番組紹介
土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。
最新情報
2014年10月18日
10/18 RadioKoguuレポート!!
久しぶりのヒルクライムに挑戦された右京さんの登場です。
右京)はぁ・・・・あんまり話したくない・・・・
本当に何か月ぶり?極端にいったらこの2年間ずっとレースもイベントも出てなかったから、もう目がちかちかして、心臓が出てきそうな・・・!
練習しないで何とかなると思ってたら、なりませんね。
玉)なりませんでしたか!だめでしたか!
右京)本当にやばいなぁってくらい、脈拍上がって息切れて足売り切れて・・・。
選手のマネージメントを言い訳に自分が切磋琢磨するのをなんか避けてた。
ハンマーでピコってやられたような。
玉)叩き方が優しいな。
右京)確かに(笑)そういう感じで目が覚めました。
玉)今日、実はヒルクライムっていうものの話を、改めて伺おうかと思ってたんですよ!
お便りコーナー
千葉県山武市の「かとべぇさん」(49歳)
先日国営放送で、北海道・小樽にある励ましの坂で足を着かずに登りきるという企画をやっているのを見ました。右京さんたちにはお茶の子さいさいへのかっぱなんですよね?
その企画はレーサー系の人たちの挑戦ではなく、ツアラー系(旅人の方)の挑戦でした。私事で恐縮なのですが、昔、左右のトゥークリップをがっちり占めてヒルクライムに挑戦したところ、足がつってしまいそのまま倒れたことがありました。今は自転車とは無縁なんですが、ハピリーを聞いていて復活しようかなと検討しているところなんです。
右京のお答え
今は足を固定する専用の靴とかあるけど、昔はツーリングのときは競輪みたいに靴を入れて皮のひもで締めて固定してたの。それをトゥークリップって言うの。でもそれを占めたら、上り坂で足がつって抜けなくて倒れたって言うことですね。
玉)ヒルクライムではしないほうがいいんですか?
右京)トゥークリップ入れた方が引き足もいいんだろうけど、ヒルクライムだったらもう少しゆるめにしておいた方が・・・
玉)今までいろんなお話を伺ってきてますが、もしかしたら最近聞き始めた方もいらっしゃるかと思うので、ヒルクライムってどんなものなのか改めて伺おうと思います。
右京)自転車のレースにはいろんな種類がありまして、ヒルクライムは実業団の中には3戦あるんだけど、一般の市民イベントですごく流行ってます。何故かというと、安全だから。トゥークリップ外れて転ぶ人がいるけど、下り坂が無いからスピードが出ない。
だけど坂道を登るのは苦しいでしょ?山のふもとからスタートして、頂上でゴールするだけなんだけど、もう本当に苦しくてつらくて、でもどんな競技よりも苦しいからこそ達成感がある。足を着かないでいくとか、前の年よりも一秒でも早く走ろうとか。それが向上心というのかな、たまたま今年は天気が良くてスピードが出て早かったじゃなくて、年齢による自分の限界と挑戦するみたいな。ヒルクライムって富士スバルラインみたいに、5,700人とか出るヒルクライムもあれば、小さな大会まで、日本中でやってるの。そういう意味では皆さんに挑戦してもらうには一番ベストかと思います。
玉)単純に考えると、初心者に山登りなんてとんでもないって思うから、入り口として不向きなのかと思ってました!でも実際は、ヒルクライムがそれだけ増えているって事は、入り口として適している競技のひとつってことですよね?
右京)でも俺たちは、ヒルクライムがまだまだメジャーじゃない時に、子供達を連れてって、日本一の国道最高高度がある志賀高原の坂を使って、自転車初めて乗れたような子たちにヒルクライムやらせたの。途中の美術館までだったんだけど、どこまで足付かないで行けるか、自分の限界に挑戦してみろ!ってやってもらって。みんなホームセンターで売ってるような軽いロードレーサーみたいなのを一生懸命漕いで、何回も足ついたけど、全員ゴールまで着くと、大人でさえ感じるようなことを子供もやっぱり感じて・・・。
大変だけど止まっても休んでもいいから、またスタートして漕ぎ続けて歯を食いしばって頑張ると、自分には頑張れる力があるんだって、そういうのを再確認できるから。
やっぱり人生は坂道ですね!
玉)そうですね。上り坂!
右京)ずっとね!俺 下り坂だけど最近(笑)
玉)またまた。・・・
よく、中学生・高校生の男の子が近所の坂道でやってましたよ。
足付かないで登っていく男のことかいましたよ!
右京)それが原点だよね!漫画の世界でもあるくらいだから、その伝説の町の一番とか二番の激坂を「●●ちゃんは足付かないで登っただぁ・・・」って。
俺も挑戦するタイプだったから。
玉)あれ、誰からも頼まれず褒められずじゃないですか。自分との闘いでしょ?
右京)その坂を前にした時に、やっぱり刺さってくるっていうか、坂がしゃべりかけてくるでしょ!
玉)「お前俺に登れんのか?俺に」って!
右京)「そんなもんか?」って来るでしょ!そうした瞬間に、人間は老若男女関係なく、「やってやろうじゃねぇか・・・」ってなるでしょ!ちゃんとした大人は、ならない人もいると思うけど(笑)でも子供心に火がついて、よしって一回やってみて、チェッて帰ってきて、でもふとんの中でクッソーって思ったら、次の日またチャレンジしたりするじゃない。ある日、頂上が見えて突破した日には、絶対その日の事は忘れないもん。
サッカーをやってる子だって、楽器を練習してる女の子だって一緒だけど、チャレンジして少しずつ課題を乗り越えていくって言うのは、みんな上り坂に挑戦してるのと一緒だもん。
玉)結果も見えやすいですしね、自分にとっても!
でも皆さん、今日最初に右京さんが言った事忘れちゃだめですよ。練習もしないで久しぶりに登ったら、足が売切れたって。
右京)今日そういう番組だったのか。最初にヒルクライムうどうでしたって引っ張り出しが。やらしい、たまちゃん(笑)
玉)右京さんすらそうなるんですもんね!みなさん生半可な気持ちで挑戦しちゃだめですよ
右京)でももう一回登ってやる、俺は!
玉)そこだな、大事なのはやっぱりその気持ちなんだな。
かとべぇさん是非、復活してほしいですよね!
今度はトゥークリップ辞めようね(笑)しっかり練習して、またヒルクライムまたチャレンジしたら教えて下さい。
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、 tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!
今週の一曲
僕ももう一回チャレンジするために、しゃがんでしっかり紐を結んで再スタートしたいと思います。
M 靴 紐 / 高橋優