番組紹介
土曜朝ワイド「ハピリー」パーソナリティを務めた玉川美沙が心機一転、新たに取組む音楽プログラム~「玉川美沙 MUSIC SELECTION」。毎週、様々な角度から特定のテーマを設定し、テーマにこだわったMUSIC SELECTIONをお届けします。玉川美沙自らが選曲に係わり、選曲した1曲1曲に込められた「想い」や「背景」を紹介していきます。 さらに、月1回のスペシャル企画としてピアニストであり作曲家の宮川彬良先生に出演頂き、毎回特定の切り口で「音楽」の楽しさや奥深さ、また時にはミステリアスさを、実演を交えて検証する“スペシャル”な放送に取組んでいきたいと考えます。
バックナンバー
2014年7月 6日
7/5 片山右京・玉川美沙 Radio Koguuu!!レポート
お帰りなさいませ、片山右京さんです。
右京)もう日本に帰ってきて、なんだかんだ言って、ずっといるから、改まった感じじゃないような気がしてます。
右京さんがエベレストに登頂・チャレンジ行くっていうことで、5月・6月はスペシャルゲスト月間で河口学さんと、今中大介さんにおいでいただきました。
右京)本当にたくさんの、あの、リスナーの皆さんにもね、ご心配かけて、Facebookなんかでも、みんなメッセージを送ってくれたりしました。
玉)改めて、そのエベレストの時の話を、皆さんに直接聞かせていただけたらなと思うんですけど・・・。
右京)現実にエベレスト史上最悪って呼ばれるほどの本当に大きな雪崩が来て、たくさんの方が亡くなりました。そういう事を鑑みれば、やっぱり遺族の人たちもたくさんいるし、登頂を諦めたのは仕方ないと思ってます。
多分報道されてない部分もいっぱいあるんだけど、途中から話が変な方向に行きだして政治的な話になってしまって、ネパールの大統領がベースまでヘリコプターで来て、どうぞ登ってくださいって言うんです。観光で成り立ってる国でもあるしって。
なんか途中からどんどんおかしくなってね、で、乱暴な話も出てきたりしたんで、じゃあ一回沈静化するまで、少し山を離れようっていうことにしました。
そういう事は山では今までにもいっぱいあって、それを受け入れるかどうかっていうのは、こっち側の問題で、例えば一緒に行ってたなすびくんなんかも、福島の人たちのために復興支援で一生懸命だったから、やっぱり泣き崩れた。ただ、なんていうのかな・・・僕が別にそういうのが無いからとか、何度も友達亡くして慣れちゃってたからとかじゃなくて、もう免疫ができててね。『風立ちぬ』じゃないけど、いろんな事が起きる、だけど、大丈夫。前に向かってまた何度でもやり直すだけだし、自然の中で生きてる以上はしょうがないっていう、年取った変な強さってのかなぁ。そういうのがあってまた行くさ!ってだけです。
でも皆が本当にたくさん心配してくれたんで、有難いなっていうのと。会社にも電話がかかってきました。CNNとかBBCとかね、「Mr.カタヤマ、大丈夫だったのか?」っていうから、「え、本当?俺、凄くない?」とかって(笑)」
玉川「我々は右京さんの事を応援したり心配したりしてるんだけど、「行く!」って決めた決断だったりとか、チャレンジしていく過程もそうだし、じゃぁ、「下りる」って決めた時の決断をしたこととか、それぞれの場所で、きっと我々は学ぶべき事もあるし、ズバリの答えをもらう訳じゃないだろうけど、そんな右京さんを見て、感じる事がすべてだと思うから。」
右京)「そう、良くも悪くも俺みたいのを見てね、その、何か感じてもらえばいいし、悪い所は反面教師にしてもらえばいいし」
本当におかえりなさい!帰ってきて、すぐに5月にのスペシャルゲストで来てくれていたモータージャーナリスト河口学さんがやってる、自転車のイベントとかにも、着いてすぐ行ってたでしょ、日本に」
片山「成田から直行してたもん」
