番組紹介
土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。
バックナンバー
2014年10月25日
10/25 Radio Koguuレポート!
レーシングドライバーであり、登山家であり、自転車に夢中!そんな片山右京さんの登場です
右京)もうレーシングドライバーじゃないし、登山家でもないし・・・全部中途半端だけど、一生懸命の片山右京です。
玉)またすぐ自虐ネタを言う~。
右京)まぁ、でも言い換えると、生涯一現役。なんでも一生懸命、全力でやるだけで。
玉)右京さんのすごいところは、どれもリタイアしていない。全部そう。
最近、見ましたよ、就任式。埼玉自転車まちづくりアドバイザー。
右京)歳とともに、社会の役に立たなきゃいけないんで、チームをやってる以上はお手本としてというのも含めて、そういうところに関わらせてもらってるだけ。微力な協力しかできないです。
玉)いやいや。これまでもいろんな形でそういった活動をされてると思うんですけど、埼玉自転車まちづくりアドバイザーっていうのは、自転車の安全の話とかを主にされるんですか?
右京)ハッキリ言うと、これからなの。急に自転車がブームになり、流行ってきた。ゴルフの人口を越えたとか発表が合って、自転車で通勤する人や、ロードレースに出る人、両極端だけど増えてきて。埼玉は自転車の保有台数が日本一らしくて、これから自転車がフォーミュラEみたいに、どっちの方向に向かうのか。トランスポーテーションなのか、スポーツなのか、文化の方に向かうのか。多角的にそういうのがあるから、アドバイザーとして自転車のおもしろさなんかを、皆で考えようって。
あそこでは、ツール・ド・フランス埼玉クリテットっていうのが、今日開催されるんだけど、去年は天気が悪くても20万人って人が来ました。
ツール・ド・フランスは去年100周年、今年で101年目。それくらいヨーロッパでは歴史があるから、僕達もツール・ド・フランスに出れるプロチームを作ろうとしてる人間として、自転車の未来を日本において考えなきゃねって言う部分で・・・。
前置きは長くなりましたが、これからです。
玉)いろんなところで試み・運動・活動は始まってるんですよね、ここ数年。
まだ手探り状態でやりながらっていうところは多いんだろうとは思いますけど。
右京)だから日本中でイベントがたくさん開催されて、チームUKYO来てくださいって言われて。東北のツールド三陸や復興支援だったり、僕が20年前から行ってる重度の障害者の子たちのサイクリングだったり、しまなみ海道のああいうのとか。九州の日田ではまたヒルクライムが始まるとか、チャレンジスクールの広島とか、奈良では、白川ではってすごい数でどんどん始まるの。でもやっぱり自転車っていうのは、単純にイベントだけじゃなくて、お母さんたちが朝子供を学校とか幼稚園に連れて行こうっていう、本来の自転車の使い方もあったりするでしょ。だから交通ルールとか気をつけなきゃいけないし。やらなきゃいけないのは、ツール・ド・フランスだけじゃなくていっぱいあるなっていうのも正直なところだし。最近思うのは、これだけラジオで言っても、お母さんたちが右側通行で車道を走ってたり・・・。だからもう、しょうがないね。最近、「右側ですよ」って優しく注意しようって思ってたのも、しなくて。こっちも後ろを確認してよけてあげるだけにして、自然の流れを待つことにしました。時間がかかるけど。
玉)日本は、特殊で、自転車の存在が日本ならではの進化のしかた・広まり方をしてきてしまっていて、他の国と比べられないものになっちゃってるじゃないですか。
右京)そう。ルールの啓蒙も大事だけど、自転車の種類も多いし、イベントの種類も多いのと一緒で、いろんな年齢の差もあるし、ひとくくりに自転車とはやっぱり言えないから。大事なのは乗る人の思いやりしかないから、こっちが向こうから年配の人がきて、いちいち「右側走行禁止です」って言っても仕方ないから、こっちが守ってあげるくらいじゃないと始まらないなって。これ、本当は街づくりアドバイザーとかやってる僕が言っちゃいけないと思う。ルールは守って下さいって言わなきゃいけないかもしれない。でもその前に、頭じゃなくハートで考えたら、子供や年配の人を僕たちが思いやってあげなきゃダメなんだと思う。
玉)ひとつの形を、これにしなさい!これにハマりなさい!っていうのは非常に難しいものですよ、やっぱり。
右京)優しく言うのも大事だと思うし、時間をかけて社会が皆で守ってあげたりしないと。
