• 2019.1.30

    1月30日(水) The News Masters TOKYO 第474回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、ノンフィクションライターの常井健一さんです。


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    ●7時台は、『統計不正、厚労次官級も聴取同席』の話題にフォーカス。毎月勤労統計の不正を巡り、一連の問題を調べた厚生労働省の「特別監察委員会」の調査で、厚労省ナンバー2で事務次官級の宮川晃厚労審議官も関係者3人の聴取に同席していたことが明らかになりました。厚労省の定塚由美子官房長も、自身が部局長級の元職員5人の聴取に同席、質問したことを認めています。聴取の大半は1回で終わり、うち3人は15分間だけだったことも判明。また特別監察委員会の一人は共同通信の取材に「できるだけ早く報告書をまとめたいと厚労省から要請があった」と証言し、急いだ結果、調査が不十分となった恐れもあります。


    常井さんは、「対応がズサン」とバッサリ。厚生労働省の組織全体が疲れ切っていることを指摘しました。深夜まで働いていると頭が働かずミスが増えますが、そのような状況で働いているのが現状です。月平均の残業時間は月53時間。高齢者が増えることで保険、社会保障、年金、雇用などの問題はつきません。「成熟した社会になる程人が減っていくのはよくあることで、難しい問題だ」と頭を抱えるタケさん。常井さんは、「厚生労働省マターの業務が増えてしまうので、まず人を増やすことが必要」と話しました。


    ●7時30分は『統一地方選、夏の参院選。その展望は?』の話題にフォーカス。今年は統一地方選と参院選という大型選挙が重なる12年に一度の年とされ、
    4月の統一地方選まで3カ月を切りました。北海道では、2003年から4期をつとめる高橋はるみ知事が5期目の不出馬を決定し、参院選に転出を表明したため、16年ぶりの新顔同士の争いになる北海道知事選をはじめ、どのような顔ぶれが揃うのか、与野党の動きにも注目が集まっています。


    保守分裂している北海道。分裂の解消法としてこれまで、菅義偉氏の鶴の一声で鈴木直道市長と協力体制を作り、そこに小泉進次郎氏も入れ3人で無党派層に訴えかけてきました。地元の自民党保守勢力は、現在鈴木氏と泉氏で2つに分かれている状況です。常井さんは、「野党が泉さんを担ごうとしている。官邸が鈴木さんを推すのでは」と推測しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、定額制サービスの話題にフォーカス。定額制サービスを意味する「サブスクリプション」が広がりを見せています。一般的に、定額制サービスというと新聞や雑誌の定期購読、スポーツジムなどがイメージされますが、その「サブスクリプション」がが、いま新たな生活や消費スタイルを生み出そうとしています。その仕組みには、どのような背景があるのでしょうか?


    WEBサイトで広がりを見せている定額サービス。例えば、Netflix・Spotify・dマガジンなどがあります。しかしその事業範囲はWEBだけでなく広がりを見せていて、アメリカには、「飛行機乗り放題」のサーフエアがあり、「航空業界のネットフリックス」とも呼ばれています。メンバーになると定額の月額料金で無制限に州内の小型機によるフライトに搭乗できるようです。「一度加入してしまうと面倒でなかなか解約できない人間の特性により、会員が増え続けいている」と分析しました。


    ●8時30分は、『カキの養殖、AIで効率化』の話題にフォーカス。シャープと東京大学が、人工知能(=AI)でカキの養殖を効率化する実証実験を行っています。漁場のセンサーで海水温度や塩分濃度がカキの成育に適した状態にあるかどうかをチェックしたり、カキを食い荒らす魚の接近を漁業者に知らせたりして養殖をサポートするシステムです。この実証実験は広島県で実施され、カキの養殖では海中に漂うカキの幼生を、海に沈めたホタテガイの殻に人工的に付着させる工程が重要となることから、上空に飛ばしたドローンからの映像をAIが分析。カキの生育に適した場所や時期を割り出して漁業者のスマートフォンに通知しています。


