• 2018.8.27

    8月27日(月) The News Masters TOKYO 第364回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、経済学者の柳川範之さん。


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    ●7時は「地銀再編に長崎モデル」のお話。公正取引委員会は24日、長崎県の親和銀行を傘下に置く、ふくおかフィナンシャルグループと長崎県の十八銀行の統合を認めると発表し、両社の再編問題が2年半越しで決着しました。独占禁止法上の問題を解消するために、融資先企業が競合金融機関から借り換えることで融資シェアを下げる今回の手法は、同じ県内にある地銀同士が統合する際のモデルケースとなりそうです。


    両社が統合を発表したのは16年2月。当初は17年4月の統合を目指していました。統合により、長崎県内の中小企業向け融資のシェアが80%近くになり、利用者の選択肢が狭まることを公正取引委員会が問題視。両社は公正取引委員会が納得する解消措置を示せず、審査は長期化。17年7月には無期延期となりました。


    突破口となったのは、融資先企業に競合する佐賀銀行や長崎銀行などの周辺の地銀、信用金庫、メガバンク、商工組合中央金庫など金融機関に借り換えてもらう手法です。公正取引委員会は23日に最終意思決定を行う委員会を開き、内容を精査した上で両社の統合計画を認めました。


    ●7時30分は、「認知症患者の資産 200兆円」という話について。高齢化の進展で、認知症患者が保有する金融資産が増え続け、2030年度には今の1.5倍の215兆円に達し、家計金融資産全体の1割を突破するとみられています。認知症になると資産活用の意思表示が難しくなり、お金が社会に回りにくくなります。国内総生産(GDP)の4割に相当するマネーが凍結状態になれば、日本経済の重荷になりかねません。お金の凍結を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか


    金融機関の立場では家族による横領を防ぐため、本人でないと引き出せません。本人のためでもお金が使えず、預金が凍結状態になるケースが目立ってきています。対策案として、全国銀行協会や法務省、金融庁などは協議し、後見人に夜不正を防ぎつつ、今よりも使い勝手の良い預貯金サービスを考案しています。


    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。


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    ●8時は、「夜泣きは子供の睡眠障害」という話題。全国的にも珍しい、乳幼児を対象とした『夜泣き外来』が7月、兵庫県立リハビリテーション中央病院に開設されました。発達障害の予防や早期発見にも繋がる他、眠れない親の精神的負担を減らすなど、虐待防止にも効果が期待されています。


    子供は小学校4年生くらいまで時間感覚が未熟で30分と2時間、3時間の長さが感覚的にわからないのです。時間感覚は大人が「枠」をはめて躾けるしかありません。治療では自ら寝付くを育むため、抱っこや夜間授乳をしないように習慣の変化を促し、必要なら睡眠に関わるホルモン「メラトニン」も投与したりもするとのこと。今回は神戸の例をご紹介しましたが、全国に広まって欲しいですね。


    ●8時30分は「筋トレはうつ病に効果がある」という話題について。ジョギングやランニングなどの有酸素運動は、うつ病を改善する効果があると言われていますが、筋トレでも同じような効果があることがわかりました。今朝は筋トレと心の関係について、伺いました。


    こちらは東洋経済オンライン、ニューヨークタイムズの記事。心の健康に対する筋トレの効果はこれまであまり知られてこなかったですが、2017年の先行研究の分析論文、筋トレに不安感を軽くする効果が期待できるとのことです。全体的に見て、週に2~3回ジムに通い体を鍛えることが、体だけでなく心の健康改善に効果的なのかもしれません。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYESNOアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」今朝は、音声ニュースアプリ「Voicy」 とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ 庄司舞子さん。


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    今日のテーマは「朝、シャワーを浴びますか?」詳しくは特集ページで。


    【マスターズインタビュー】
    今週は「あずきバー」でお馴染み。井村屋グループ会長 浅田剛夫さん。浅田さんは1942年、三重県のお生まれ。
    中央大学卒業後、大阪の老舗食品会社、イカリソースに入社されますが、1970年、入社5年目で井村屋製菓に転職。2003年に井村屋製菓社長、2013年から井村屋グループの会長を務めています。
    初日のきょうは、転職に関するお話を伺います。イカリソースで活躍、結婚もしていた浅田さんが転職を決めた理由とは・・・?


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Lay Your Hands On Me / Bon Jovi
    2曲目 Jessie's Girl / Rick springfield
    3曲目 夏の終わり / 矢沢永吉

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  • 2018.8.24

    8月24日(金) The News Masters TOKYO 第363回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。


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    ●7時は、来月11日と12日に、ロシアの極東ウラジオストクで予定されている「東方経済フォーラム」と言う国際会合について。本来は経済について話し合うはずのこのフォーラム。今回は北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が来るか否かについて各国、中でも日本が神経を尖らせています。拉致問題が膠着する中、安倍政権は北朝鮮をめぐり細い糸を手繰るような苦しい外交を強いられていますが、これからの展望はどうなるのでしょうか。


    東方経済フォーラムは、プーチン大統領の命令により創立され、毎年ウラジオストクで開催されています。主な課題は国際投資家、ロシアのビジネス界、連邦・地域・地方行政機関との関係強化、有識者によるロシア極東地域の経済潜在力の発揮やロシア国内外における当該地域の競争力強化と投資を促す魅力の向上など、時にはユニークなことも議論されます。


    びんさんには「今回のフォーラムで、北朝鮮の金正恩委員長は出席して、安倍総理大臣と会談を行うのか」や「ロシアと中国が近づいていってる現状」についてお話をいただきました。


    ●7時30分は、「イケてる後継者の条件」と言う話題。中小企業の経営者の高齢化に伴い、事業継承への関心が高まる中、みずほ信託銀行は、中小企業向けに提供している事業継承信託の拡販計画を打ち出しました。事業継承、跡取り問題といえば、「大塚家具」が思い浮かびますが、中小企業でも深刻な問題となっているようです。


