月別アーカイブ -2017年12月
2017/12/25-2017/12/29
まな板の上「なかにし礼」
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2017/12/293週間に亘って語った「なかにし礼さん」のネタおろし。最後は、「なかにし礼さん」の核にある「戦争」です。鉄矢さんは語ります。「なかにし礼さん」は戦争の歌をコミックソングにしたと・・・・。
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2017/12/28「わが人生に悔いなし」。「なかにし礼さん」が、「石原裕次郎さん」に依頼されて作詞した歌です。「石原裕次郎さん」の数あるヒット曲の中にあって、動きの感じられない地味な歌です。その理由を、鉄矢さんは分析します。因みに、「わが人生に悔いなし」が発売された数ヵ月後、「石原裕次郎さん」は、この世を去ります。
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2017/12/27今日からは、「なかにし礼さん」が、もう一人の兄と慕う「石原裕次郎さん」のエピソードです。 ある日、「石原裕次郎さん」から会いたいと連絡が入ります。直ぐに出向くと、作詞を頼まれます。「石原裕次郎さん」が作って欲しいという詩の話を聞くうちに、「なかにし礼さん」は、裕次郎さんに死が近いと感じます。
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2017/12/26鉄矢さんは、「なかにし礼さん」の詩の裏地は物故者と言います。正にその通り、死者を悼む詩歌、挽歌です。しかし「なかにし礼さん」は、悲しみ、憎しみを愚痴とせず、人の心を打つ詩の世界を創造する人と賞賛します。
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2017/12/25まな板の上のネタ「なかにし礼さん」3週目に入ります。今日は、石狩挽歌2番以降の歌詞の解説です。「わたしゃ夜通し飯を炊く。燃えろ篝火。沖を通るは笠戸丸。ソーラン節に頬染めながら。変わらぬものは古代文字。などなど」鉄矢さん流のネタ捌き、楽しんで下さい。
※radiko.jp タイムフリーは放送終了後1週間しかお聴きになれません。
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加奈の《目》
2017年も間もなく終了。今年も3枚おろしを聴いてくださってありがとうございました。あいかわらずのハードスケジュールの中、ネタ選びからネタおろしまで全て1人でやっていらっしゃる鉄矢さんはすごい!
「あのさ。番組で立派なこと言うのって疲れるのよ。俺の場合、“変わった”立派なこと言わなきゃならんからよけい疲れるんだよ」
との一言には笑ってしまいましたけど。
リスナーの皆様、そして鉄矢さん、良いお年を!
2017/12/18-2017/12/22
まな板の上「なかにし礼」
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2017/12/22「襟裳岬」に触発された「なかにし礼」さんは、故郷・小樽での過去、引揚げ時の記憶を、地元の言葉で歌にしました。「ゴメ(海猫)・ツッポ(筒袖)・ヤン衆(北海道の海で働く雇われ人)・問い刺し網・笠戸丸」など。そう「石狩挽歌」です。鉄矢さんは、この歌に幽玄の世界を見ると語ります。
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2017/12/21次々とヒット曲を送り出していた「なかにし礼」さんの前に、作詞家としてのプライドを燃え立たせるジャンルの歌が現れます。フォークソングの登場です。特に、作詞・岡本おさみ、歌・吉田拓郎の「襟裳岬」は、「なかにし礼さん」に、ある歌を生み出す大きなエネルギーを与えました。
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2017/12/20ヒットメーカーとなった「なかにし礼」さんの人生に、疫病神とさえ映る兄が絡んできます。母の面倒を見ている兄ゆえに、また彼の戦争体験の無念さを察するが故に、「なかにし礼」さんは兄の借金の尻拭いをし続けます。その中で生まれた歌が、いしだあゆみさんのヒット曲になりました。ぜひ番組でお聞き下さい。
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2017/12/19シャンソンの訳詞を生業としていた頃、「なかにし礼」さんは、シャンソン歌手・菅原洋一さんと、ある言葉について意見を戦わせます。その言葉は「過去」。歌の歌詞に「過去」は相応しくないと主張する菅原洋一さんでしたが、あえて「過去」を使うと自説を通して大ヒットした曲、番組でお聞き下さい。
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2017/12/18今週も「なかにし礼さん」を取り上げます。学生結婚した「なかにし礼」さんは、新婚旅行で下田に出掛けます。そこで彼の作詞家としての人生を切り開く人と出会います。その人は、昭和の大スター。その彼とは・・・。
※radiko.jp タイムフリーは放送終了後1週間しかお聴きになれません。
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2017/12/11-2017/12/15