    農業や水産業にAIが進出しています。入山さんは、「AIなら体力消耗による生産低下がないため、農業や水産業などのフードテックビジネスに参入しやすい」と話します。また、今までのように地面に植物を植える必要がなく、壁に植えて人工知能で光を当て、ビルの中で育てられるだけでなく、水の使用も95%削減できるそうです。面積が狭いシンガポールでは、すでに高層ビルの中で育てているようです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は塚本ディレクターが紹介しました。今日取り上げたのは、太田市内に社宅を持ち、派遣する外国人労働者にきめ細かなサービスを提供している派遣会社「KJインタナショナル」です。社長は南米ペルーの国籍を持つ丸野ケンジさん。現在、ペルー、ブラジルなどの南米各国をはじめ、インド、スリランカ、バングラデシュなどからのおよそ90人余りの外国人労働者を、群馬県内の17か所の工場などに派遣しています。丸野さんは、近い将来、東京にも事務所を構え、派遣先の企業の新規開拓に意欲を見せるなど、外国人労働者の派遣ビジネスの将来性に確かな手ごたえを感じています。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、昨年、創業90年を迎えた広島の家具メーカー、株式会社マルニ木工の代表取締役社長、山中 武さんです。マルニ木工の美しい椅子『HIROSHIMA』は、今や世界で評価されるようになり、アップルの新社屋にまで納品されるようになりましたが、これは、プロダクトデザイナー、深澤直人さんと開発したもの。3日目の今日は、『HIROSHIMA』生みの親、深澤さんとのエピソードを伺います。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 No Matter What / Badfinger 
    2曲目 Good-byeシーズン / H20 

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  • 2019.1.29

    1月29日(火) The News Masters TOKYO 第473回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、作家でジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時台は、『電子マネー、高齢者に拡大 現金より安心感』の話題にフォーカス。高齢者の間で、キャッシュレス決済が予想外に広がっています。70歳以上の電子マネーの平均利用額は直近の5年間で87%触れて伸び率は全世代平均の58%を上回ります。「高齢者は現金へのこだわりが強い」という固定観念とは逆の動きに、商機を狙う企業も注目しています。


    「キャッスレス決済が広がることはいいこと。お年寄りの方がスーパーで焦って小銭を探す姿はかわいそう」と話す佐々木さん。中でもSuicaのようなチャージ式のカード決済について、「オートチャージで上限額を決めてしまえば子供も使いすぎる心配がない。タッチするだけなのでお年寄りも利用しやすい」と話しました。


    ●7時30分は、『企業のパワハラ対策 8割が「すでに取り組んでいる」』の話題にフォーカス。政府が企業に義務付ける方針を示している従業員のパワーハラスメント対策について、8割の企業が何からの取り組みをしていることが民間企業の調査でわかりました。ただし、実施中の企業で「対策が十分」と感じているのは40%にとどまり、38%が「不十分だ」と答えています。また、およそ7割の人が「指導」と「パワハラ」の線引きの難しさを挙げました。


    言動一つ一つがパワハラにあたるのかは当人同士の関係によっても変わってくるため非常に難しい問題です。佐々木さんは、「関係性は硬直化してくる。最初は『バカ』という言葉に愛情を感じていたとしても、言われ続けると同じ人から言われた同じ言葉もパワハラだと感じる瞬間があるはず。その時にそこから逃げられる(辞める、異動など)組織構造があるかどうかが大切」と話しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時台は『中国経済の減速』の話題にフォーカス。米中貿易摩擦をきっかけに、中国経済の減速が鮮明になっています。2018年の実質GDP(国内総生産)の伸び率は28年ぶりの低水準で、新車販売台数も前年割れとなりました。日本企業の産業機械や電子部品などの受注動向にも影響が現れており、
    各社は警戒感を強めています。


    経済成長期は青春期のようなもので、どんな国でもずっと続くことはありません。いつかは成熟期に入っていきます。中国が成熟期に入ると、日本の産業・企業にも影響が出てくるという不安があるようですが、これは外部環境の変化なので、苦しいのはどの国も同じです。楠木さんは、「木を見て森を見ず」ではなく「森を見て木を見ず」の経営者が増えていることを指摘。「経営力を鍛える一つのチャンスとして、いかに適応していくかが大切」と話しました。


    ●8時30分は、『給油所サービス あの手この手』の話題にフォーカス。石油元売り大手各社が、給油所にコイン洗濯機や宅配ピザ店を設けるなどサービスの多様化に力を入れ始めています。ガソリンの販売量が伸び悩んでいることを受けて、給油が目的でなくても利用してもらう機会を増やし、収益の改善を目指す考えです。


    一度便利なものを使ってしまうともう戻れなくなるのが今の世の中です。例えば、「ついでにできること」を追求した結果が駅の商業施設。「どうせ駅まで行かなければいけないならそのついでに駅で買い物をしよう」と人は考えます。同じように、給油のためには自分でガソリンスタンドに行くしかありません。そのついでにできることが何かを考えると、コイン洗濯機や宅配ピザ店を設けるなどのサービスに行き着いたのだろうと解説されました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、株式会社オトバンク、新刊JP編集長の金井元貴さんからおススメの一冊をご紹介いただきました。