    信託とは、委託者が、財産を信頼できる受託者に託して名義を移し、その財産を一定の目的に従って管理活用処分し、その中で託された財産や運用益を受益者に給付し、その目的を達成する法制度。みずほ信託銀行では「遺言代用タイプ」と「生前贈与タイプ」の2種類提供しており、企業オーナーの意向に剃った自社株の生前贈与をサポートしています。


    ファミリー企業の場合、どんな人に事業継承させるべきか、後継者をどう選ぶかは経営者の悩むところ。今回のテーマである「イケてる後継者の条件」ですが、「婿養子」が一つの答えを出しています。学術研究では2代目以降は息子よりも外で成り上がってきた男性を継がせる方がいいとのこと。婿養子システムは世界でも稀で、日本独自の存続システムのようで、スズキ、鹿島建設、大正製薬などが挙げられます。


    【8時台】
    金曜日8時台のニュースマスターは、NOBORDER NEWS TOKYO代表でメディアアナリストの上杉隆さん。


    ●8時は、「自民党総裁選、その先へ」のニュースについて。来月20日に投開票が行われる自民党総裁選挙に向け、安倍総理大臣が地方の党員票に影響力をもつ各業界団体との関係強化に動いています。2007年の参院選で惨敗し、第1次政権の退陣の引き金となった苦い経験をもつ安倍総理は、総裁選だけでなく、来年春の統一地方選挙や夏の参院選も見据え、支持票を掘り起こす思惑があるようです。


    安倍総理大臣は23日は大分。27日以降福井、富山、愛知などを訪れます。一方石破氏は22日に北海道で農林水産業の再生を訴えました。上杉さんによると、「自民党総裁選は意外とどんでん返しがあるかもしれない。また、『安倍総理が右寄り』と言われるが、政策などを見れば、石破さんはもっと右寄り。冷静に判断することが大事」とお話されておりました。野党に関して、立憲民主党は代表選挙すら行わないのは今の体制を崩したくないからとのことです。


    ●8時30分は「ピンチなの?トランプ大統領」のニュースにフォーカス。トランプ大統領周辺とロシアの不透明な関係をめぐる疑惑「ロシアゲート」の追求が、新たな局面を迎えました、トランプ氏の個人弁護士を長年務めたマイケル・コーエン被告が、選挙資金法違反など8つの罪を認める代わりに、当局の操作に協力する「司法取引」に応じました。また、元選対本部長で、脱税の罪に問われているポール・マナフォート被告に有罪の評決が出ました。トランプ氏にとっては痛手となるのは必至です。


    上杉さん曰く「トランプ大統領はジレンマに陥っていると弁護団は危惧している。トランプ氏がモラー氏から要求されている聴取を拒否すれば、有罪ではないかとの印象を与えることになる。聴取を受ければ、偽証罪に問われるリスクが高まる。いずれにせよその先、トランプ氏は崖から転落することになる」と話しておりました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」今日は上杉隆さんと「タケタケ問答」を行いました、テーマは政治資金について。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、土の上ではなく、フィルムの上で、野菜を栽培する「フィルム農法」を開発した神奈川県平塚市のベンチャー企業、メビオール株式会社・代表取締役社長の森 有一さんです。最終日は「森さんの夢」そして「スタートアップを目指す人たちへのメッセージ」をお届けします。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Oh,Pretty Woman / Roy Orbison
    2曲目 君がいた夏 / Mr.Children

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  • 2018.8.23

    8月23日(木) The News Masters TOKYO 第362回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。


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    ●7時は、「子どもの自殺、8月下旬から要注意」というテーマにフォーカス。悩みを抱える子どもは、夏休みが終わるから2学期が始まる時期に不安定となる傾向があります。自殺総合対策推進センターが2006年度から2015年度までの10年間に自殺した、小・中・高校の児童・生徒合わせて3209人の死亡時期を調べたところ、8月下旬が153人ともっとも多く、9月上旬が122人、4月中旬が108人と続いていることがわかりました。


    子どもにもプライドがあります。いい子であればあるほど、いじめられる側になってしまった格好悪さを親や先生に報告できません。藤原さんは「教育改革実践家がいう言葉ではないが、学校には行かなくてもいい!」と話します。高校以上だとフリースクールも増えていますし、最近では角川ドワンゴ学園やN高等学校などの学校も出てきています。


    また、いじめに関してはお兄さん・お姉さんやおじさん、おばさんなどの斜めからの目線からみることが重要だというお話もしていただきました。


    ●7時30分は、「OK,グーグル!いい話聞かせて」という話題について。アメリカ・グーグルが、「Tell me something good」という実験的な新機能を音声アシスタント向けにリリースしました。ユーザーがスマートフォンの「Google アシスタント」やスマートスピーカー「Google Home」に頼むと、音声アシスタントがこれに応えて、いい気分になる最近のニュース記事の要約を聞かせてくれます。


    いいニュースの選別は無党派の非営利団体「Solution Journalism Network」が担います。同団体は、広範なニュース期間が配信する記事の中から、ポジティブなニュースを選び出しているとのことです。皆さんはどんなニュースが「something good」ですか?