玉)そうですね。昔流行った言葉じゃないけど、小さなことからコツコツとじゃないですけど、できるところからじわじわ広がってくれるのが、一番自然でいいのかもしれないですし。無理をすると、どこかで変なねじれが生じたりしかねないですから。
右京)これを聞いた方から、すぐクレームは来ると思うの。Facebookかなんかでね。だからそういう正当性を押し付けるとまでは言わないけど、ルールだから正しいのはわかってるけど、間違っていても自分のやり方があるし、たくさんの人がいるからひとつのやり方じゃなくてたくさんのやり方があると思う。自分のやり方としては、みんなで助け合ったり声を掛け合うのが一番大事だと思う。
玉)自分で気付かないと行動に変えられない事ってありますからね。
右京)その方が、目の前のペナルティ・・・自転車税・免許制度みたいな根本的な締め付けよりも、本来、人としてあるべき姿じゃないかなと感じてます。
玉)Koguu!が始まって2年半、じわじわですけど、いろんな所は変わってきてるのは事実間違いないことですから。気の長い話かもしれないですけど、これからも我々も番組の中で話せる事や提案できる事はしていこうと思いますし。この数分間が、皆さんに考えてもらうきっかけになるように。
右京)そんなことを考えつつ、オピニオンリーダーたちはちゃんとルールを守って、いいお手本になりましょう。
今週のお便り
トモッコさん(相模原市南区・45歳男性)
行ってきました山中湖!もちろん自転車で。去年に引き続き、マラソンシーズンに向けての二泊三日の合宿です。二日目に、富士五湖と白糸の滝経由でぐるりと富士山を自転車で一周したんですが、これが結構辛かった。朝イチにまず山中湖一周ランニングをしてから行った。合宿から帰ってきて三日間ほど疲れが取れず、だめだめな日々を過ごしました。でも復活して、今日も10km走ってきました。何かを成し遂げた後というのは、自分が確実に一歩前に前進したような気がしています。見た目の効果はあまり見られませんが、心は確実に強化されました!
右京さんのお答え
こういう方たちが頑張ってるのは、嬉しい反面、耳が痛いし胸が苦しい・・・
玉)どうしてかなぁ!?
右京)うううううう。そういう風に言い出した僕が、言いだしっぺの僕が、山中湖なんて一周13キロですからすぐですよ、って簡単に言えない状況にあるっていう・・・。
玉)ピューって行けますよね、右京さんもね?
右京)ぼ、僕だってまだ、い、いけると思いますよ・・・
玉)ちょっと弱気発言になってきてますけど!(笑)・・・でもね、恒例の事になって去年もそして今年も。マラソンのための合宿とは言われてますけど、いいことですよね!
右京)やっぱりそうやって、頑張る事で心は確実に強化されました。
玉)これはすごいですよ、見た目の事はまぁ置いときましょうよ!(笑)
右京)人間は、やっぱりそれでも落ちる日ってあるじゃないですか。でも、心は確実に強化されたっていう日もあるんだから、それを思い出すともう一回立ち上がれる日も来るんでしょ。でもこれがないとやっぱり見た目だけ、どんどんどんどん。
玉)人間ね、悪く聞こえたらごめんなさい、ご褒美は必要ですよね!自分の頑張りに対するご褒美がないと、努力は次につながらないじゃないですか!
右京)ひとつだけ言い訳させてもらうと、僕もちょっとだけ絞れてるような気がしません?
玉)しますよ!
右京)この放送のちょっと前に比べると、ジャパン・カップ以降、ちょっと漕いでるです。そうするとご褒美は与えても、自然と見た目変わってくるから。
玉)表情も絶対違いますよね、この方もね!去年より今年の方が生き生きしてたり、目力あるかもしれないし、何かしら違いますよ!
右京)再スタートしましょう!
玉)ぜひ、来年もまた報告が聞けるのを楽しみにしてますよ!マラソンはいつなんだろう?大会とかに出られるんですよね、頑張ってくださいね!
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、 tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!
今週の一曲
番組内容とまったく関連が無いんですが・・・「STAND BY ME ドラえもん」見たかったなぁ。しずかちゃんとのび太が結婚できたのか・・・まだ見てないから見て泣きたかったなぁと・・・。そのカップリングです。
M 海辺のスケッチ / 秦 基博
若さ、若さってなんだ?振り向かないこと~さ!!