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    『地下鉄のザジ』で有名なレーモン・クノー著の、『文体練習』です。70年以上前(1947年)に出た、フランスの作家の本。人に何かを伝えるときには「何を書くか」と同時に「どう書くか」が大切になります。表現は一つではなく、あらゆる可能性があることを教えてくれる一冊です。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社マルニ木工の代表取締役社長、山中 武さんです。2017年アップルの新社屋用に、マルニ木工の『HIROSHIMA』という美しい椅子が採用され、マルニは「日本の家具は世界で通用しない」という常識を覆しました。しかし2001年、銀行員をしていた山中さんが広島にもどった当時、マルニは厳しい経営状況を迎えていました。二日目の今日は、このお話から...。


    1曲目 Shout to the top / Style Council
    2曲目 真っ赤なフィアット / 矢沢永吉

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  • 2019.1.28

    1月28日(月) The News Masters TOKYO 第472回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「子どもの貧困対策マッチングフォーラム」の話題にフォーカス。先週25日に「子どもの貧困問題に関するマッチングフォーラム」が開催されました。これは、内閣府主催で、子どもの学習や就労、食事支援に取り組む団体や自治体、企業が活動を報告し、参加者と課題を共有することを目的とした交流イベントです。興味のある企業や団体、個人の関心拡大を目的に開催されています。

    こちらは子どもの支援に関わるNPOや自治体、企業の活動報告と、課題を共有するイベント。平成31年1月25日(金)の東京をキックオフに2月12日(火)の盛岡市、3月14日(木)の周南市、3月19日(火)の名古屋市と全国4箇所で開催されます。

    フォーラムでは、子どもたちを草の根で支援している団体や、子どもの貧困対策に取り組んでいる企業、自治体などの事例を共有し、来場者がそれぞれの立場で子どもの貧困対策に取り組む意義や目的、「自分たちにあった方法」「連携の相手」を探っています。

    ●7時30分は「ネットジャーナリズムの転換期」という話題。来日したGoogleのニュース担当副社長リチャード・ジングラス氏が語る「メディアの転換期」について、取材した清水さんにお話いただきました。ジングラス氏は70年代の終わりにオンラインニュースマガジンを設立し、その後、Appleのオンラインサービスなど数々のウェブメディアの立ち上げに関わりました。現在はGoogleのニュースビジネスの責任者として、世界のネットジャーナリズムを担っています。

    ジングラス氏は政治家がプレスの役割を蔑んで、自分の好きなことを発信していることに強い危機感を表明しており、「メディアは信頼を勝ち得て、『何を考えるのか』ではなく『どう考えるのか』の助けをしてほしい」と話しています。

    また、清水さんにはネットジャーナリズムの変化で、ユーザーは正しい情報を得ることが難しくなっていること、デジタル広告収益はまだ道半ばであること、テクノロジー変化のペースが速すぎるなどのお話をしていただきました。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

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    ●8時は「紅茶でインフルエンザを無力化」という話題。三井農林のお茶科学研究所の研究で、紅茶には、インフルエンザウィルスを無力化する力があることが確認されました。インフルエンザウィルスの表面は、「スパイク」とよばれる突起状のタンパク質でヒトの呼吸器粘膜に吸着して、侵入します。紅茶に含まれるポリフェノールは、この「スパイク」に付着し、ウィルスが細胞に吸着する能力を奪う作用があり、ウィルスの感染を阻害する効果が実験で証明されています。

    紅茶抽出液でうがいをする「紅茶うがい」を朝と夕方の二回行うことで、インフルエンザA型とインフルエンザB型共に、ウィルスの感染率を低減させる効果があることが確認されました。

    ワクチンを摂取しなかった369名を対象に、冬季の紅茶の飲用頻度とインフルエンザの発病率の関係を評価したところ、紅茶の飲用頻度が高い人ほど、発病率が低くなる傾向があるとのことです。

    高い効果を得るためには、紅茶ティーバックを使って、簡単に入れた紅茶を一日中少しづつ味わうのがおすすめだということです。

    ●8時30分は「スマホでうつ病が診断できる時代に」という話題。こちらはMITテクノロジーレビューより、スタンフォード大学のフェイ・フェイ・リー教授のチームの研究で、AIを使ってビデオに映った人の中から、うつ病患者を識別することに成功しました。実験では、AIにうつ病患者とうつ病ではないヒトのビデオ映像を与えて、顔の表情、声のトーン、言葉遣いを組み合わせたシグナルから学習させたところ、うつ病患者を80%以上の確率で検出できました。

