前回は抜刀体験の模様をお送りいたしましたが、カラダをしっかり動かしましたので
「腹が減っては戦はできぬ!(?)」と和食に迫ってきました。
やってきましたのは、東京老舗の蕎麦屋
『神田 まつや』さん
創業明治17年 緑あふれる店構え、庄屋造りの木造二階建て。
店自体がその歴史を物語ってくれる味わい深い建物。
そう。たい平師匠が個人的によく訪れると番組でもおっしゃっていたお店でございます。
その話を聞いたら、いてもたってもいられなくなった私だったのでした。
さっそく店内に入りますと、
平日の午後4時前でしたが、賑わっておりました~
多くの芸能人からも愛される神田まつやさん。
私がお邪魔した時も、有名ミュージシャンの方が普通に相席で座っていらしてびっくり。
まつやさんでは、相席が当たり前になっておりまして、
見ず知らずの方とも、なんとなく会話が始まり店内はガヤガヤ。
それをBGMにじっくり一人でお酒とつまみ、蕎麦を楽しむ人もいて、とっても良い雰囲気です。
お話しを伺ったのは、ご主人の小髙孝之(こだか たかゆき)さん
ザ職人!といった雰囲気ですが、話し始めるととても優しく気さくにいろいろと教えてくださいました。
(お忙しい中、ありがとうございました。)
さて、ではさっそく!師匠がいつも頼む...アレから注文。
そして...お酒!!!!!!(ぬる燗)
ここの練ウニは最高に美味いと師匠も太鼓判を押していらっしゃいました!
生のウニよりも、ウニの旨味が凝縮されているように感じると大興奮。
焼き海苔に練ウニを乗せて、お醤油をちょっとつけてパクっ。
これだけで、本当に幸せな気持ちになります。(美味い!)
そして、お通しで出てきたのは『蕎麦味噌』--江戸甘味噌を小一時間ぐらい練り、辛汁をいれたり、白ごま、蕎麦の実を炒ったものを入れて練ったものだそうです。(なめ味噌です)
コリコリっと蕎麦の実の食感がよくて、ねっとりと味噌の味が口いっぱいに広がります。
あまりに美味しくって、
小髙さんをバシバシと叩きながら加納大興奮!(ごめんなさい)
はぁ~ ずっとなめていたい。
ぬる燗をくっくっといただきながら...
名物のもりそばをいただきました。
汁のつけ具合はお好みでどうぞ、と寛大な小髙さん。「お客様の感性、それぞれの美味しいと感じる食べ方がいいと思いますよ。」とその柔和な表情にホッとします。
お蕎麦の香りが上品に香って、本当にノドをすーーっと過ぎていく感じがしました。
美味しかった~
そして女性に人気のごまそばもいただきました。
ごまのつけ汁は濃すぎず、最後に蕎麦湯を入れて飲んでもとっても美味しい。
豊かなゴマの香りが蕎麦に乗って、まつやさんのお蕎麦がまた違った風味を出しておりました。
はぁ~満足。
と言いたいところですが!!
忘れてはならないのは...カレー南蛮そば(まだ食べるの?!)
師匠がオススメしていた一品ですからね!
できたて激熱のカレーはカツオの和風だしのいい香り。
あんかけのようにとろりとしていて、蕎麦に絡んで絶妙な美味さ。
あちゃちゃーーーー!!!!!!!!
(「熱いものは熱いうちに食べる」がモットー)
カレー南蛮蕎麦の具材である鶏肉(もも肉2枚・胸肉3枚)が本当においしい。
(まつやさんでは焼き鳥も美味しいそうです。)
身も心も満たされました。
かつて、美食家としても名高い池波正太郎さんが下駄履きで通っていたという神田まつや。
壁には古いこね鉢や柱時計。松の形の窓もおしゃれ。
お蕎麦を食べながら、ふと見上げると...
お店の中のいろいろなものが歴史を語りかけてくれます。
『蕎麦すすり、歴史を噛みしめ、酒すする』
今度は、師匠が3回もおかわりしたという焼き鳥を食べに、またきたいと思います(笑)
ごちそう様でした!
落語のみならず多才な才能を発揮するたい平さんの魅力を存分に伝えつつ、一日を「大安吉日」のように縁起良く、明るく楽しく過ごすためのヒントがぎっしりと詰まった、朝から元気になれる30分のトークプログラムです。