たい平師匠が暮れの独演会でやられる演目「芝浜」
近代落語の祖といわれる三遊亭圓朝師匠が、お客さんからお題を3つをもらい「芝の浜」「財布」「酔っ払い」を組み合わせて作ったお話が、落語『芝浜』
人情噺の傑作といわれるほどの名作です。
そのストーリーはご存知の方も多いと思いますが、そのお話の舞台が、ここ、文化放送のビルがあるエリア(浜松町、芝大門、田町)ってご存知でしたか?せっかくなので、辺りを歩いて「芝浜」を感じてみよう!とたい平師匠とぶらり旅にきました。
【スタート】
『旧芝離宮恩賜庭園』(文化放送から目と鼻の先)
私はよくここでお昼ご飯を食べたりしてます。
でも今から350年くらい前、このあたりは海だったそうですよ。埋立地なんですね~
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『JR田町駅 西口』 (JRの線路のところが昔の海岸線)
「芝浜」にでてくる魚屋勝五郎が買い出しに行った河岸(=市場)がこのあたりにあります。(なんで食べ物取材のときは一人で取材にいって、こういう時だけ俺も呼ぶんだ?と師匠。)
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国道1号線と日比谷通りが交差する『芝5丁目の交差点』
よく見ると...
(一口メモ)
芝の辺りにはその昔10名あたりの漁師が居た。天下を取った徳川家康が船で江戸に入るとき、座礁して動けなくなった。その時、家康の船を救い、上陸を助けたのが芝の漁師たち。その褒美に、全国で漁ができる許可をもらい、漁業が盛んになったそうな。
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「雑魚場」つまり噺に出てくる河岸がここ等辺に。
時間を間違えてしまってまだ河岸が開いてなかったため、勝五郎さんは芝の浜で時間をつぶしたんですね。そこで、例のお財布を拾います。
食い入るように見るふたり。
※ここで採れたエビを、「芝エビ」と呼んだそうです
⇒その日一番盛り上がった話題(笑)
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ではせっかくだから芝エビを食べに行こう!と急遽お寿司屋さんへ
『おかめ鮨』
安政2年創業 160年の歴史のあるお寿司屋さんです
豪華な【黒潮】を頼みました。美味しかった~~~
(あれ?芝エビは? ←だいぶ前から芝ではもう海老は取れないそうです)
贅沢な二段式です!
『あ、夢んなると行けねぇ!』ってサゲなのに、俺ら酒飲んじゃった!
五代目のご主人 長谷文彦さんは噺家さんのようにとっても面白い方でした♪
美味しいお鮨、お酒、ご馳走様でした!!
※後日、手書きのお葉書をいただいたので、東秩父村のはがきでお返事出しました。
またお邪魔しますね~
芝浜の舞台をぶらり歩いてみて、さらに年末の師匠の独演会が楽しみになった加納でした。
たい平師匠の暮れの独演会
『林家たい平19年目の芝浜』
公演日:12月21日(月)
開演:19時~
会場:東京芸術劇場プレイハウス
料金:3,600円(全席指定)
お問い合わせ:夢空間 03-5785-0380
みなさんもぜひ♪
お酒は飲んじゃったけど、夢のように楽しいお散歩旅でした♪
落語のみならず多才な才能を発揮するたい平さんの魅力を存分に伝えつつ、一日を「大安吉日」のように縁起良く、明るく楽しく過ごすためのヒントがぎっしりと詰まった、朝から元気になれる30分のトークプログラムです。