みなさん、こんばんは。
お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?
小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を
能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。
さて、第153回目は『美しい犬』をお送りしました。
作者は林芙美子です。
このお話は、とある外国人に飼われていたペットの犬のお話です。
終戦で捨て犬になってしまった犬は、どうなってしまうのでしょうか?
悲しくも美しい犬のお話でした。
ペットを飼っている人にはより心に突き刺さるお話だったのではないでしょうか。
第二次世界大戦時、動物園のゾウなど多くの動物が殺されましたが、
一般家庭の犬も同じように殺処分されていました。
それは「犬の供出命令」、お国のために犬を差し出せという命令でした。
犬の毛皮を戦地で戦う兵隊の防寒ようにする、または肉を食糧とする、
医師不足で狂犬病の予防注射ができない、そういった理由で愛犬を手放さなければならなかったのです。また、配給で食糧をまかなわないといけず、ペットに与える餌もなく捨ててしまう人も多かったことでしょう。
戦争は人間だけでなく、多くの動物の犠牲も生んでしまうのです。
この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回は『ソルティドッグ』でした。
次回はカクテルの「ニューヨーク」をご用意ください。
どんなお話がくるのかお楽しみに!
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そして、朗読CD第3巻が発売中です。
新規録り下し作品は宮沢賢治の『シグナルとシグナレス』です。
第1巻・2巻同様、「超!A&Gショップ」もしくは文化放送地下1階にある「ちかQ」にてお買い求めください。
それではまた、月曜日の深夜をお楽しみに!!