第80回~竹取物語(後編)~

みなさん、こんばんは。

お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?

小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を

能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。

さて、第80回目は『竹取物語』(後編)をお送りしました。

 

『竹取物語』は平安時代の物語ですが、
今回は和田万吉さんの現代語訳版をご紹介します。
昔、竹取を生業としていたお爺さんが光る竹の中から
小さな女の子をみつけました。
お爺さんはその女の子を家に持ち帰り、大切に育て、
女の子は美しく立派に育ちます。
その女の子に「かぐや姫」と名付け、
かぐや姫はその美しさから瞬く間に世間の噂となって、
5人の求婚者が押し寄せるのですが、
皆、かぐや姫の結婚の条件となる無理難題に応えることはできませんでした・・・

 

後半はいかがだったでしょうか?
ジブリで映画化もされたかぐや姫ですが、絵本などで読んだ印象とはまた違ったのではないでしょうか。
そもそもかぐや姫が竹の中にいたのは、月で罪を犯した罰として、
月から地上に送られたからでした。
しかし、姫の犯した罪が何であったかは具体的に述べられていません。
では、姫が犯した罪とはなんだったのでしょうか?
これには様々な考察がありますが、かぐや姫は月にいる間、
地上に憧れを持ってしまったという説が有力です。
月では地上は欲がうずまく汚れた場所とみなされ
地上に憧れてしまったかぐや姫は、罰として地上に送られるのです。
しかし、憧れの場所に送らたのでは罰にならないのでは?と思うでしょうが、
実際、姫は多くの求婚者に迫られたり、帝に宮仕えを申し込まれ、
頼りにしていた翁も帝の味方をするなど、嫌な思いをたくさんしてしまうのでした。
みなさんは、『かぐや姫の罪』とはなんだったと思いますか?

 

さて、この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回も『竹酒』でした。
次回は「豆乳」をご用意ください。
どんなお話がくるのかお楽しみに!

 

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もう一度この番組を聴きたいという方は、 是非AG-ONにアクセスしてみてください。

 

そして、この番組の朗読CDが発売中です!!

今までの朗読をまとめたデータCDと、新規とりおろし作品、夏目漱石の『夢十夜』を収録したCDの2枚組です。

お値段は税込3,000円です。

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そして、もう一つお知らせ!

番組では定番となった季節の詩ですが、

今月は「読書の秋!秋の詩スペシャル」と題して、みなさまから募集した秋の詩をご紹介したいと思います。

採用された方には、能登さんのサイン入りの番組特製木の栞を差し上げます!

長さは問いませんので、みなさんの思い思いの秋の詩をお送りください。

その詩を思いついた背景や気持ちなども添えてお送りください。

みなさまからのステキな詩、お待ちしています!

 


それではまた、月曜日の深夜をお楽しみに!!

番組内容

小説や物語、民話や絵本、童話、ライトノベル、詩などあらゆるジャンルの作品を
「朗読」します。

放送時間

毎週木曜日26時30分~27時00分
リピート:毎週金曜日14時30分~15時00分
AG-ON:毎週土曜日 正午更新
1週間オンデマンドで配信
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