文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2014年10月 4日

    10/4 Radio Koguuu レポート!!

    最近寝不足で一日の区切りが無くて、締まりがない片山右京さんの登場です。

    右京)ごはんもちゃんとした時間に食べてなくて、不規則でね。
     
    玉)人間、リセットタイムは必要ですね、次の為に。毎年この時期は忙しいんですか?

    右京)年々忙しくなってきたみたい。僕なんかただの車の運転手でしょ?
     
    玉)車の運転手ってずいぶん広く言いましたね!F1レーサーですよね。
     
    右京)会社を経営したり予算を立てたり、人をちゃんと指揮したりっていう経験がないから、まるでビデオ録画を任されたお猿さんのような・・・
    もしくは、いきなりNASAのロケット打ち上げに現場責任者で行かされた小学生のような・・・結構ドキドキなんです

    玉)怖!(笑)

    右京)もし変な事があったら早めに言ってくださいね、謝りますから。
     
    玉)でも自転車レースは、今がシーズンですよね。先週は南魚沼、今日と明日はいわきクリテリウムあるし!

    右京)そう、毎週なんですよ。シーズン最後の沖縄まで毎週毎週です。
     
    玉)チームUKYOは、今の所どうなんですか?
     
    右京)ふぅぅぅ・・・って感じ。思ったようになってるところもあるし、そうじゃないところもあるし、トータルひっくるめていうと、想定内です。
    今は一応チームの個人の部分ではすごい僅差だけどトップだし。チームの方も射程圏内入ってるし、結果がどうなるかわからないけど、皆が頑張ってます。
     
    玉)自転車の世界って、たとえば同じ時期にいろんなことが重なったりするんですか?
    レースを転戦してるシーズンの間に、別の場所のレースにもいかなきゃいけないとか。
     
    右京)もちろん。シーズン前半は、海外のレースと日本のレースが重なるから、両方に分かれる場合もあれば、日本のレースに出れない場合もある。今は特に市民イベントも増えて、プロの選手たちにゲストで来てくれとかもあるから・・・。
    チャンピオンシップの方が大事だし、すいませんレースがあって行けないですっていうと、お台所事情がきつい時に「すみません、ギャラの方これだけなんですけど・・・」って
    凄いの提示されたりすると、「あ、ちょうど空いてましたね~!」みたいなときもあるでしょう?(笑)
     
    玉)うそうそ、ないない。そんなことはない(笑)
     
    右京)大人の事情もあるけど、まぁしょうがない、俺がラジオ言って稼いでこよう。
     
    玉)・・・ウチかなぁ・・・ウチの事かなぁ・・・!
     
    右京)文化放送ギャラがいいから(笑)
     
    玉)チームとしての活動もレースもですが、チームの皆さんそれぞれ個人としての活動の場もあるんですね?
     
    右京)それはない。彼らはプロで自分の人生の90%以上をこれに捧げちゃってるから。
    俺が現役の時もそうだったけど、親の死に目でもレースと重なったら、チャンピオンシップに来るんじゃないかな。もちろん、たかが自転車のレースなんだからやめとけって言うけど・・・。でも多分意識的にはそのくらい賭けてるから、こっちが頭が下がりますね。
     
    玉)そういう意味では、その頑張ってる姿を見せる事が出来る場が増えてほしいですよね。
    イベントでもそうですし、自転車に乗ってる姿を見てもらう場面だったりとか。
     
    右京)追い風が吹いてるのか、イベントが増えてるのは確かなんだけど、理由が変わってます。今、増えてる理由が、エネルギー効率みたいな話。人を一人運ぶのに自転車が一番単純に燃料を使わず、人間の食べ物のエネルギーはあるけど、非生産的な事じゃなくて、環境にダメージも与えない。そういう部分では健康にも良くて、化石燃料遣わなくてとか・・・。
    そういう科学的なところで、自転車が良いって世界的に評価されてるのか、都市構造計画みたいなので、町のグラウンドデザインなどで、自転車が中心になりつつある。
     
    玉)へぇ!下世話な言い方ですけど、コストパフォーマンスに非常に優れた者であるっていう事が、一般的に知られるようになってきてるってことですよね。
     
    右京)でもそうも言いつつ、オジサンたちが遠くまで毎日自転車で通えるかっていうとそうじゃないから、「最近オートバイに乗り出しました」って言った途端にFacebookで1万人以上が「いいね!」って言ってくれたり、そう考えると玉ちゃんみたいに。バイク乗っかってブンブン言ってる人たちもいっぱいいるんだって思って。
     
    玉)もちろんですよ!私はまだ復活できてないですけどね!
     
