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12月 マガジン
12月のレコメン3分間マガジン 「サポステ卒業生・受け入れ先企業の声、まとめ」
お相手:サポステ卒業生 鈴木くん 鈴木くんの就職先企業 ジャスティス西口さん
厚生労働省若者キャリア形成支援担当 菱谷文彦さんおすすめ情報を4日連続3分間でレコメンしていく
「レコメン!3分間マガジン」。
10月~12月は特別展開として、厚生労働省委託の支援機関
「地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)」を毎月紹介しています。第三回目となる12月は、11月に続き、実際に「サポステ」を利用した卒業生の鈴木くんにサポステの経験談を、そして実際に鈴木くんが就職した企業の方にお話を聞きました。また最終回となる
12月は、厚生労働省の菱谷さんに、改めてサポステの大事な役割をお話してもらいました。
- 鈴木
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サポステを利用して、今のお仕事に就いています。
警備員の仕事をしており、交通誘導業務を主に行っています。
平成29年5月に就職したので1年半ぐらいになりますね。
- のり
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サポステには、どれぐらいの期間通っていたんですか?
- 鈴木
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平成27年10月から3ヶ月と、
平成28年8月から9ヶ月の2回通いました。
- のり
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それまではなかなか就職には踏み出せなかったんですか?
- 鈴木
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これまでの仕事を別のところで続けようと思ったのですが、
なかなか踏み出せず、サポステに通うことにしました。
- のり
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サポステでどんな支援や講座を受けたんですか?
- 鈴木
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スタッフの方に相談に乗ってもらったり、ワード・エクセルなどを
学ぶパソコン資格講座、カラーコーディネーター講座など受けました。
始めは自分が場違いに感じたんですが、いろいろなことに自ら
手を出しているうちに、流浪の旅の途中にあるオアシスのように
思うようになりましたね。
- のり
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実際に社会に出て働くようになって、今の仕事には慣れましたか?
- 鈴木
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慣れては来ましたが、警備という職業柄、慣れてはいけない気持ちも
常に持っています。それが、仕事が終わった時の達成感につながってい
ます!
- のり
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今振り返ってもやっぱりサポステに通ってよかったと思いますか?
- 鈴木
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そうですね!仕事と関係ない事柄を含めて、様々な物事に
手が届くため、何でもやってみようという気持ちになれましたね。
- のり
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サポステに通う前と通う後で1番大きく自分が変わったと思うところは、どこですか?
- 鈴木
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やっぱり視野と行動範囲が広がり、自分の思った通りに
動けるようになったところですね!そのための手助けもサポステが
親切にしてくれるので心強かったです。
- のり
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過去の鈴木くんのように1歩踏み出せずに悩んでる人が沢山いると思うんですよね。何か
一言メッセージ送っていただいてもいいですか?
- 鈴木
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失敗と挫折の先にも、新たな道への旅路がある。
少しばかり心身を休めた後、臆することなく出発せよ。
失敗を恐れずに前を進んで欲しいです!
3日目には、実際に鈴木くんを受け入れた就職先、ジャスティスの西口さんに
採用企業の目線からサポステ卒業生についてお話してもらいました。- のり
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西口さんは、鈴木くんが働いている警備会社、有限会社ジャスティスの上司、ということになるんですか?
- 西口
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そうですね。イベント・施設・交通誘導・身辺警護などの警備、
調査業務を一体化している警備会社になります。
- のり
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西口さんの会社は、サポステとはどういう関係なんですか?
- 西口
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サポステさんと連携して、職場見学・インターンの受け入れ、
模擬面接などをお手伝いさせていただいています。
- のり
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鈴木くんを実際に雇用してみていかがですか?
- 西口
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仕事に真剣に取り組んでいますよ!先月、難しい資格試験にも
合格しました。
- のり
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採用することに不安はなかったんですか?
- 西口
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短期間でも構わないので、とにかくやってみて
「働く喜び」を感じてもらいたい!そう思ったので採用に至りました。
- のり
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今後もサポステ利用者の方採用していく予定なんでしょうか?
- 西口
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もちろんです!仕事を通じて、変わっていく姿を目の当たりにして、
採用側としてもとてもいい体験をさせてもらっています!
4日目には、サポステを管轄する厚生労働省の菱谷文彦さんに、若者の就職環境と、サポステの役割についてお話してもらいました。
- のり
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3ヶ月間にわたって紹介してきましたサポステの活動を
菱谷さんと一緒に振り返っていきたいんですが・・・
まず素朴な疑問なんですけど、働くことに悩みを抱える若者の
現状がどうなっているのか、教えていただいてもいいですか?
