕も一緒に現役引退しようかなと思いましたね。
右京)普通だったらそれを受け入れながら、現実的になってくるじゃないですか。でも安彦さんは40歳でJリーガーを目指すという現実的なことじゃないチャレンジをしてますよね(笑)何がそうさせたり、何を目指しているのか、何が安彦さんの核なんですか?
安彦)僕は選手をやめてからずっと自分に嘘をついてきたなと思っていたんですよ。いま子供たちにサッカーを教えたり、座学的な授業もやっているんですよ。子供たちに教えているときに、子供たちはやたら素直に行動して、彼らは嘘なく一生懸命なんですね。その時「お前はどうだ?自分自信に嘘はついてないのか?」と思ったときにやっぱりどこか後悔に蓋をしてしまっていたんですね。
実際にブラジルから戻ってきたときに、清水エスパルスとサガン鳥栖のテストを受けさせてもらって非常にビビってしまったんです。その時21歳くらいだったんですけど浮足立ってしまって足がガタガタでろくにプレーできなかったんですよ。その自分をずっとひた隠しにしてきました。「プロ受けたけどダメで、でもまだ目指している」なんて言いながらも、もうビビった自分がいるからどっかでダメだと思っていたんですよ。それで蓋をしていたので「どこかで人生の後悔を取り返しに行かなくてはいけない」と思って。
玉)まだ決着ついていなかったんですね。
安彦)そうなんですよ!「お前勝負してないじゃないか、この先そんな自分が誰に何を伝えられるんだ!」と思ったんですよね。
玉)毎年毎年チャレンジしていたわけではなく、自分の納得する形でサッカーに携わりながら、サッカー以外の場所も見つけてしっかり活動していたんだけど、まだ決着ついていない物に気が付いたんですね。
右京)それだ!安彦さんのウィキペディアを見ていたら見るべきものが何もなかったの。
玉)ウィキペディアはね(笑)
安彦)おっしゃる通り(笑)
右京)勲章も誉もないけど、今日もらった資料を見たときに何か凄い通じるものを感じて、同じ人種だと思ったの。
別に同じ相模原出身だからじゃないよ(笑)
玉)そこが一番大きいです(笑)
右京)相模原のDNA的な?じゃないけど感じるものがあったの。それは多分自分の弱さや失敗したことを隠していたこと。
だからその失敗を子供たちや次の世代にさせないために、失敗を恐れない姿を見せること。
安彦)右京さんにそう言ってもらえると嬉しいですね。
右京)何をやっていても、場所が違っても本当はそれなんだよね。
安彦)自分に嘘をついてきていたのが本当に嫌になってきて、ある程度お金稼いできて選手のマネージメントもやったり、高校のチームを全国大会に導いたりもしたんですけど、やっぱりどっかで自分に嘘をついてきたのはわかっているし隠し切れなくて、これじゃあ次の世代に伝えることはできないなと思いました。
大きな目標として日本のサッカー界を変えたいことと子供たちの未来を変えたいというのがざっくりとあって、その中で伝えていく身として自分に嘘をついてる人は本当の事は言えない。ということは「生き様」を教科書にしないといけない。元々地頭がいいわけではないのでうんちくを語って指導するより、僕の生きている姿を見て教科書代わりにすることができることだなと思いました。その中で何ができるかとなったら「Jリーガー」だなと。小学校の時のアルバムには「サッカー選手になる」だったのでもう一回やろうと決めて、どれだけ馬鹿にされてもいいから自分への嘘と後悔を取り返しにいこうというのが決断のきっかけでした。
玉)改めて伺いたいのですが、入団テストの結果が出るのはいつくらいなんですか?
安彦)Jリーグはトライアウトみたいなことはないんですよ。元々Jリーガーの人が受けるテストはあるのですが僕には資格がないので、自分で各クラブの門をたたいて営業活動をします。僕はその時にお願いするスタンスではいかないです。「雇ったほうが得になるよ」というプレゼンをします。
玉)話術でいくわけですね(笑)
安彦)お願いしてしまうと対等じゃない気がするんですよ。雇った意味を明確に見せるためにプレゼンをします。20歳くらいの年齢の子たちは能力だけのピッチ内でのプレゼンじゃないですか?僕はピッチ外も含めてプロ選手であるべきだと思うので、技術力を上回る人間力がプロの定義であると僕は決めました。技術はある程度まで必要ですけどそれ以上に人間力は必要ですね。
玉)いつ決まるんですか。
安彦)そうですね(笑)ああだこうだ言いましたけど言ってなかったですね(笑)11月20日に一つのクラブのトライアウトを行います。
玉)明後日じゃないですか!
右京)残念だけど来週もこの放送があるんだけどね。
玉)しー(笑)
安彦)でもその次の週にももう一つトライアウトを予定しています。
玉)年末までに大きな動きがあるということですね。
安彦)結果が出たらもう一度この番組に出て発表したいです。
玉)楽しみにしていますよ!来週は高校生の安彦少年がブラジルを目指した時のチャレンジの話を聞きたいですね。
右京)子供たちへのメッセージも聞きたいですね。
玉)「Radio Koguuu!」今週は片山右京さんと安彦考真さんにお話を伺いました。来週もよろしくお願いします。
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、チャレンジしたいこと、チャレンジしていること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、 tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!
今週の一曲
M Don't wanna cry / 安室奈美恵