まな板の上「なかにし礼」
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2017/12/15何とか日本に引揚げた「なかにし礼さん」は、母と姉と共に故郷の小樽へ着き、兄と再会します。しかし、この兄は大博打の末に、家族は全財産を失います。「なかにし礼さん」は上京し苦学して大学を卒業します。学生結婚した「なかにし礼さん」は新婚旅行先で、彼の作詞家人生の道を開く人と出会います。
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2017/12/14今日は、ソ連が日ソ中立条約を一方的に破棄して満州を攻撃した時の「なかにし礼さん」の体験です。そして「なかにし礼さん」がソ連軍砲撃の中で知った、運不運の非情さも語られます。
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2017/12/131945年、ハルビン(日本語では「ハルピン」とも呼ばれます。)にいる日本人向けに、日本から勧告文書が届きます。その文書は、当地の日本人を棄民するという内容でした。幼い「なかにし礼さん」にとっても、その悔しさ、無念の記憶は鮮明だそうです。時として「国は自国民を捨てる」との体験から生まれた歌は・・・。ぜひ番組でお聞き下さい。
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2017/12/12「なかにし礼さん」が、命からがら辿り着いた葫蘆島(コロ島)で、引揚げ船を目にした時の情景、真っ青な空とはるかな海。20数年後、その情景が歌謡曲の歌詞として蘇り、大ヒットしたのが、「恋のハレルヤ。」決して、恋の歌ではなかったのです。
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2017/12/11最近のテレビ番組に、昭和の歌謡曲を特集する番組が多いと感じた鉄矢さん。3週に亘り、昭和の歌謡史に大きな足跡を残す「なかにし礼さん」を、自身のテレビ番組に招いた時のエピソードも織り混ぜながら取り上げます。1日目の今日は、作詞は「一語」から始まると語る鉄矢さん。その意味とは・・・。
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加奈の《目》
今回の鉄矢さんのネタが面白かったので、収録後思わず
「鉄矢さん、今回は上出来です!!」
と声をあげてしまいました。すると鉄矢さん、苦笑しながらもあきれた様子。
「おまえなー、どんだけ上から目線で感想言ってんだよ!」
確かにねー。天下の黄門様“武田鉄矢”つまえて【上出来】なんて、バチがあたりますよねー。でもそんなことくらいでは怒ったりしない鉄矢さんはやはり寛容だと思う今日この頃です。
2017/12/04-2017/12/08
まな板の上「太秦」
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2017/12/08「水戸黄門」の撮影で、3ヶ月間、京都と東京を往復していた鉄矢さん。東京に戻っていた時に、ある本と出会います。本を読み進むうちに、太秦で感じた「謎」がひとつひとつ解き明かされていきます。この謎解きは、いずれ、この「今朝の三枚おろし」で・・・。
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2017/12/07撮影半ば暑気払いの席で、何度も話しかけてくる老殺陣師が煩わしくなった鉄矢さんは「うるさいなぁ」と口走ってしまいます。すると周りが「この人に、その言い方は・・・」という雰囲気。「この人物は何者なのか?」鉄矢さんの謎が又ひとつ加わります。
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2017/12/06東映京都太秦の殺陣師、80歳代の仮名・カミノさん。彼の存在は、周りのスタッフを威圧します。カメラワークから殺陣シーンの台本の解釈まで指示を出します。その様子は番組で。
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2017/12/05「時代劇」を作るという気概に溢れた東映京都太秦の撮影現場を熱く語る鉄矢さん。今日から、80歳代の殺陣師のエピソード。東映映画では、格闘のシーンは「殺陣師」に全権委譲されます。
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2017/12/04今週も、BS-TBSで鉄矢さん演じる水戸黄門の撮影拠点、東映京都太秦撮影所での体験談。東映独特のスタッフに、鉄矢さんは東映イズムを感じたと語ります。風神娘、衣装のエミちゃんに、今日は録音の「不機嫌な日本人形」が加わります。
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加奈の《目》
収録終了後の鉄矢さん。なぜかソワソワして嬉しそうです。
「今日はこれからうち帰って外で飲むのよ。それが楽しみでさ」とのこと。
「あら、このあとのお仕事がないなんて珍しいじゃないですか!おうちじゃなくて外で飲むのもたまにはいいもんですね」
すると…、
「いや違うんだよ。うちの庭で飲むのさ」
ひゃあ。そういうことか!忙しい鉄矢さんのささやかな楽しみ…なんですね。お疲れ様です!