- 菱谷
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学生でなく、働いても家事手伝いもしていない状態の若者(15歳から34歳まで)は全国に約54万人もいるんです。
- のり
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そんなに!そんな中で、サポステは、どのような成果を
残してこられているんでしょうか?
- 菱谷
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サポステは平成18年から支援を開始して現在は全国175カ所に
設置されていますが、これまでにサポステの支援で約13万人もの若者の進路が決定できました。
- のり
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今後、国として抱えている課題に、どういう風に
取り組んでいこうと考えられているんでしょうか?
- 菱谷
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現在は求人も沢山あって、働くにはとてもいい環境なのですが、
様々な悩みから働くことに一歩踏み出せない若者も約54万にいる
状況です。そんななか、1人でも多くの方にサポステを知ってもらって、活用してもらいたいですね。
- のり
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最後に菱谷さんから、悩んでいる若者に
一言お願いします!
- 菱谷
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サポステには、前回の放送に出演いただいた藤原さんのように
若者を全力でサポートしてくれる親切なスタッフがたくさんいます。
相談するかしないかを相談するぐらいのスタンスで気軽に足を運んでいただければ、同じ悩みを持つ同世代ともお話出来ると思います。
働くことに向けて一歩を踏み出していただければ、すごく嬉しいです。
様々な悩みを抱え、働くことに1歩踏み出せないあなた、
ぜひ1度「サポステ」に相談してみてはいかがでしょうか?
スギくんや鈴木くんのように、きっと自分に合った仕事に出会うことができますよ!12月オンエア(12/17~20)
2018.12.25 -
11月 マガジン
11月のレコメン3分間マガジン 「サポステ卒業生の声」
お相手:サポステ卒業生 スギくん いたばし若者サポートステーション 藤原健太さんおすすめ情報を4日連続3分間でレコメンしていく
「レコメン!3分間マガジン」。
10月~12月は特別展開として、厚生労働省委託の支援機関
「地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)」を毎月紹介しています。第二回目となる11月は、実際に「サポステ」を利用した卒業生の
スギくんに、サポステがどのように「働き出す力」を引き出し、
就職後もフォローをしているのか、自分の経験談から教えてもらいました。
- スギ
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サポステの支援のおかげで、今のお仕事に就いています。
昨年10月から飲食店のキッチンスタッフのアルバイトが決まり、
もう少しで1年が経ちます。仕事の中で、同僚から褒められたり、新人を指導することもあったりと、
やりがいを感じています!
- のり
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ハローワークでの紹介を受けてサポステを利用することになった
そうですが、実際どんな印象を受けましたか?
- スギ
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通っているうちに色々な支援を受けられて、自分自身、
心境が変わって前に進むことが出来ました!
- のり
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具体的にはどういった支援があったんですか?
- スギ
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例えば職場体験です。スーパーや書店などに行き、様々な体験が
出来たり、色々な方とふれあう機会が増えて、それが徐々に仕事に
就くための自信につながりました。
サポステの方と、一緒に求人情報を探すことで、どんどん自分に
合った仕事が分かってきたのも良かったです。
また、フリーアナウンサーの方のコミュニケーション講座を月1回
受けていたのですが、声の出し方や職場の雰囲気を良くする発言な
どを学ぶことが出来て、とてもためになりました。
外郎売(ういろううり)という滑舌の練習も面白かったです。
- のり
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ズバリ、サポステを利用して自分は変わったと思いますか?
- スギ
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変わったと思います!
コミュニケーションの機会が増えてスムーズに人とコミュニケーション
できるようになったのが1番大きいですね!
機会を与えられないとコミュニケーションを図ることが
できなかったことを思うと、サポステに通ってよかったです。就職が決まってからも月に1~2回現状や仕事での悩みなどをサポステ
に通ってお話しています。慣れた職員の方に何でも聞いてもらえる
ので、今の仕事も続けてこれたと思っています。
- のり
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実際に、社会に出て働くようになって、どういうことに喜びを感じたり、
充実感を得たりしていますか?
