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2012年9月22日

ありがとうございました

9月22日は「SET UP」の最終回
6月21日以来の放送で、私もドキドキ伺いました。

いつも話させていただいている小噺さん。
22日が「秋分の日」だということで、事前に用意したのがこの話。

 

***

 

『二十四節気』

 


きょうは、「秋分の日」
「祖先を敬い、亡くなった人々をしのぶ」日。秋の彼岸の中日あたります。

 

「秋分の日」と言えば、「二十四節気」のひとつ。
太陽が真東から上って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになる日...
とされています。

 

「二十四節気」といえば、
以前、「二十四節気」をテーマにした
文化芸術を支援するイベント(メセナ)に参加したときのこと。
ある言葉がとても印象に残りました。
きょうは、その「心に残ったお話」をしたいと思います。

 

まずは「二十四節気」について簡単にお話します。
二十四節気とは、
月の満ち欠けを基準にした太陰暦を使用していた時代に、
季節を残すための工夫として中国で考え出されたもので、
一年を二十四に分割し、
その区切りと区切られた期間とにつけられた名前です。

 

現在でも季節の節目を示す言葉として使われており、
有名どころでは「冬至」「春分」「夏至」「秋分」など
「暦のうえでは...」
という小話を耳にされることも年に幾度かは おありかと思います。

 

ただ、この二十四節気の名称には、少し気になることがあります。

 

それは、日本の気候とのあいだに多少の「ズレ」があること!

 

寒さの底の2月の初めに、
初めて春の気配が現れて来る日とされる「立春」、
茹だる暑さの8月に、
同じく秋の気配が現れ始める「立秋」。
皆さんも不思議に感じたり、違和感を覚えたことはありませんか?

 

その理由は二十四節気の生まれた「場所」にあります。
二十四節気は古代中国で考案されたのち、
現在も当時のものがほぼそのまま使われています。

 

考案当時の文明の中心は、黄河(こうが)の中・下流域、
二十四節気では

日本よりも「寒冷」で「大陸的な気候」が反映されています。

そのため、
二十四節気が
日本の気候よりも半月から1ヶ月程度の"ズレ"が生じてしまうのです。

 

そんなメセナでの話の中で、
パネラーの一人、俳人の長谷川櫂さんが話された言葉が
とても印象的でした。

 

「大陸から伝わった漢字に対して、日本人は"ひらがな"を作り出しました。
 それは漢字では語りきれない隙間を埋めるためでした。
 "大陸との文化のズレ"を埋めるため、
 日本人は感性を研ぎ澄ましてきたんです。
 暦についても同じようなことがいえます。
 半月から1ヶ月も先行く"暦のうえ"の季節を感じ取るため、
 季節の歩みの小さなサインを何かに見出そうとする
 繊細な感性が育まれたのです。」

 

"ズレ"

日常生活の中でも色々な"ズレ"を感じる瞬間がたくさんあります。
そんなときはこの話を思い出して、
「今こそ、感性を研くチャンスだわ!」って
そんな風に穏やかにたおやかに
感じられるようになりたいな~
なれたらいいなぁ~と感じてやまない山本ゆめでした。

 

***

 

と、一生懸命まとめてきた内容だったのですが
番組直前の打合せで急遽変更!

 


放送を聴いていただいた皆さんならご存じかとは思いますが
天気の小話とは断じて言い難い暴挙に出てしまいましたwww

 

「私に生きるパワーをくれた言葉」
①やまない雨はない
②人生はトランポリン
③つらいのはあなたが諦めてない証し
④山よりデッカイ獅子は出ない
⑤人と人は鏡

 

これらの言葉たち、
「落ち込んでいる友達を元気付ける言葉」という裏テーマがあります!
折々で使ってやってください^^

 

*

 

4月から6ヶ月、全部で15回という放送でしたが
毎々スリリングで、恵みの多い体験でした。

 

お聴き下さった皆さん、
番組までメールを下さった皆さん、
そして見守って下さった皆さん、
本当にありがとうございました。

 

山本ゆめ、これからもがんばります!

ありがとうございました∞

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