金花糖ってみたことありますか?
あ。金平糖(こんぺいとう)ではありませんよ。
き ん か と う
江戸時代からつづく伝統的な駄菓子、
慶事菓子(お祝いごとの席で使うお菓子)です。
∞
その江戸駄菓子をなんとか絶やさず残していこうとしている人がいます。
地下鉄「入谷駅」から数分のところにある『まんねん堂さん』
四代目のご主人
鈴木真善(まさよし)さん
【金花糖】
お砂糖の固まる性質を上手に利用して、木型に流し込んでつくるお菓子。
日本では10軒ほど、東京ではまんねん堂さんしか扱っていないそうで。鈴木さん曰く、「絶滅危惧種のお菓子」なんだそうです。
菓子問屋である鈴木さんはある日、最後の金花糖の職人さんから、道具である木型を譲り受けました。
その数、およそ180!!!
これを絶やしてはならないと思った鈴木さんは
金花糖作りをご自身で始めることに。
先輩を訪ねたり、金沢に修行に行ったり、
試行錯誤して、やっと できあがった金花糖。
砂糖を溶かす温度、空気との混ざり具合などの絶妙な調整が必要
まさに経験と職人技が要求されます。
その難しい金花糖作りを
加納も体験させてもらうことに!
ふつふつと泡がわいてきたら...
すると...
噴き出してくるんです!!!
これが合図!
ひっくり返して、中の砂糖を出します。
ほら!
こんな感じで、招き猫のなかは空洞になるんです!
型を開けてみると......
にゃんにゃにゃーーん!!
一体一体持ち上げられるネコたち......
でも
非常にもろく、デリケートなお菓子なので
この段階で、ポロッと一部が欠けてしまうことも......
あ!!
そんな時は......たい平師匠に事前に言われていたように...
できたてのうちに...パクッとな!
...って
熱っっ!!!!!!!!!!!!!!
鈴木さんも「そりゃ熱いよ!出しな出しな~!」と笑っていらっしゃいました。
『熱いものは熱いうちにたべろ!』がモットーの加納です。
☆
激アツの金花糖ではありましたが...
角砂糖とは違う優しい甘さは、わたがしのようで。
すぅーっと口のなかで溶けていく招き猫はわたしを幸せな気分にさせてくれました。
☆
気を取り直して、金花糖の絵付けにも挑戦!
一番大きい招き猫の絵付けをさせてもらうことに!
薄い色から順番に心行くままに塗ってゆきます。
外から真剣な表情も覗える工房。
完成!!かわいいでしょ。
作品は、自然と自分に似てしまうものです(ぇ?)
このまつげを生やしたネコちゃんをたい平師匠にプレゼント!!
私「熱いメッセージを添えているので、見てくださいね。」
え!?
もはや、この番組の合言葉ですね。
スタミナ!!
暑い夏もスタミナつけて乗り切ったわたしです。
(なぜか父も、取材についてきていました。この人、なんなの。ごめんなさいね、、、、)
これからも、この伝統菓子がずっと愛され続けていきますように。
金花糖「まんねん堂」の鈴木さん、ありがとうございました!!!
落語のみならず多才な才能を発揮するたい平さんの魅力を存分に伝えつつ、一日を「大安吉日」のように縁起良く、明るく楽しく過ごすためのヒントがぎっしりと詰まった、朝から元気になれる30分のトークプログラムです。