    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与の池田純さん。


    ●8時は「メジャーリーグサッカーが人気で成長している。大物投資家も参入している魅力は、将来性?」についての話題。先週、アメリカに旅行に行かれた池田さん。今日は旅行中に観た「メジャーリーグサッカーの成長ぶり」に今後のメジャースポーツビジネスの魅力を感じたという池田さんにその実態をお話いただきました。


    池田さんが「MLS」に将来性を感じたのはファン目線だけでなく、オーナー目線でみて「のびしろ」があると思うから。日本のプロスポーツの多くは企業が保有していますが、アメリカのプロスポーツは「企業家・投資家」の個人オーナーか、オーナーグループが保有しています。そのため大胆なことができ、「価値を高めるために、色々と手を打つ」とのことでした。


    ●8時30分は「池田さんが説く『社外取締役』に相応しい能力とは?」という話題。読売新聞によると、前経団連会長の榊原定征さんが、社外取締役の紹介ビジネスを手がけるベンチャー企業「プロネッド」の名誉会長に就任したことがわかりました。榊原さんは、経団連会長時代に「社外取締役制度の積極活用」を打ち出しており、ベンチャーに活躍の舞台を移して、更に人材育成などに取り組む模様です。


    池田さんも「株式会社ノジマ」「株式会社大戸屋ホールディングス」「株式会社リブセンス」の3社の社外取締役に就任しています。「社外取締役」は「経営の監視」が1番の仕事ですが、制度が十分に機能しているとは言い難いと言います。「そこはおかしい!」「ダメなものはダメ!」と解雇されても言うべきことは言う人こそ社外取締役に相応しい人物であるとのことです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    次世代型119番通報アプリ「Coaido119」をご紹介。こちらは心停止などの緊急時、救急車が到着するまでの間、周囲にいる救命ボランティアを要請できると言うアプリです。コエイド119の玄正慎さんにお電話でお話を伺いました。


    心停止した場合、救急車が到着するまでの約10分間に何らかの処置をしないと助かる確率は1分につき、7〜10%ほど下がるそうです。他にもこのアプリを作ったキッカケなどについて伺いました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、土の上ではなく、フィルムの上で、野菜を栽培する「フィルム農法」を開発した神奈川県平塚市のベンチャー企業、メビオール株式会社・代表取締役社長の森 有一さんです。メビオールは画期的な技術を持っていながら、黒字経営に転換するまでに18年かかりました。なぜ赤字だったのでしょうか。「会社経営の歩み」について伺いました。


    1曲目 Do You Love Me / The Coutours
    2曲目 STAND BY ME / Ben E King
    3曲目 夏のクラクション / 稲垣潤一

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  • 2018.8.22

    8月22日(水) The News Masters TOKYO 第361回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、週刊ダイヤモンド編集長・深澤献さんです。


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    ●7時は、『東京オリンピック・パラリンピックのボランティア問題』の話題にフォーカス。2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて大会組織委員会と東京都が11万人に上るボランティアを来月から募集します。その主力は学生とされていますが「10日以上の活動が基本」「宿泊は自己手配、自己負担」といった条件が厳し過ぎるとの指摘があるのに加え、学生にとって2年後の予定が見通しにくいとの事情から、確保が難しいのではとの声も出ています。


    組織委員会はこの夏、全国各地の大学で説明会を開くほか、活動を分かりやすく紹介したチラシを30万部配布する予定です。東京都は女優の広瀬すずさんを起用したPR映像を制作。これを受けて深澤さんは、「ボランティアを集めるために金を使うのは惜しまないという本末転倒だ」と話しました。タケさんも、「参加はしたいけど条件が厳しすぎるなあ」と頭を抱えていました。


    ●7時30分は『昭和より劣化した派閥政治』の話題にフォーカス。週刊ダイヤモンド8月25日号は「平成経済全史30 さらばレガシー、その先へ」と題して平成の時代を豊富な経済指標とデータ、イラストで振り返り、日本の産業界や私たちの生活が30年間でどのように変化したのかをお聞ききしました。


    8月25日発売の『タイヤモンド』には、平成30年間の変遷が詳しく書かれています。会社の細かい情報などが相関図になっていて、歴史も詳しく書かれています。西川アナもその情報量を絶賛していました。深澤さんが入社をされた平成元年は、タバコは吸い放題、携帯なしが当たり前でした。パソコンやスマホの利用で仕事が大きく変化したことを感じているそうです。一方で、働き方改革の面で見ると、昭和の価値観はずっと残っています。深澤さんは、「変わったところと変わらないところのコントラストが面白い」と話しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『セブンイレブン、沖縄に進出』の話題にフォーカス。コンビニ最大手のセブン―イレブン・ジャパンの子会社、セブン―イレブン・沖縄は沖縄県内への初出店時期を2019年秋ごろに予定していると発表しました。浦添市に取得したおよそ2万3千平方メートルの土地に、弁当や総菜を製造する専用工場を建設することも表明し、来年7月の完成予定です。沖縄は全国で唯一、セブンイレブンの店舗がない県でしたが、離島県の沖縄は、食品工場の建設や物流面の構築などクリアすべき課題もあり、それを県内企業と協力関係を築くことでスムーズな展開につなげる狙いがあります。


    先週沖縄に行っていたという入山さん。番組にお土産もいただきました。沖縄はなんと、全国で唯一セブンイレブンがない県でした。実際に入山さんが訪れた石垣島に至っては、ファミリーマートしかないという印象だったそうです。特にセブンイレブンは物流の効率化や顧客の利便性向上などを目的に、一定の地域に集中して出店する「ドミナント方式」(高密度多店舗出店)を全国で展開しているようです。沖縄での初出店の際は、複数の地域にまたがって出店する見通しです。一方、ファミリーマートは昨年の秋時点で沖縄には320店舗あり、2019年2月末までに350店を目指しセブンイレブンに対抗するようです。


    ●8時30分は、『起業の街、大阪・梅田に勢い』の話題にフォーカス。日経新聞によると大阪・梅田が起業の街として存在感を高めつつあります。「東京と比べ起業家が少ない」といわれてきた関西ですが、近年は行政の支援を背景に起業できる拠点が増加。東京より低コストで起業でき、利便性の高い中心部に住みながら、大手企業や投資家と近距離で交流できる「安・近・短」の魅力が起業家をひき付けており、創業初期の企業や上場組が集まる雑多さも特徴となっています。