玉川「でしょー!?もうその時点でやっぱり宇宙人だなと思いますけどね、右京さんは」
片山「いやー、もう人生はね、お金じゃないんだよ!とかって言ってるのに、あの、交通費込でいくら出ますって言うからすぐ行ったよ」
5月に頂いてたお礼のメッセージ。
神奈川県相模原市のヨシユキさんという男性の方。右京さんにお礼を伝えたくて番組にメールをします。5月11日、母の日に、妻と高尾山に登りました。天気も良くて、日曜日で、大勢の人で賑わっていました。山頂から少し離れた所で休憩しようとした時に、そこにいらした女性の方が、突然痙攣を起こして突然倒れる、意識を無くしてぐったりするという事に出くわしました。で、突然の出来事で一緒に周りにいた人達もおろおろしていました。その時、「医療関係の方いらっしゃいませんか!」と大声で探してみた所、何人かのグループを引き連れていたある男性が、すぐさま脈を取ったり、大丈夫だよと優しく声をかけたり、背中をマッサージして緊張を解きほぐし、的確な介抱をして下さいました。で、15分程で意識を取り戻されたその女性は、到着した救急隊に引き継いで・・・、という事が
あったんですが・・・その時に、「あ、右京さんだ」と気が付いたんです。ただ、そこで声をかけるのは不謹慎だと思って、簡単なお礼だけを言って、その場を去る事になりました。おろおろしてしまった私達と対照的に、的確な処置をされていた右京さんを見て、緊急の時、もっと冷静に対応できるように勉強せねばと思いました。その節は、お忙しい中、時間を取って、そして助けて頂き、有難う御座いました。
右京「当たり前の事をしただけで。僕はチャレンジスクールで、子供達連れていく以上は、骨折があったり、色々ある訳ですよ。で、今までの経験では、ご両親とか保護者の方が脳梗塞になっちゃって、ヘリを呼んだりとか、いろんな経験があるし、パリダカでもそうだし、山でもそうだし、僕達はやっぱりなんか、倒れて、症状で、意識ある・ないとか、脈とかね、その、いびきを掻いてるとか、いろんな、まぁあんまり良くはないけど、経験もあるから。
玉川「我々もいつそういう場面に出くわすかわかんないですけど、正直、その、やり方を知らないっていう気持ちが、躊躇させる原因になるじゃないですか。あ、自分には出来ないから手を出せない、だったり、声をかけられない、っていうけど、でもその一歩が出せるかどうかで全然違うんですよね」
右京「だから避難訓練と一緒で、救命蘇生術みたいなものって、近所の消防所とかで申し込むと、何人一組とかでやってくれるじゃないですか。そういう所で実際にそれ本当に出来るかっていうのは分かれ道だけど、自分の身を守る事もあってね。
玉川「AED
片山「そう、AED!持ってきてくれる人―とか、その周りの状況で、その要求をね、救命のね、その人達の相互での安全の確保とか、練習しといたらね、良い事がいっぱいね教えてもらって、僕達も」
玉川「だから、このメールを下さったヨシユキさんもそうなんですけど、自分は出来ないけど、まず、「医療関係の方いらっしゃいませんか」という声を出せたっていう事は凄く大きな一つです。是非皆さんも地域で、無料で受けられますから、そういうの是非皆さんも行ってみて下さい。」
番組では皆さんからの質問を受け付けています。
自転車に関すること、健康やエコに関すること、右京さんに相談したいことなど何でもOKです。
メールの方は、tama@joqr.net
ハガキの方は、〒105-8002 文化放送 【玉川美沙ハピリー Radio Koguu】までどうぞ!
今週の一曲
エベレストの街道を往復と、いろんな山登ってる間に、行って帰ってくる間に200km以上歩いてたのに、高尾山で筋肉痛になった私。もういい、歩きたくない!って、海沿いで、ゆっくりね、プールのヨガでもしたい!って思った時にね、この歌が浮かんだんです。
M "浮き袋を持って" / スガシカオ