みなさん、こんばんは。
お休み前のひと時、いかがお過ごしですか?
小説や民話、童話や絵本、ライトノベルなど、毎回様々な「おはなし」を
能登さんの美しい朗読でお送りする『能登麻美子 おはなしNOTE』。
さて、第70回目は『赤いろうそくと人魚』(後編)をお送りしました。
作者は、童話作家の小川未明さんです。
北の海に住む人魚は、人間の世界で暮らしても幸せになれると考え、
自分の子供を神社の石段に置きました。
その人魚の赤ん坊をろうそく屋を営んでいる老夫婦が、
「神様の授け子だ」と、大事に育て、人魚の娘は立派に育ちました。
大きくなった人魚の娘は、赤い絵の具でろうそくに絵を描きます。
この赤い絵のろうそくは評判を呼び、ろうそく屋は大繁盛したのですが・・・
何とも悲しい結末でしたね。
ろうそくを買いにきた女の人は人魚のお母さんだったのでしょうか?
その後、人魚の娘がどうなったのかもわかりません。
みなさんは、どう思いましたか?
ちなみに、この物語の舞台は北の海でしたが、この海は未明の故郷・新潟の海ではなかと思われます。
寒い日本海の荒波に、人魚はさびしさを感じてしまったのです。
また、ろうそく屋が舞台となっているのは、未明が幼少の頃、
里子に出ていた家がろうそく屋だったことが影響しています。
さて、この番組では毎回読み物に合ったドリンクをご紹介しています。
今回はカクテル『ブルー・ラグーン』でした。
次回は「ミルクセーキ」をご用意ください。
どんなお話がくるのか、お楽しみに!
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