    大阪の中でも梅田近辺が起業家の中で盛り上がってきているようです。なぜなら、ベンチャーは狭いところに集まり顔と顔を合わせて情報を得ることが重要視されているからです。しかし、これまでの日本のベンチャーは東京に集中しすぎていることが課題だったようです。入山さんは、「関西という経済のコアがわざわざ東京にくるのは無駄。この流れは自然で良いことだ」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は入山さんに紹介いただきました。取り上げた会社は、秋田県の新政酒造。新政といえば、10年ほど前までは、スーパーの店頭に並んでいる"安酒"の印象がありました。しかし、今では佐藤家の後継である祐輔氏が大改変し、「もっとも手に入らないレアなお酒」を作る有名酒造に成長したそうです。入山さんには、祐輔氏の経歴や、トップレベルに入手困難と言われる「No.6」ができるまでを解説いただきました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、土の上ではなく、フィルムの上で、野菜を栽培する「フィルム農法」を開発した神奈川県平塚市のベンチャー企業、メビオール株式会社・代表取締役社長の森 有一さんです。フィルム農法は日本では北海道から沖縄まで広く使うことができますが、海外にも進出しています。3日目の今日は「フィルム農法の今後の広がり」についてです。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Super Freak / Rick James
    2曲目 バビル2世 / 水木一郎

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  • 2018.8.21

    8月21日(火) The News Masters TOKYO 第360回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、『文科省 EdTechの取り組みへ』にフォーカス。文部科学省は来年度からAIなどの最先端技術を教育に生かす「EdTech(エドテック)」の実証実験に乗り出します。子供たちがどんな問題につまずくのかといったデータをAIで解析し、生徒それぞれにあった指導法につなげる見込みです。


    教育にテクノロジーを組み合わせた「EdTech(エドテック)」。中でも人間も見つけられない特徴を見つけ出すのがAIであり、教育現場に投入した場合、例えば「不正解は何だったのか?」について同じ生徒が同じ傾向の問題で4回5回と間違えたら、その生徒の弱点の傾向も分かりやすくなります。人間の先生では、生徒一人一人の弱点発見はなかなか難しいところです。一方でタケさんは、「逆に長所を伸ばすためにも使えるのでは?」と提案しました。


    ●7時30分は、「西日本豪雨 避難遅れ調査へ」にフォーカス。今年7月の西日本豪雨により108人が死亡した広島県は、「避難しなかった理由」などを被災者に尋ね、心理状態を分析する初の調査に乗り出します。土砂災害による死者の半数近くが被害の想定されていた「土砂災害警戒区域」などで亡くなり、避難情報が行動にほとんど結びつかずに「逃げ遅れ」が被害を拡大したことを重く受け止めて、被災地ごとの聞き取り調査により早期避難による減災を目指します。


    人間が逃げなくなるメカニズムは、以下の3つの社会心理学の用語で説明することが出来ます。

    ◆「逆機能」→今まで大丈夫だったから、ここまで水がこないだろうという経験が働くこと。
    ◆「正常性バイアス」→パニックになると人間はうまく行動できなくなる。それを防ぐために、人は「まだ大丈夫」と落ち着いてしまう。それが働き過ぎて、水が目の前に来てしまっても「まだ大丈夫」と思ってしまう。
    ◆「同調性バイアス」→御嶽山の噴火があるのに周りはスマホで写真を撮っている。それで自分も大丈夫だと思ってしまう。

    佐々木さんは「自分の親がどんな判断をするか知っておいた方がいい。」とコメントしました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、元ミクシィ代表取締役・現在はシニフィアン株式会社の共同代表で、政策研究大学院大学客員研究員でもある朝倉祐介さんです。


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    ●8時台は、ビール系飲料市場の現状にフォーカス。ビール大手のアサヒグループホールディングスとキリンホールディングスの戦略の違いが鮮明になってきました。キリンは国内で流通大手のプライベートブランド生産をシェア拡大につなげる戦略なのに対し、アサヒはこれに追随しない方針を明らかにしています。ビール業界ではシェアをめぐって猛烈な安売り競争が繰り広げられてきましたが、若い世代のビール離れに歯止めをかけられずに、13年連続でビール系飲料市場は縮み続けています。


    今回の話題は日本国内の話ですが、世界のビール市場に目を向けると、完全に一極化が進んでいるようです。アサヒビールが、海外からのインポートビールの販売に注力していくとありましたが、これは近年買収した事業で、実は、その買収元のアンハイザー・ブッシュ・インベブが世界のビール市場最大のシェアを獲得しているのが現状です。朝倉さんは、「日本ではアサヒとキリンが二大巨頭ですが、海外から強力なプレイヤーが台頭してきていることも視野に入れるべき」と話しました。


    ●8時30分の話題は、日本経済の低迷と『ファイナンス思考』。日本経済の低迷が叫ばれて久しく、過去20年以上にわたり低成長が定常化した状態が続いています。この頃では「スタートアップ」と呼ばれる新興企業への資金流入が盛り上がりを見せてはいますが、アメリカや中国などと比べるとスピードが遅く、いまだに大きなブレークスルーには至っていない状況です。


    日本経済の低迷において、朝倉さんは『ファイナンス思考』の重要性を解説しました。多くの日本企業を蝕むのは、『PL脳』という病だと言います。これは朝倉さんの造語で、目先の売り上げや利益を最大化することを目的視する、短絡的な思考態度のことを指します。対して、朝倉さんが提唱するのが『ファイナンス思考』。企業の価値を上げ、将来に稼ぐと期待できるお金の総額を最大化しようとする発想です。朝倉さん自身もミクシィを経営された経験から、『ファイナンス思考』で企業の価値を上げることの大切さを実感されたそうです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、一か月の訪問者が1800万人を超える!という総合ニュースサイト「J-CASTニュース」が提供している書籍紹介サイト・「BOOKウォッチ」から記者の松本良一さんにお越しいただきました。


