第116回~忘れえぬ人々(後編)/国木田独歩~

みなさん、こんばんは。

お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?

小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を

能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。

さて、第116回目は『忘れえぬ人々』(後編)お送りしました。


作者は国木田独歩です。
溝の口にある宿屋に文学志望の大津という青年が泊まります。
大津はそこで秋山という画家志望の青年と出会い、
二人は仲良く酒をの飲み交わします。
その最中で大津の書いた「忘れえぬ人々」という冒頭の原稿が話題となり、
大津は「忘れえぬ人々」について語っていきます。

 

さまざまな「忘れえぬ人々」が出てきましたが、
大津にとって溝の口で出会った「忘れえぬ人」は、
秋山ではなく宿場の主人というなんとも面白い結末でしたね。
みなさんにとっての「忘れえぬ人」とはどんな人ですか?

ちなみに、今回の物語の作者である国木田独歩ですが、
1871年8月30日、千葉県銚子生まれの日本の小説家、
そして詩人、ジャーナリストでもあります。
田山花袋や柳田國男などと知り合い『独歩吟』を発表し、
詩と小説を書いていましたが、次第に小説に専心。
『武蔵野』『牛肉と馬鈴薯』などの浪漫的な作品の後、
『春の鳥』『竹の木戸』などで自然主義文学の先駆となります。
また、現在も続いている雑誌『婦人画報』の創刊者でもあります。

 

さて、この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回は今が旬のライチを使った『ライチ酒』でした。
次回は「ビール」をご用意ください。
どんなお話がくるのかお楽しみに!

 

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そして、番組の朗読CD第2巻が発売中です!!
ご購入は通販サイト「超!A&Gショップ」もしくは、文化放送地下1階にある「ちかQ」にて。
前回同様、データCDとオーディオCDの2枚組です。
新規録りおろし作品は海野十三のSF小説『三十年後の東京』です。
価格は税込3,000円です。
能登さんからのスペシャルメッセージも収録されています。
是非お聴きください。

 

それではまた、月曜日の深夜をお楽しみに!!

番組内容

小説や物語、民話や絵本、童話、ライトノベル、詩などあらゆるジャンルの作品を
「朗読」します。

放送時間

毎週木曜日26時30分~27時00分
リピート:毎週金曜日14時30分~15時00分
AG-ON:毎週土曜日 正午更新
1週間オンデマンドで配信
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