文化放送

番組紹介

土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。

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    2014年9月13日

    9/13  片山右京・玉川美沙 Radio Koguuu! レポート

    敬老の日って、子供の頃はもう帰ろう(けーろう)って事かと思ってた右京さんの登場。

    玉)今年の夏は右京さん、スペイン・ヨーロッパ遠征がチームUKYOとしてはありましたよね。Facebookなんかでも報告ありましたから。

    右京)ツール・ド・フランスに出るって公言してやまない片山右京ですから。でも率直に言って、向こうで見たのは、ショッキングな事実で。やっぱり、レベルの差がすごい。
    僕たちが、本当に夢に向かっていくには何をしなきゃいけないかってことを箇条書きにしたら、タウンページみたいな厚さになっちゃった。一言でいうと、選手層が違うんだよ。ただそれを、たとえば東京オリンピックまでに何とかしようって言ったら、これは無理だろうって。たとえば国が予算を組んだりしても、オリンピック終わったら潮が引くみたいに予算がなくなって撤退するとか、実業団っていう会社の規模でやってても、国力って事で考えたらだめだろうなって。

    ヨーロッパは、100年以上の文化だし、そこに行くまでの体制とか歴史の長さとかも含めてね。かといって新城くんや土井君みたいに成功できる人間もいるから。でも、ポルトガルだけでも新城くんが100人、フランスにも100人、スペインにも100人、オランダ・ベルギー・ドイツそこらへんっていうくらいの選手層がいるから、どうしたらいいんだって・・・。だから、今までは頑張ってこいよーって温かく送ってもらって経験した人が帰ってきて、こうなんですって日本で言ってたから、そういうやり方はもうだめなんだなって。
    だからもう橋をかけちゃって、普通に行ったり来たりする時代にしなきゃいけないんだなと思って。そこから学んだことで、今はまだ9月だから言えないけど、来月、再来月に「来年以降こうしていこう」っていうシステムを作ろうと思ってます。


    玉)それこそ、自転車関係者とかみんなが今回のチームUKYOのヨーロッパ遠征をすごく注目してたと思うんですよ。口には出さないけど、さあどうなんだろうかと。

    右京)今まで皆がチャレンジして、実業団だったりクラブチームのだったり、一言で言ったら予算だとか、いろんな限界があった。でもいろんな世界を見てきて、人間的な部分でパフォーマンスも大丈夫って俺は信じてるから、それを作ればいんじゃないって思ったからね。だから逆にいうと、変な言い方だけど、絶対できるって。なんか見たことによってまたやるべきことがはっきりしたから。ただ、ここは大変なとこなんだけど、意識の改革はしなきゃいけなくて。
    自転車の世界には、ちょっとあえはドーピングって言う問題があったの。日本人は、スポーツが教育だから、薬=全部ダメっていう感覚があるでしょ。でも向こうの人は、頭が痛かったら薬飲む、熱出たら解熱剤飲むっていう、やっぱり監視薬物は摂取したりするの。禁止薬物は絶対やらないけど。
    向こうの選手が7歳からプロ目指して自転車やってて、チームが潰れて行くところをなんとか探してうちのチームに来てくれて、そういう選手がもし結果が出せなかったら来年首になっちゃうかもしれない。24、5歳とかでスイカ畑で働くところもないとか、チュロスを上げるアルバイトを探さなきゃいけないってところにもう戻りたくないって。だから、筋肉痛で痛かったら痛み止めを飲むんだ、俺はプロだからって。
    難しい所だけど、でもそれにはそのための科学的な血液検査とかバイオロジカルパスポートみたいなの作って、疲れを残さずに早い回復とか、もっと科学的なトレーニング方法とかも、ただ根性だとかじゃなくてあるはずだから。それもちゃんとできるはずだって思ったし。

    そういうのも含めて、世界で一番を目指そうとか、そういうところに行こうって事は、たしかに甘えて簡単に考えてちゃできないってのも、現実的には見せられた事実なんですよね。

    玉)知ることは一番最初の入口だと思います。何についても言えると思います。


    今週のお便り

    ラジオネーム「さとしん」さん(南足柄市・男性)

    8月9日・10日、富士スピードウェイのGT選手権を観に行きました。台風11号の影響で日曜日はものすごい天気でしたね。雨が降ったり止んだり、セーフティーカー先導でのスタート、赤旗中断になるわ、帽子飛ばされるわ、寒くてガタガタ震えるわ・・・
    そんな中、遠目にですが右京監督と川口学さんもしっかり確認致しました。

    右京さんのお答え

    本当にね台風の影響で、本当は中止になるかもしれないって感じで。語弊があるけど、わーい中止になっちゃえと思ったの。うち、チャンピオンチームで、リードしてるから、そうすると一個リスクが減って確率が上がるっていう不謹慎な部分だけで、なってもいいよっていう。だけど、見てるお客さんのためにはやってほしいけど。
    どうせだったら自分たちが有利な、どしゃぶりかドライかどっちかのコンディションでやりたかったの。

    玉)本当にサーキットでそれ毎回毎回天候のことは気になりますよね!どっちかにしてくれよってね!素人ながらに、わかります。

    右京)降ったり止んだりね!監督の立場としては、胃潰瘍になっちゃいそうな。帽子が飛ぶならいいけど、僕もうズラが飛びそうになりましたよ(笑)
    でもこの方もすごい感じてらっしゃるとは思いますけど、そういう時こそ、ドラマがあったりとか、そういう時でしか見られないピット作業とかいろんなやりとりがあったりするのもまたレースの面白うところなのでね!

    スーパーGTは、とにかくお客さんすごくて!でもちょっと残念なんだけど、F1がパワーユニットが変わって、最先端のテクノロジーとか、ガソリンをスタートからゴールまで100KLしか使っちゃいけないから、それであのスピードで走るって言うので、すごい技術開発やってるんだけど、世界では視聴率があがってるのに、日本だけ落ちてて。
    だから、何をかはいわんやって感じで。やっぱりそこらへんで、たとえば今度フォーミュラAっていう電気自動車のF1が始まっても、聞こえてくる部分では、日本人っていうのはブームになるとワーってなるけど、新しいことにそれをしなきゃいけないとか、これは絶対いつかの為に、みんなで今から考えなきゃいけないってことに関しては、ちょっと苦手な部分もあるなって。モータースポーツに関しては。
    その中でスターやヒーローが出てくれば変わると思うけど。本来だったら、これだけゲリラ豪雨とか異常気象や竜巻とかあったら、モータースポーツもそういう先進的な事があるから、みんなで新しいモータースポーツも考えなきゃなって思いますからね!

    玉)見せ方みたいなものも何かしら変化が生まれてくるんじゃないかな、と勝手に思っていたりもするんですけどね。



    番組では皆さんからの質問を受け付けています。
    自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
    メールの方は、 tama@joqr.net
    ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!
     
     

    今週の一曲

    今月は原田知世さん月間。最新アルバムの中でも、片山選手のイチオシの曲。
    アルバムタイトルからきているこちらの曲です。

    M Double Rainbow / 原田知世

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