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    紹介いただいたのは、『富山は日本のスウェーデン(集英社新書)』。著者は井手英策さんです。慶応大学の経済学部教授で「格差」や「分断社会」というテーマでのご研究で名高い方です。この本には、井手さんが10年間にわたる富山でのフィールドワークを通じて発見したことが書かれています。地域の成長や発展を考えている人だけでなく、どなたにも、ぜひ一度読んでいただきたい一冊です。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、土の上ではなく、フィルムの上で、野菜を栽培する「フィルム農法」を開発した神奈川県平塚市のベンチャー企業、メビオール株式会社・代表取締役社長 森 有一さんです。森さんは早稲田大学を卒業後、東レ、テルモ、米国W.R.グレースといった日米の大企業に身を置き、1995年メビオール株式会社を設立し、農業分野に進出します。2日目の今日は「フィルム農法はどのようにして生まれたのか」について、お話いただきました。


    今日の楽曲
    1曲目  ABC / The Jackson 5
    2曲目  夏の決心 / 大江千里

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  • 2018.8.20

    8月20日(月) The News Masters TOKYO 第359回

    【7時台】
    毎週月曜日7時台のニュースマスターは、フジテレビ系列28局のニュースサイト FNN.jp のチーフビジョナリスト 清水俊宏さん。


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    ●7時は「天皇、皇室のあり方について」のお話。終戦から73年を迎え、平成最後の終戦の日となった15日、天皇陛下は、全国戦没者追悼式で、「深い反省とともに、今後、戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願う」と恒久平和への願いを述べられました。2019年4月30日に今上天皇は退位され、平成の時代が終わります。天皇や皇室のあり方は今後、どのようになっていくのでしょうか。


    清水さんはジャーナリストの池上彰さんにお話を伺いました。池上さんは宮内庁の取材経験もあり、また、最近は、『池上彰の「天皇とは何ですか?」』という本を出版され、その中で、宮内庁の待従職を10年半務めた渡邊允さんとも対談。池上さん曰く、天皇や皇室について考えることは、日本という国がどういう国なのかということを考えることに他なりません。


    池上さんと対談された渡邊さんによると、退位に関して、天皇陛下は5、6年前から考えられていたのではないかとのこと。今上天皇は「国民統合の象徴」とはどういうものか、常にお考えになり、歩むべき道筋をおつくりになりました。次の天皇陛下は、欧州の王室のあり方もよく見てこられました。常に時代に即して新しいものを受け入れることで、伝統を守るという道を進まれるのではないかということです。


    ●7時30分は、「逃げハラ」の話題について。今、世の中には、「パワハラ」や「セクハラ」、「モラハラ」「マタハラ」など、相手に対して精神的・肉体的な苦痛を与えることを指す言葉が、数多く存在しています。今日は仕事から逃げっぱなしで、周囲にストレスを与える、逃げるハラスメント「逃げハラ」について、清水さんに伺いました。


    同志社大学政策学部で組織論を研究している太田肇教授に夜と、「仕事の丸投げ」が生まれる原因は大きく3つ。1つは単純に忙しい。自分のことで手一杯のため、指示が適切に下せない。次に、上司が若い頃に仕事を丸投げされていた。つまり、仕事を丸投げする方法しか知らない。最後が、職場のIT化に追いつけない。仕事の方法が急速に変化し、その流れに追いつけない結果、仕事を丸投げしてしまうということです。


    さらに、これは個人だけの問題ではありません。日本は、制度的にも文化的にも集団主義の強い国。その結果集団無責任に陥ってしまい、責任を取らない上司が生まれてしまうのです。まずは上司をマネジメントすることを心がけること重要なのは、逃げハラ上司を自分の側に取り組み上司を煽って、その気にさせましょう。逃げハラの上司の言いなりになるのではなく、どうやったら逃げハラ上司をコントロールできるかを考えてみると一気に視界が開けてくるはずです。


    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターはノンフィクション作家の田崎健太さん。


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    ●8時は、「甲子園」の話題にフォーカス。夏の全国高校野球は、18日、準々決勝の4試合が行われました。第1試合は、大阪桐蔭が浦和学院を圧倒し、11-2で快勝。第2試合は、済美が、報徳学院との接戦を制し、第3試合は、日大三高が、終盤の集中打で、下関国際に逆転勝ち、第4試合では、金足農業が、1点を追う最終回、サヨナラ2ランスクイズで、34年ぶりの準決勝進出を決めました。大会は、今日準決勝が行われ、明日全国3781校の頂点が決まります。


    田崎さんには連投問題や甲子園のいつも話題の高校はプロ養成校になっている問題などについてお話していただきました。


    ●8時30分は「サッカーU-21」の話題。サッカーの21歳以下日本代表・U-21は、ジャカルタ・アジア大会第1次リーグD組ですでにベスト16入りを決めていましたが、ベトナムに0-1で敗れ、2勝1敗の勝ち点6で2位通過が決まりました。3連勝のベトナムが1位で突破となりました。


    田崎さんにはこのアジア大会はサッカー界でどのような立ち位置なのか。森保ジャパンの展望などについて伺いました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYESNOアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」今朝は、音声ニュースアプリ「Voicy」 とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ 内田あゆみさん。


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    今日のテーマは「勤務中にノンアルコールビールを飲むのはアリですか?」詳しくは特集ページで。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、土の上ではなく、フィルムの上で、野菜を栽培する「フィルム農法」を開発した神奈川県平塚市のベンチャー企業、メビオール株式会社・代表取締役社長 森 有一さん。初日の今日は「フィルム農法とは、どういうものなのか」について。フィルムを使うことで、どのような野菜ができるのでしょうか。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Please Mr.Postman / The Marvelettes
    2曲目 浅い夢 / 来生たかお

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  • 2018.8.17

    8月17日(金) The News Masters TOKYO 第358回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。