    右京)今は子育てでね。でもメンタルはブンブンいってトップを走ってるだろうから。
     
    玉)いつ復帰するとか確固たるものがあるわけじゃないのに、「いつでも復帰しようと思えばできるし」みたいな不思議な自信や安心感みたいなものがありますね
     
    右京)俺も高校生のときに乗ってたから、「いつでも乗れるから!」と思ったけど、マジこわい。
     
    玉)うそー!気を付けよう!
     
    右京)「結構スピード出てるぞ、よし、気を付けよう!」って思ってスピードメーターみたら57kmだった(笑)これ高速道路の法定最低速度下回ってるぞ、よし根性出して60km以上出さなきゃなって。
     
    玉)えええ!そんなもんかぁ(笑)・・・でもそれくらいの方が良いですね、無茶しない方が良いですよ。
     
    右京)まぁ、その方が安全だよね。たくさんの人が心配してたけど、当分大丈夫です
    そういう意味で言うと、歳を取るって良い事ですね!
     
    玉)そういう意味で!?良くも悪くも守りに入りますね。
     
    右京)そう、理性的に動ける。
     
    玉)良い事だと思います(笑)

    今週のお便り

    荒川区の「しょうさん」(男性)
     
    右京さんおはようございます。祝3周年、いつも楽しみに聞いています。
    「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」一人の登山家の方の救出の為に、世界中の登山家たちが集まったという実話のドキュメント映画なのですが、この中で語られた登山家の皆さんの言葉が人生訓のようで感動しました。コグーの中で話す右京さんの話も、シンプルなんだけど胸に響いてくる。やっぱり同じ登山家だからなのかなぁ。右京さん、チャンスがあれば見て下さい。

    右京さんのお答え
     
    この映画、僕まだコレ見てないけど是非見たいんです。
    アンナプルナっていうのは、8000m峰ってヒマラヤに14山あるけど、難しさっていうのでは、冬のマカルーとかアンナプルナ南壁とかは、成功率から言ったら低い。
     
    玉)数字のデータを見ると・・・
    登頂者の死亡率を見ると、エベレストで4%強なんですが、このアンナプルナが40%。
    10倍ですから、かなりの難易度だってことはわかりますよね。
     
    右京)エベレストは、プロのガイドたちがルート工作をしてくれるから、登頂の成功率は上がるっていうのはあるけど、難しいことに間違いはない。
    でも、なんでそんなに危険な事をあえてやるんだろう、事故が起きた時になぜ助けに行くんだろうっていうのはまた別の話です。僕は登山家ではないけど、生きていくための中で最近つくづく思うけど、山も普通の街もリスクを背負ってチャレンジしなきゃいけないっていうのは一緒だから。
     
    玉)つい最近、日本では御嶽山が噴火したっていう予想外の事が起こって、大事故・天災になって、登山を趣味にしてはじめられた方も多かったですし、季節的にもたくさんの方が足を向ける時期だったから・・・。

    右京)あれは本当に天災で事故で、亡くなった方たちのご冥福を祈るしかないけど、何をやっててもリスクがあったり、最後に人間は必ず土に変えるから、その中で最後の瞬間まで頑張らなきゃいけないっていうのは、山に限った事じゃないから。それを忘れちゃうと、すべてを否定しちゃうと危険な事を否定してはいけないっていうのはね。
     
    玉)そんないろんな場面を見てきた、たくさんの登山家の方々の言葉が、ラジオネーム「しょう」さんの心に凄く残ったみたいなので。「アンナプルナ南壁 7,400mの男たち」有楽町のヒューマントラストシネマで現在公開中だそうです。

    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!


    今週の一曲
    最近、音楽に疎い片山を返上します。今日は山の話をした後にこんなタイトルの曲だから「またモジっただろ!」って思われるだろうけど、ただの、ただの恋愛の曲です。

    M 生きていく / KANA-BOON

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