今週は文化放送スペシャルウィーク!!
もちろんハピリーもスペシャルバージョンでお届け!!
先週から募集していたハピリー大討論会スペシャル!
朝からヒーローソングをBGMに皆さんの熱い意見をたくさんいただきました~
今日のハピリーくらしっくでは、
宮川先生が自ら、これは!と思った音と生セッション!
虫の鳴き声、電車の走行音、シャワーの水、お椀に水が滴り落ちる音、加湿器...
身近な音も宮川先生の手に変われば楽器の一つになっちゃいました。
ちなみに、宮川先生の好きなヒーローは、「サンダーバード」だそうです( ̄- ̄ )ゞ.
さて、今日のスタジオ内には突如、ハピリー情報センターなるものが出現。
人一倍気合が入りすぎたシキリーが戦隊コスチュームで担当しました。
皆さんが期待しているであろう集計結果ですが、
細かい結果はありません!だって討論会だもん!
とはいえ、一番メッセージが集まったのは
シリーズでの括りではありますが
仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンシリーズ、が同率1位という感じでしょうか。
個別で1番多かったのは「ウルトラセブン」でした。
エンディングにはチビ太郎君が久々に登場。
トッキュウジャーに変身してくれましたがうまくいかなかったようです...(笑)
たくさんのメッセージにハピリースタッフもてんてこまいでした(ほとんどヒーロー詳しくないという...)
すべての意見を紹介することはできませんでしたが、
少しでも懐かしいな~とか
変身グッズ持ってたな~とか
思い出すきかっけになってもらえたら幸いです!!
今回、リスナーの皆さんに討論してもらうということで
我慢していましたが、この場を借りて勝手に宣言しますと。。。
ワカゲノイタリーが一番好きなヒーローは、
仮面ライダーBLACKです!
拳を握るとゴリゴリっとする音がたまりません!!
~次回予告~
スペシャルウィークの翌週は
恒例の当選者発表からスタートする。
たまコレでは刺激を求め謎に迫る...!
放送、玉川美沙ハピリー!『辛いってなんなのさ?』
ぶっちぎるぜ!!
2014年10月18日
10/18 RadioKoguuレポート!!
久しぶりのヒルクライムに挑戦された右京さんの登場です。
右京)はぁ・・・・あんまり話したくない・・・・
本当に何か月ぶり?極端にいったらこの2年間ずっとレースもイベントも出てなかったから、もう目がちかちかして、心臓が出てきそうな・・・!
練習しないで何とかなると思ってたら、なりませんね。
玉)なりませんでしたか!だめでしたか!
右京)本当にやばいなぁってくらい、脈拍上がって息切れて足売り切れて・・・。
選手のマネージメントを言い訳に自分が切磋琢磨するのをなんか避けてた。
ハンマーでピコってやられたような。
玉)叩き方が優しいな。
右京)確かに(笑)そういう感じで目が覚めました。
玉)今日、実はヒルクライムっていうものの話を、改めて伺おうかと思ってたんですよ!
お便りコーナー
千葉県山武市の「かとべぇさん」(49歳)
先日国営放送で、北海道・小樽にある励ましの坂で足を着かずに登りきるという企画をやっているのを見ました。右京さんたちにはお茶の子さいさいへのかっぱなんですよね?
その企画はレーサー系の人たちの挑戦ではなく、ツアラー系(旅人の方)の挑戦でした。私事で恐縮なのですが、昔、左右のトゥークリップをがっちり占めてヒルクライムに挑戦したところ、足がつってしまいそのまま倒れたことがありました。今は自転車とは無縁なんですが、ハピリーを聞いていて復活しようかなと検討しているところなんです。
右京のお答え
今は足を固定する専用の靴とかあるけど、昔はツーリングのときは競輪みたいに靴を入れて皮のひもで締めて固定してたの。それをトゥークリップって言うの。でもそれを占めたら、上り坂で足がつって抜けなくて倒れたって言うことですね。
玉)ヒルクライムではしないほうがいいんですか?