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    ●7時は、「15日の終戦の日を振り返って」のお話。おととい8月15日は73回目、平成最後の終戦の日でした。昭和天皇がラジオを通じて、日本の降伏を国民に伝えたのが1945年8月15日の正午。政府は1982年に、この日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と定めました。今朝は、あらためて15日の終戦の日を振り返りました。


    終戦の日などと言われますが、公式に定められているわけではありません。厚生労働省の文面でも「戦没者を追悼し平和を祈念する日」となっています。そのため日本武道館の式典も「終戦記念式」ではなく「戦没者追悼式」としています。


    国際法上では6年後の1951年の9月2日に吉田総理がサンフランシスコで平和条約に調印したこの日に「戦争状態」が終結したことになっています。また、私たちは8月6日や15日に目がいきがちですが、その前日はどうだったのか。びんさんにお話いただきました。


    ●7時30分は、「売上高更新中!ユニクロの魅力とは!?」という話題。ファーストリテーリングが4月に発表した連結決算は、ユニクロが好調で売上収益、営業利益ともに過去最高を更新しました。そして、7月に発表された連結決算では、海外のユニクロ事業が国内の売上高を超えました。世界的にユニクロブランドが好調な理由と背景について伺いました。


    国民服と言われるまでになり、「ユニバレ」や「ユニ被り」と、着ていることを人に知られたくない服でしたが、現在では日本で一番ブランド志向が強いファッション誌と言われる『25ans(ヴァンサンカン)』の最新号で「機能性とコスパの良さに加え、トレンド感のある旬デザインでファンを惹きつけている」とユニクロが紹介されたのです。


    崔さんはハイブランド雑誌でユニクロが紹介された背景として、1.お金が減っているわけではない 2.ブランド品などのハードを持つことの承認欲求から、「インスタ映え」などソフトの世界での承認欲求へ移行したから 3.情報過多の時代に選ぶのが面倒 という仮説をしていただきました。


    【8時台】
    金曜日8時台のニュースマスターは、タケさん。


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    ●8時は、「省庁、障害者雇用42年間水増し 実態半数で対象外算入、批判必至」のニュースについて。国土交通省や総務省などの中央省庁が義務付けられた障害者の雇用割合を42年間にわたり水増しし、定められた目標を大幅に下回っていたとして、政府が調査をはじめました。障害者手帳を持たない対象外の職員を算入する手法が使われ、国の雇用実態は公表している人数の半数を下回る可能性があります。政府は雇用を義務付けられた企業が目標を達成できなければ、納付金などを徴収しています。


    タケさんからは「ノーマライゼーション」という考え方についてお話いただきました。また、先日塚本茂ディレクターが紹介してくれた「トレンドマスターズ」のコーナーでは障害者と健常者、プロのパティシエらがコラボしてチョコレートを作るチョコレート工房の「ショコラボ」では障害者と健常者の本当の意味での「ノーマライゼーション」を目指すと謳っており、その企業理念は「すべての人々に平等に接し、障害者、健常者、高齢者が共生するコミュニティ作りで関与するすべての人々に物心両面の豊かさを感じられる仕組みづくりで社会に貢献すること」だとのことで、見習ってほしいとタケさんは強く主張していました。


    ●8時30分は「安倍総理大臣たちの夏休み」にフォーカス。夏休みを山梨県の別荘で過ごす安倍総理は16日、森元総理や小泉元総理、麻生副総理の総理経験者や茂木大臣とともにゴルフを楽しみました。総理は、1週間ほど別荘に滞在する予定で、来月に控えた自民党総裁選への出馬表明は夏休みの後の今月下旬以降となる見通しです。一方、石破元幹事長は、派閥の会合で「国民に、自分の考えと総理の考えのどこが違うのか、わかっていただけるような機会を提供していただきたい」


    タケさんによる政治家の皆さんのゴルフ時の服装のお話、来月に控えた自民党総裁選のお話など内容たっぷりにお送りしました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」今日は社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」によるコントをお送りしました。


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    【マスターズインタビュー】
    今週は、タケさん選曲の夏歌をお届けしました。 4日目の今日は「さよならのオーシャン / 杉山清貴」でした。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 THINK / アレサ・フランクリン
    2曲目 Eye in the Sky / The Alan Parsons Project
    3曲目 ブルーウォーター / 森川美穂
    4曲目 さよならのオーシャン / 杉山清貴

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  • 2018.8.16

    8月16日(木) The News Masters TOKYO 第357回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。


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    ●7時は、「赤ちゃんは『注目される人』が好き」という話題。京都大学などの研究チームは、生後10ヵ月の赤ちゃんが人間同士の視線の動きを観察し「他者から見られる人」を好む傾向があることが分かったと発表しました。これは、赤ちゃんが、発達の早い段階から社会関係の中で視線の持つ意味合いを理解している可能性を示しています。


    毎日新聞8月14日夕刊によると、男女の赤ちゃん19人を対象に実験/画面上で、まず女性が隣のもう一人の女性に視線を送っている場面を赤ちゃんに見せ、次に、同じ女性が隣にいる最初とは別の女性から目をそらしている場面を見せ、視線を送られた女性とそらされた女性を一緒に画面に示した時に、赤ちゃんがどちらをより長く眺めているか計測。視線を送られた女性を眺める時間のおよそ1.2倍長かったとのことです。


    今日はこの話題を中心に「育児として大事なのはウンチのお世話である」というお話や「へその緒は脈動が止まるまで切らない方がいい!?」というお話をしていただきました。


    ●7時30分は、「旅行関連の新語・流行語ランキング」について。最近、旅行のスタイルが多様化しています。旅行案内には「絶景」や「SNS映え」などといった表現が使われていたり、体験重視をうたったりするものも多くなりました。ということでこの時間は今年の6月に阪急交通社が調査した、旅行関連ワードの認知度ランキングの結果をご紹介しました。


    1位 聖地巡礼 2位 ミステリーツアー 3位 ナイトプール ですが、これはみんな知っていると思うので、割愛。藤原さんが注目したのは8位〜10位の3つ。10位は「リミテッド絶景」=一定期間、一定時間しか見られない絶景 9位は「みんバケ」=民泊を使った旅行 8位は「インフィニティープール」=プールの淵から水が流れて空と海とプールの水が混じりあるような光景 とのことです。皆さんは言葉の意味、分かりましたか?


