みなさん、こんばんは。
お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?
小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を
能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。
さて、第161回目は『白椿』をお送りしました。
作者は夢野久作です。
あるところに可愛いけれど勉強が大嫌いなちえ子という女の子がいました。
ある日、ちえ子は勉強の途中で眠くなって庭に出ました。
するとひとつだけ蕾がついた白い椿を見つけます。
ちえ子はその白い椿をみて「こんな花になりたい」と思うのでした。
ちえ子さんが白椿になったときはどうしよう!?と思いましたが、まさかの夢オチでしたね。
ただ、ちえ子さんの花になりたいという気持ちもわかります。
お母さんに怒られてばかりだとそんな気持ちにもなりますよね。
ちなみに、白い椿には「申し分ない魅力」「至上の美」など、
完璧な美しさを表す花言葉がついています。
ちえ子さんは白椿と自分を比べ、誰からも愛される完璧さを羨んでしまったのかもしれません。
この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回は『花椿』でした。
次回は「ブラックコーヒー」をご用意ください。
どんなお話がくるのかお楽しみに!
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そして、朗読CD第3巻が発売中です。
新規録り下し作品は宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』です。
第1巻・2巻同様、「超!A&Gショップ」もしくは文化放送地下1階にある「ちかQ」にてお買い求めください。
それではまた、木曜日の深夜をお楽しみに!!