右京)トゥークリップ入れた方が引き足もいいんだろうけど、ヒルクライムだったらもう少しゆるめにしておいた方が・・・
玉)今までいろんなお話を伺ってきてますが、もしかしたら最近聞き始めた方もいらっしゃるかと思うので、ヒルクライムってどんなものなのか改めて伺おうと思います。
右京)自転車のレースにはいろんな種類がありまして、ヒルクライムは実業団の中には3戦あるんだけど、一般の市民イベントですごく流行ってます。何故かというと、安全だから。トゥークリップ外れて転ぶ人がいるけど、下り坂が無いからスピードが出ない。
だけど坂道を登るのは苦しいでしょ?山のふもとからスタートして、頂上でゴールするだけなんだけど、もう本当に苦しくてつらくて、でもどんな競技よりも苦しいからこそ達成感がある。足を着かないでいくとか、前の年よりも一秒でも早く走ろうとか。それが向上心というのかな、たまたま今年は天気が良くてスピードが出て早かったじゃなくて、年齢による自分の限界と挑戦するみたいな。ヒルクライムって富士スバルラインみたいに、5,700人とか出るヒルクライムもあれば、小さな大会まで、日本中でやってるの。そういう意味では皆さんに挑戦してもらうには一番ベストかと思います。
玉)単純に考えると、初心者に山登りなんてとんでもないって思うから、入り口として不向きなのかと思ってました!でも実際は、ヒルクライムがそれだけ増えているって事は、入り口として適している競技のひとつってことですよね?
右京)でも俺たちは、ヒルクライムがまだまだメジャーじゃない時に、子供達を連れてって、日本一の国道最高高度がある志賀高原の坂を使って、自転車初めて乗れたような子たちにヒルクライムやらせたの。途中の美術館までだったんだけど、どこまで足付かないで行けるか、自分の限界に挑戦してみろ!ってやってもらって。みんなホームセンターで売ってるような軽いロードレーサーみたいなのを一生懸命漕いで、何回も足ついたけど、全員ゴールまで着くと、大人でさえ感じるようなことを子供もやっぱり感じて・・・。
大変だけど止まっても休んでもいいから、またスタートして漕ぎ続けて歯を食いしばって頑張ると、自分には頑張れる力があるんだって、そういうのを再確認できるから。
やっぱり人生は坂道ですね!
玉)そうですね。上り坂!
右京)ずっとね!俺 下り坂だけど最近(笑)
玉)またまた。・・・
よく、中学生・高校生の男の子が近所の坂道でやってましたよ。
足付かないで登っていく男のことかいましたよ!
右京)それが原点だよね!漫画の世界でもあるくらいだから、その伝説の町の一番とか二番の激坂を「●●ちゃんは足付かないで登っただぁ・・・」って。
俺も挑戦するタイプだったから。
玉)あれ、誰からも頼まれず褒められずじゃないですか。自分との闘いでしょ?
右京)その坂を前にした時に、やっぱり刺さってくるっていうか、坂がしゃべりかけてくるでしょ!
玉)「お前俺に登れんのか?俺に」って!
右京)「そんなもんか?」って来るでしょ!そうした瞬間に、人間は老若男女関係なく、「やってやろうじゃねぇか・・・」ってなるでしょ!ちゃんとした大人は、ならない人もいると思うけど(笑)でも子供心に火がついて、よしって一回やってみて、チェッて帰ってきて、でもふとんの中でクッソーって思ったら、次の日またチャレンジしたりするじゃない。ある日、頂上が見えて突破した日には、絶対その日の事は忘れないもん。
サッカーをやってる子だって、楽器を練習してる女の子だって一緒だけど、チャレンジして少しずつ課題を乗り越えていくって言うのは、みんな上り坂に挑戦してるのと一緒だもん。
玉)結果も見えやすいですしね、自分にとっても!
でも皆さん、今日最初に右京さんが言った事忘れちゃだめですよ。練習もしないで久しぶりに登ったら、足が売切れたって。
右京)今日そういう番組だったのか。最初にヒルクライムうどうでしたって引っ張り出しが。やらしい、たまちゃん(笑)
玉)右京さんすらそうなるんですもんね!みなさん生半可な気持ちで挑戦しちゃだめですよ
右京)でももう一回登ってやる、俺は!
玉)そこだな、大事なのはやっぱりその気持ちなんだな。
かとべぇさん是非、復活してほしいですよね!
今度はトゥークリップ辞めようね(笑)しっかり練習して、またヒルクライムまたチャレンジしたら教えて下さい。
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、 tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!
今週の一曲
僕ももう一回チャレンジするために、しゃがんでしっかり紐を結んで再スタートしたいと思います。
M 靴 紐 / 高橋優