    放送では藤原さんが見たフィンランドでのリミテッド絶景のお話やタケさんによるこの時期にリミテッド絶景を見ることができるゴルフ場についてのお話をしていただきました。


    【8時台】
    本日の木曜日の8時台のニュースマスターはスマートニュースのメディアコミュニケーションディレクター・松浦茂樹さん。


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    ●8時は「AIと家事代行」の話題。しゅふJOB総研の調査によると、働く主婦が子育てと仕事の両立のために利用して見たいサービスの1位は「家事代行」で55.8%、家事や子育て経験をもとに提供したいサービスの1位は「塾などへの送迎」で27.6%でした。家事代行サービスのマーケットは、将来的に6000億円規模に成長することが期待されています。


    使いたい人が増えているということは、仕事としての可能性も拡大していくということ。そんな中、2016年12月から始まった家事ができる人と家事をして欲しい人とをマッチングするサービス、「DMM Okan」が9月30日でサービスを終了すると発表しました。需要が圧倒的に高すぎて、供給が追いつかなくなったことが原因のようです。また、このようなサービスは品質を担保にすることが問題になったりもする


    また、この後、知床へテレワークを実践しにいく松浦さんにテレワークについてのお話も伺いました。


    ●8時30分は「あなたのメールも監視されている??」というテーマ。日本企業の間で、AI(人工知能)で従業員の業務用メールを解析し、談合や汚職などの不正を早期発見するシステムを導入する動きが広がっています。不正を示唆する単語や文章を自動的に感知できるので、人間がチェックするよりもはるかに効率的だということです。


    談合事件の再発防止のために、大林組が5月に再発防止策の一つとしてAIの活用を検討していることを発表。不正に関連するサンプルメールや文書を数十通、AIに読み込ませて判断基準を学習させて分析させる→疑いをゼロから1万の間で数値化→コンプライアンス担当者が改めて内容をチェックするという流れになっています。プライバシー侵害には当たらないのかについてなどの疑問についてお話いただきました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日は「ヒットの芽」。ユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。皆さんは最近綺麗な星空を眺めましたでしょうか?今日は美しい星空についてのお話。沖縄の石垣市が今年3月に日本初となる「星空保護区」に認定されました。詳細を石垣市観光文化課の通事勇生さんにお電話で伺いました。


    今回認定されたのは、「西表石垣国立公園」。「星空保護区認定制度」とは、光害の影響のない、暗く美しい夜空を保護・保存するための優れた取り組みをたたえる制度で、"国際ダークスカイ協会"が認定します。この制度は2001年から始まり、石垣は世界で59番目の認定。


    今回「暫定認定」とのこと。石垣島は84星座も見ることができ、南十字星や天の川なども見ることができるとのこと。現在、「南の島の星まつり」が開催中。18日には「全島ライトダウン」が行われるということです。皆さんも石垣島で綺麗な星空を眺めてみてはいかがでしょうか。




    【マスターズインタビュー】
    今週は、タケさん選曲の夏歌をお届けしました。 4日目の今日は「ラストショー / 浜田省吾」でした。


    1曲目 We are the world / USA for Africa
    2曲目 Smile / Elvis Costello
    3曲目 涙そうそう -さんしん version- / BEGIN
    4曲目 ラストショー / 浜田省吾

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  • 2018.8.15

    8月15日(水) The News Masters TOKYO 第356回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者の小林至さんです。


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    ●7時は、『平成最後の終戦追悼式、開催へ』の話題にフォーカス。終戦から73年となる今日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれます。全国の遺族に加え、天皇、皇后両陛下、安倍晋三総理ら合わせて、およそ7000人の参列が予定されています。来年4月に退位される天皇陛下は、最後の参列となり、日中戦争と第二次世界大戦で犠牲となった軍人・軍属や民間人らおよそ310万人を悼み、平和への誓いを新たにします。


    おじいさんを戦争で亡くしたという小林さんは、「戦争を憎むことはないが、絶対に勝てない戦争をやるように指揮した人の馬鹿さ加減には残念な気持ちを持つ」と話します。そして、終戦後の良い変化については、人種差別の感覚がなくなってきている点を挙げました。逆に、50代以上が政治や企業のリーダーに就任している現状は、戦前の長老体制と変わりがないと指摘しました。


    ●7時30分は第100回全国高校野球選手権の話題にフォーカス。第100回全国高校野球選手権大会が昨日、甲子園球場で2回戦3試合が行われ、南神奈川の横浜が、昨年の夏の覇者・北埼玉の花咲徳栄を8-6で破り、3回戦に進みました。秋田の金足農業と静岡の常葉大菊川も3回戦に進出。また、今大会はタイブレーク制度の導入や松井秀喜さんや桑田真澄さんなどの甲子園を沸かせた元高校球児による始球式などもあるとあって、注目度も大きくなっています。


    小林さんが注目したのは、女子野球の現状についてでした。特にプロ野球は、女性ファンがいてこそ成り立っていると言います。野球人気の下支えをしてくれている女子野球について、「現在、会場を埼玉と兵庫の持ち回りでやっているが、例えば甲子園(男子野球)の午前にやるなどといった方法があってもいいのでは。女子野球のあり方も変えるべき」と話しました。


    【8時台】
    8時台も、スポーツ経営学者の小林至さんとお届けしました。


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    ●8時は、戦争経験者の想いや、メッセージをいくつかご紹介しました。当時を振り返り、「死体を見ても平気になっていた」という話もありましたが、これについて小林さんは「人間は慣れてしまうものだから、当時は苦しいと思っていなかった人もいるかもしれない。戦争は、人が自ら命を落とすことが正しいと洗脳してしまう恐ろしい出来事だ」と話しました。


    ●8時30分は、『今の時代に求められる監督像とは?』の話題にフォーカス。スポーツ界で、今様々な監督の在り方が現れています。サッカー日本代表として活躍した本田圭佑選手が、カンボジア代表の実質的な監督の役割を担うことが先日報じられ、一方、高校野球では、常葉大菊川高校が、攻撃の時に監督からの指示はなく、選手の判断に任せる「ノーサイン野球」で、甲子園で旋風を巻き起こしています。今、求められる監督像とはどのようなものなのでしょうか?