    まだ初期段階ですが、いつか診断や治療を今より簡単に受けられるようになる可能性があります。身体的疾患に比べ、精神疾患の発見は難しく、メンタルヘルスの負担は、社会的にネガティブなイメージや、経済的負担、利用可能な治療法の選択肢の欠如と行った治療を妨げる要素によって悪化します。

    このテクノロジーを世界中のスマホに展開することで、コストをかけずにどこでもメンタル・ヘルスケアを利用できるのようになるかもしれません。他にも名越さんにはうつ病を予防するために大事なことをお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの小林厚妃さん。

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    本日のテーマは「奥様に誕生日プレゼントをあげますか」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週は株式会社マルニ木工の代表取締役社長、山中武さんです。一昨年アップルの新社屋に日本の家具メーカーの椅子が数千脚採用され、話題となりました。それがマルニ木工の「HIROSHIMA」という木の椅子です。なぜ広島の家具メーカーであるマルニ木工がこうした快挙を成し遂げたのか...?今週はその秘密に迫ります。初日の今日は、創業家に生まれた山中さんがなぜ東京で銀行に就職したのか...から伺います。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Get Outta My Dreams,Get Into My Car / Billy Ocean
    2曲目 Is This Love / Whitesnake
    3曲目 木枯らしに抱かれて / 小泉今日子

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  • 2019.1.25

    1月25日(金) The News Masters TOKYO 第471回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「厚生労働省の毎月勤労統計で不適切な調査が長年続いていたことが発覚した問題」のニュースについて。総務省は24日、政府が重要と位置付ける56の基幹統計のうち7省が所管する22統計で作成に誤りがあったと発表しました。問題を受けて総務省の統計委員会に専門部会を設け、基幹統計以外の233統計も全て点検します。

    総務相は地方自治や放送など国の柱になるところを所管している省庁。基幹統計とは総務相が指定した特に重要な統計で計56あります。勤労統計の不適切調査を巡り、政策の基盤となる統計の信頼性に疑義が生じているのです。

    28日に国会が始まりますが、野党は今から厚生労働省の担当者を呼び、調査を行なっており、与党も菅官房長官が至急調査するように指示をしています。
    びんさんは、今日の閣議後の会見で根本厚生労働大臣がどんなことを話すのかに注目だということです。びんさんの予測では根本大臣は給与返納を行うのではないかと話しておりました。

    ●7時30分は「アマゾンCEOジェフ・ベゾス氏離婚表明 市場が注目する保有株の行方は?」についてのお話。今月9日、アマゾン・ドットコムのジェフ・ベゾスCEOがマッケンジー夫人と離婚することを地震のTwitterで発表しました。それを受けて市場関係者の間ではアマゾン株への影響について関心が集まっています。

    ベゾス氏が持っている資産の95%アマゾン株で、東京都を運営できるくらいの額です。ベゾス夫妻が住むワシントン州では、事前に契約を結ばない限り財産の半分を要求できるので、投資家の間ではゴシップ的にも話題になっています。

    保有しているのは株式のおよそ16%、時価総額にして推定1362億ドル(およそ14兆7000億円)、この半分がマッケンジー夫人の所有になれば、マッケンジーさんはアマゾンの大株主に浮上します。

    アメリカのフォーブス誌は今後のアマゾンについて「夫人がウォルマートなどとアマゾンを買収する」や「夫人がアマゾン株を保有し続け、物言う株主になる」などの4つのシナリオを示しており、一体どうなるのでしょうか。

    【8時台】
    本日、8時台のゲストはザ・ニュースペーパーの福本ヒデさん、山本天心さん。

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    ●8時は「国民民主党と自由党が合流」について。国民民主党の玉木雄一郎代表と自由党の小沢一郎共同代表は昨日、国会内で会談し、今月28日召集の通常国会で衆参両院での統一会派結成で合意しました。この後国民民主党は、党本部で両院議員総会を開き、自由党との統一会派結成を全会一致で了承しました。

    会談後記者団に「野党の大きな塊を作り、自民党に代わるもう一つの選択肢を国民にしっかり示していくのが野党の大きな役割だ」と玉木氏は訴え、小沢氏も「まず2党で統一会派を結成する。何としても野党の結集、大同団結を図っていく」と語りました。

