番組紹介
土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。
バックナンバー
2017年1月21日
ハピリー野鳥の会発足!?
2017年1月14日
1/14 Radio Koguuu! レポート!
レーシングドライバー、登山家、自転車大好き!
今週は、若い選手たちに向けたトレーニング方法や「熱」について話してくれる片山右京さんの登場です。
右京)おはようございます。
玉)おはようございます。もうさすがに2週目になったのでお正月気分は抜けた頃じゃないですか?
右京)もうチームは沖縄合宿が始まって、日本人の大学生とかが中心になって毎日200キロ走ってます。
この時期に子供たちは、腱とか人体の筋肉をしっかり鍛える。マラソンのマフェトン理論っていうんだけど、例えるならば料理を一杯盛りたいとき「大きなお皿」を用意しないとこぼれちゃうでしょ。だから「大きなお皿」を作るために、じっくりゆっくり長く下地を作っていくの。それからドカンと一気に鍛えれば筋肉はしっかりつきます。
だからこの時期は子供たちや若い人たちは200キロとか250キロ走って、長いときは300とか350とか頑張って走って耐える精神力とか筋肉をじっくり作っていくの。
2月も同じようにレースのピークが後の3月組は、アジアツアーに出る人たちは2月くらいに10分走とかをして負荷を徐々に上げて自分の限界を少しだけ上げるの。その後は全部回復に充てる感じでね。
もう2月に入るとヨーロッパ組のレースが7レース、それとアジアが1レースとか始まるのでそこにみんな分散していく。
玉)なるほど!みんな自分のピークをそれぞれどこに持っていくかっていう時期があるから、それにあわせて合宿の内容も組んでいかなければならないですもんね。
右京)そう。だからマネージャーとか第1監督とか第2監督とか第3監督とかが散らばって、トラックやらバスやら監督カーを運ぶとか細々な部分が大変。
でも5年前に始めて「ホイールが足りないんですけど貸してくれませんか?」っていう頃と同じことを世界でやるだけだからね。サッカーの鹿島アントラーズがビッグクラブ相手に善戦しているのと同じように驚かせたいから、僕らもわかりやすいチャレンジからしていきたいね。
玉)なるほど。それでは細かい日程を紹介しますね。UCIワールドツアーは1/17~22日、オーストラリアのサントス・ツアー・ダウンアンダーから開幕します。UCIワールドツアーは10月に中国・広西チワン族自治区で「ツアー・オブ・コワンシー」が初開催されます。中国初開催ということで話題になっています。さらに2月~ヨーロッパツアーに参加。少し時間差がありますね。
右京)ツールド・フランスに出るためにはまず、UCIのワールドツアーみたいなレースに出れるチーム、いわばF1チームを作らなければいけないんですね。ここは僕らのカテゴリーからすれば一つも二つも上なんだけど、絶対にそこに行く。それも数年のうちにね。
数年ていっても1年から9年あるけどね(笑)でもそんなエクスキューズはしないでちゃんと行きますよ!
そう意味では応援する側にも情熱を信じてもらったり、なおかつうちの選手も鹿島の選手みたいに負けることを一切想定せずに勝つためにやんないといけませんね。リーダーの僕も同じ気持ちでいなきゃいけないから床で寝ていても全然ハッピーです!
玉)やっぱりまだ床で寝ているんですね(笑)
右京)床が冷えるんでエベレストで使っていた寝袋が大活躍しています。
今週のお便りのコーナー
さいたま市の男性 RN「ロビン」さん(46歳)からのお便り
右京さん、おはようございます。
鈴鹿でエンジンが不調で「ヴェンチュリ」を走らせられなくて残念でしたね。
(11月の「鈴鹿サウンド・オブ・エンジン」での話です。)
その話も載っている「レーシング・オン」読みました。
非常に懐かしく読んだのですが、右京さんってF-1に6年しか在籍していなかったん
ですね。若かりし頃の右京さんの写真と今の写真を見比べながら、「変わってない」
と思ってしまったのですが、改めて「片山右京」ってスゴイ人なんだなぁと
思わされました。
右京さんのお答え
右京)嫌いじゃないなぁこの「変わってないですね」って言葉。
そういう風に言っていただけるのはありがたいですけど、読み返して見ると当時の事に勇気とかあたえられるし自分に今足りない物とかあって反省もありますが、過去のことなので今は前を見て全開です。変わってないって言ってもらえるのは本当にありがたいことなんですけどね。
玉)かっこいいですね。まだ本はちらりとしか見ていないんですけど、F1とか車に乗っていた右京さんと一緒に夢を追いかけていた人たちが、今自転車業界を引っ張ている右京さんをすごいっておっしゃっているところがまたかっこいいですね。
右京)自転車でも何でもいいんですけど、同じように一生懸命頑張ることは大事なことだし失敗しても役に立つ。そういう熱を見せて背中を見ている若い世代に伝えることが大切なことです。なのでもっともっと伝えていきたいですね。
玉)これはもう経費で「レーシング・オン」チーム全員分買って、右京監督はこういう人なんだぞって教えるべきですね(笑)
右京)それはないな(笑)自分で思い返すと恥ずかしいだけなんだよね。
玉)うちの息子はF1乗っってた頃の右京さんを知らないので、ただ「かかと一緒に仕事している右京さんでしょ?」ってなっていたので、本をみせたら「すごい!右京さんこれに乗ってたの!?」って大至急に絵をかいてましたね。
右京)ありがたいですね。こういう小さなことの前に大きなこともあったからね。
玉)そういう右京さんの半生を語る「レーシング・オン」絶賛発売中です。
右京)もう売り切れて全部ないんだって。うちの押し入れにある5000冊は何を物語っているか(笑)
玉)右京さん嘘つかないでくださいよ(笑)すいませんもう売り切れてないそうです。
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、 tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguuu】までどうぞ!
今週の一曲
ヨコハマゴムのCMソングです。
M ブルージング・ピエロ / 稲垣潤一