先日、
たい平師匠の落語会に潜入してきました。
三鷹でもう20年、
月に一回開催されている「寄席 井心亭(せいしんてい)」
22畳の大広間に座布団100枚を敷いて
マイクを通さない生の声で落語を楽しめる催しです。
4人の真打、立川志らくさん、柳家花緑さん、柳家喬太郎さん
そして、林家たい平さんが交代で出演されている落語会です。
井心亭は、住宅街に現れる日本家屋!
風情がありますなぁ~
敷地内にあるお庭にはなんと
作家太宰治さんが暮らしていた家にあった「百日紅」の木が!!
思わず木の鼓動を感じようと、パシパシ触ってしまいました。
つるつるしていて、気持ちがいい。
開場前から、井心亭にはお客さんの列が!
そんな中で、たい平師匠の看板を見つけて
...同じ構えで記念撮影。
パシャ!!!
(師匠、いい笑顔してますね~)
さて!入り口で遊んでばかりはいられません。
潜入取材ですから、、、
まずは、『突撃!となりの楽屋の晩ごはん!』です。
(ぇ?ヨネ○ケさん??)
※大きなしゃもじは持っていませんよ
本番前の控え室にいらっしゃったのは、
古今亭菊生さん と 金原亭馬治さん
そして...ステテコ姿でくつろぐ『林家たい平師匠』でした。
きゃ、きゃーーーーーー!!!!(/△・)
(股引が意外とお似合いでびっくりでした)
本番前ですから、さぞやピリピリと緊張した空気なのかと思いきや、、、
和 気 藹々 !
たい平師匠は、なぜか
楽屋に置かれたクッキーのおいしい食べ方まで伝授してくれました。
さすがみなさん噺家!楽屋は笑い声に包まれます。
私はその勢いにたじろぎながら、
師匠が本番5分前までステテコなのに不安でなりませんでした。
「お。そうだな!着替えるか!」
はい、ようやく着替えます。
(菊生さんも、生着替えの様子をじーっと見つめております。)
トップバッターはたい平師匠なので、
一番先に着替えます。
別人のような動きで着物に着替えられ...
羽織、羽織紐をお洒落にとめ...
パリっと かっこいい。
では師匠、いってらっしゃい!!!
休憩を入れて、4つの演目。
たい平師匠は、最初と最後に登場し、ふたネタ披露いただきました。
こんな雰囲気ですよ。
井心亭は噺家とお客さんの距離が近く、
噺家さんの顔の表情や息遣いまで感じることができます。
真剣な顔つきです。
4つの演目後には、名物の司会の方が進行をして
質問コーナーもありました。
落語家さんと話せる、とてもいい機会です!
今回驚いたことは...
楽屋では、お三方どんな演目をするかという話は一切なさらないこと。
しかも、お客さんの前に座って、
その場のリアクションや雰囲気を伺いながら
どんな話をするかを決めるということでした。
なんとも、「生」という、その場の粋をつかむ行いに
加納有沙はひとり、静かにしびれておりました。
(かっこいい。。。)
そして...
私の足も ひとり 静かに 痺れておりました。
落語のみならず多才な才能を発揮するたい平さんの魅力を存分に伝えつつ、一日を「大安吉日」のように縁起良く、明るく楽しく過ごすためのヒントがぎっしりと詰まった、朝から元気になれる30分のトークプログラムです。