    リーダーのあり方には正解はなく、人がついてくることが条件で、時代との対話が必要だと小林さんは考えます。そして、自信満々な人よりも、怖がりであることが大切だと話しました。監督とは、中間管理職で、選手をどう引っ張って行くけるかが求められています。チームの編成は専門の人がやり、会社のように得意分野を分業することも、今の時代では必要なことだそうです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを俺の前にニュースはない、文化放送・塚本ディレクターがお伝えしました。


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    景気が多少上向き、来年春卒業する学生の就職事情は売り手市場と言われ、明るさを取り戻しつつあるようですが、一旦就職して、すぐに辞めてしまった第二新卒やフリーターの就職事情となると、新卒の場合とは違った難しさがあるようです。今日は、こうした第二新卒・フリーターなどに特化した就活支援を行っているベンチャー企業「UZUZ」の取り組みを紹介しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、タケさん選曲の夏歌をお届けしました。 3日目の今日は「夏を抱きしめて / TUBE」でした。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Blowin' in the Wind / Bob Dyran
    2曲目 ひまわりの約束 / 秦基博
    3曲目 夏を抱きしめて / TUBE

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  • 2018.8.14

    8月14日(火) The News Masters TOKYO 第355回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、『地方と大都市の格差』の話題にフォーカス。厚生労働省が発表した2018年度の都道府県別最低賃金の調査で、時給は全国平均で前の年に比べて26円増の874円でした。上げ幅は比較可能な2002年度以降で最大、23県が国の審議会が示した目安を上回る引き上げ額を決定しました。


    長野、福井、東京と三拠点生活をする佐々木さん。地方に住んでいて困ったのは、ごみが出せない問題。ごみの収集は行政の仕事ですが、収集所は町内会の持ち物。それを、住民票も移していないよそ者が使うのはどうなのか?ということで、佐々木さんのごみは大家さんが代わりに出しているそうです。他にも、地域によってはネットが繋がり辛いといった問題も。光ファイバーが通っていないので、意外とADSLも使っている場所もあるそうです。


    ●7時30分は、『「おむすび」の世界進出』にフォーカス。海外で有名な日本のコメ料理と言えば「SUSHI」ですが、最近では日本人のソウルフードとも言うべき「おむすび」の海外進出が相次いでいます。たとえばシンガポール、ベトナム。アメリカや香港。そしてフランスのパリなどでもそれぞれの国の食文化を受け入れながら、現地の人々の支持を集めています。


    日本人の感覚だと、おにぎりの中身は隠れているのが普通ですが、具が外に出ている方が外国人のウケは良いようです。一番人気は、ツナマヨネーズ。寿司や天ぷらの高級路線ではなく、インバウンドの影響で日本のB級グルメが人気の昨今。ラーメン、カレー、おにぎりが今認知されていますが、「今後はお好み焼き、たこ焼きも認知されるのでは?」と予想する佐々木さんでした。

    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、水ジャーナリストの橋本淳司さんです。


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    ●8時台は、『水道法改正案は、今後どうなる??』の話題にフォーカス。先月22日に閉幕した第196回国会で「重要法案」と目されながらも、水道法改正案は継続審議となりました。今回の水道法の改正案の目的は、①国や都道府県などの水道事業関係者の責務の明確化 ②水道事業者の広域連携の推進 ③適切な資産管理の推進 ④官民連携の推進等、とされています。ただ、実際には老朽化が懸念される水道施設などの管理や水道事業の運営を民間事業者ができるようにすることに主眼が置かれているようです。


    今回行われた第196回国会では、水道に関連する法改正が議論され、PFI法(施設は公が持ち、事業運営権を民間に任せること)が可決されました。しかし、先にこれを取り入れたパリ市では「経営が不透明で正確な情報が開示されなかった」という理由で水道が再公営化されたという例もあります。日本でも、他国の先例から検証し、論議していく必要がありそうです。


    ●8時30分は、水道法改正案の続きで、日本の水道民営化の現状について伺いました。橋本さんは、「民営化に手をあげるのは、水道事業がうまく行っているところだけ。地域差があるため民営化に向いていない。水道事業が厳しい地域がどう対策をとっていくのかが大切」と話します。各地域が自分の街づくりとして問題を捉える姿勢と、全ての人に水が提供できるような仕組みづくりを考える必要がありそうです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、本の要約サービスを提供する株式会社フライヤーのプロモーションマネージャー、井手琢人さんに、『成毛流「接待」の教科書 乾杯までに9割決まる』(祥伝社)を紹介いただきました。会社員で、営業担当者だと接待は大事な仕事の一部です。しかし、その割には「正しいやり方」を誰も教えてはくれません。接待は昔ほど積極的に行われなくなったというデータもあるようで、10年前と比較して交際費などの支出が1476億円も減っているようです。そんな時代だからこそ、周りがやっていない接待を積極的に、かつ、正しくやろうということが書かれた本です。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、タケさん選曲の夏歌をお届けしました。 2日目の今日は「燃えろいい女 / ツイスト」でした。


    今日の楽曲
    1曲目 Don't Look Back in Anger / Oasis 
    2曲目 ふるさと / モーニング娘。
    3曲目 燃えろいい女 / ツイスト

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