第251回〜喫茶店にて/萩原朔太郎〜

お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?
小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を
能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。
さて、第251回目は『喫茶店にて』をお送りしました。


作者は萩原朔太郎です。
萩原朔太郎が大阪の知人を銀座の喫茶店に連れて行った時の知人の感想から、
東京の喫茶店について感じたことを綴った随筆です。
当時の東京と大阪の喫茶店は、雰囲気が違ったのですね。
今では普通になったカフェでゆったりとした時間を過ごすことは、贅沢な時間なのかもしれません。


ちなみに萩原朔太郎は、1886年11月1日生まれ、群馬県出身の詩人です。
口語体の自由詩にとぎすまされた感覚的表現をもちこんで、新しい詩風を確立し、
『日本近代詩の父』と称されています。
1913年に北原白秋の雑誌『朱欒(ザンボア)』に初めて『みちゆき』ほか五編の詩を発表、
詩人として出発し、そこで室生犀星と知り合い生涯の友となります。
1916年には室生犀星との2人雑誌『感情』を創刊しました。
高度に成熟した散文詩や評論を発表し始め、32歳で、第一詩集『月に吠える』を刊行。
内容・形式共に従来の詩の概念を破り、口語象徴詩・叙情詩の新領域を開拓し、
詩壇に確固たる地位を確立しました。


この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回はアヤさんに選んでいただいた『紅茶』でした。
次回は「甘酒」をご用意ください。


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そして、朗読CD第5巻発売中です。
横光利一の『春は馬車に乗って』と宮沢賢治の『やまなし』が収録されたCDと、
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それではまた、木曜日の深夜をお楽しみに!!

番組内容

小説や物語、民話や絵本、童話、ライトノベル、詩などあらゆるジャンルの作品を
「朗読」します。

放送時間

毎週木曜日26時30分~27時00分
リピート:毎週金曜日14時30分~15時00分
AG-ON:毎週土曜日 正午更新
1週間オンデマンドで配信
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