- スギ
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何と言っても、自分で働いて稼いだお金で趣味や好きな食べものなど、
身近なモノに気兼ねなく買える事に充実感を感じます。
そして、生活のリズムもできてきたのも大きいです。
家族も喜んでくれているんじゃないかなと思います。サポステに通っている間は漢字で例えるなら「歩」だったんです。
止まりながらも一歩ずつ前進できたから。
でも今は「渉」ですね。 " 歩 " から三歩くらい進むことが
できたので!
- のり
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今後はこんなことをしたいっていう何か夢とかありますか?
- スギ
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両親に自分のお金で何かを買ってあげたり、色々返していきたいと
考えています!
4日目には、10月に続き、いたばし若者サポートステーションの藤原健太
さんに、支援者の目線からスギくんがどのように変わったのかお話してもらい
ました。- 藤原
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サポステに初めて来たときには働くことが否定的だったり、強要
されて仕方なくやるもの、といった印象をもつ人が多いのですが
働きだしてから、出来たことを職場で褒めらたり、何よりお給与を
貰うことで仕事することに対して「納得」している点が大きく
変わったように感じます。サポステでは、卒業後も月1回定期報告に通ってもらい
1年間を目途にフォローしています。
仕事することに対して「納得」している点が大きく本人が希望すれば無期限で通い続けることも可能なので、
卒業後が不安な方も安心です。
- のり
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藤原さんが、1番サポステで働かれていて喜びを感じるのはどんな時
ですか?
- 藤原
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自立を見届けた時でしょうか。
会社の中の助けてくれる人や、家族などの支えなどで
最終的には自分の力で色々な問題を解決できるようになっていかなくて
はいけないと思うんです。サポステは仕事がきまった人に対して
フォローのお電話を定期的にするのですが、その時に
「忙しいし、とりあえず自分でやってみます」と言葉少なく電話を
きられた時は、サポステの支援は終わって、自立への一歩を踏み始め
たかなって少し嬉しく感じます。
それくらいの冷たい対応をしてもらった方が、社会に出て完全に
自立した証拠なのでうれしく感じます!
様々な悩みを抱え、働くことに1歩踏み出せないあなた、
ぜひ1度「サポステ」に相談してみてはいかがでしょうか?
スギくんのように、きっと自分に合った仕事に出会うことができますよ!11月オンエア(11/19~22)
2018.11.21 -
10月 マガジン
10月のレコメン3分間マガジン 「サポステとは?」
お相手:いたばし若者サポートステーション 藤原健太さんおすすめ情報を4日連続3分間でレコメンしていく
「レコメン!3分間マガジン」。
10月~12月は特別展開として、厚生労働省委託の支援機関
「地域若者サポートステーション(通称「サポステ」)」を毎月紹介しています。第一回目となる10月は、「サポステ」とは何なのか?
いたばし若者サポートステーションで実際に働いている藤原健太さんに
詳しく教えてもらいました。
- 藤原
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地域若者サポートステーション・通称サポステは
働くことに踏み出したい若者たちとじっくり向き合い本人や
ご家族の方々だけでは解決が難しい「働き出すキッカケ」作りを手助けし、
職場定着するまでを全面的にバックアップする厚生労働省委託の支援機関です。
様々なプログラムを通して、自立・就労に必要な力を身につけることができるんです。
- のり
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どんなプログラムがあるんですか?
- 藤原
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就職に踏み出せない人の中で多いのが
「人と関わるのが苦手」というものがあると思います。
そんな人に受けていただくのが「コミュニケーション講座」です。
専門スタッフとともに自分を見つめ直し、
アピールポイントである「自分の強み」を発見することができます。また、サポステでは、各機関と連携し、様々な現場での職場見学を
行っていて、職場によっては職場体験(ジョブトレ)も出来ます。
自分の興味のある職場はもちろん、興味とは異なる職場でも
実際に体験することで「はたらく」ということに対してイメージを持つことができるので、
働いた経験がない方や、仕事を辞めてからしばらく経つ…という方にオススメです。
- のり
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どんな方にサポステを利用してほしいですか?
- 藤原
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就職できない人といっても、理由は様々だと思います。
サポステは、それぞれの理由に合わせた支援を受けることが
できるのでまずは1度「相談するか、しないか、それを相談する」
くらいのスタンスでもいいので、サポステを利用してほしい
まずは気軽にお近くのサポステまで
電話またはメールで予約をして、お話を聞かせて下さい!
様々な悩みを抱え、働くことに1歩踏み出せないあなた、
ぜひ1度「サポステ」に相談してみてはいかがでしょうか?10月オンエア(10/22~25)
2018.10.16