    立憲民主党が野党第一党として勢力を拡大していく中、国民側には主導権を握りたい思惑もあるとみられ、立民の出方も含めて今後の野党共闘にも影響を与えそうです。小沢氏と玉木氏は旧民主党時代、大幹部と所属議員という関係。小沢氏は12年、党内対立のすえ民主党を離れた経緯もあり、旧民主党の流れを継ぐ国民民主党内には、今回の小沢氏との「再合体」に慎重な声も根強いというお話でした。

    ●8時30分は「酷暑の全豪オープン」という話題について。連日猛暑が続いている全豪オープンで昨日最高気温が36度まで上昇、屋外コートで行われていた試合が全て中断され屋根を閉めて再開されました。これは、今年から導入された酷暑対策ルールに基づいた措置です。

    タケさんには来年の真夏の東京五輪と絡めてお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今日は「男の趣味」について。山本天心さんは「妄想ショッピング」福本ヒデさんは「絵画鑑賞」タケさんは「バイク」と各々の趣味について暑くお話いただきました。

    【マスターズインタビュー】
    今週はキッコーマン代表取締役社長の堀切功章さん。キッコーマンは去年11月、「食文化の国際交流」を掲げたレストラン「ライブキッチントーキョー」をオープンさせました。複数のシェフがコラボしてつくったコース料理を、調理する様子もみながら楽しむというものです。また、キッコーマンは2030年を見据えたビジョンを策定。創立100周年を超え、次の100年に向けた一歩を踏み出しました。最終日の今日はキッコーマンの「食文化」に対する考え方、そして堀切社長が考える会社のこれからについて伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Caribbean Queen / Billy Ocean
    2曲目 Breakout / Swing Out Sister
    3曲目 お家へ帰ろう / 山崎まさよし

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  • 2019.1.24

    1月24日(木) The News Masters TOKYO 第470回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「世界の富豪上位26人が世界人口の半分の総資産と同額の富を所有」というお話。国際非政府組織オックスファムが公表した報告書によると世界の富豪上位26人が独占する資産は、およそ1兆3700億ドル(日本円でおよそ150兆円)に上り、世界人口の半数に当たる貧困層38億人が持つ資産とほぼ同額です。また、「ビリオネア」と呼ばれる資産が10億ドル以上の富豪は2018年には2010年に比べてほぼ2倍の2208人に増えました。

    トマ・ピケティ氏が『21世紀の資本』で明らかにしたように、現代社会では持ってる資産家の財産が増える方が、全体の収入が増えるスピードより早いし大きいです。日本でもアベノミクスで豊かになったのは「持てるもの」でした。

    富の再配分を強制的にやるには新しい税金を課すしかありません。資産家が一番嫌がるのは、銀行預金に金利をつけるのではなく、預けているだけで課税されて減っていく資産課税。また、AIロボット社会が深まり、単純な処理業務の仕事を失う人が増えることも予想されるため、ベーシックインカムの議論も出てくることが予想されます。その財源として資産課税が充てられる可能性もあります。

    また藤原さんは「お金だけでなく、資源の再分配が新技術によって可能になることもある」と話し、フードロスについてのイーロン・マスクのチャレンジなどについてお話いただきました。

    ●7時30分は「札幌に『職場つき』マンション 60歳以上女性対象に」というお話。札幌の社会医療法人社団カレスサッポロは、今年の10月に60歳以上の女性を主な対象にした「職場付き」マンションを札幌市内に着工すると発表しました。ドラッグストア大手のツルハと協力し、マンション建物内にパン工場を設け、希望する入居者に働く場所を提供する仕組みです。高齢女性の労働力を活かすユニークな試みに注目が集まっています。

    こちらのマンションは2021年4月に完成予定。地上7階建て5〜7階に、60歳以上の女性を主な入居対象とした1〜2人用39戸を設けます。建物2階にパン工場を併設、入居者を中心に50人程度を雇用。1階で販売、レジにも20人程度雇用予定という「職住接近」「高齢者の労働力を活かす」と同時に3・4階にはクリニックやリハビリセンターなども入ります。

    女性の労働市場への参加を支援するというのは現政権の目玉政策の一つ。料理屋子育て経験豊富なおばあちゃんはコミュニケーション能力もあるので、ますます元気になる機会が増えそうです。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは企業経営改革実践家で初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さん。

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    ●8時は「高知商野球部部員がダンス同好会イベントに参加して日本高野連が野球部長に処分」の話題にフォーカス。高知商業高校の野球部員が、ダンス同好会の有料発表会にユニフォーム姿で参加した件で、日本高野連は「同校の野球部長の謹慎処分」を検討していますが、この日本高野連の対応に、批判の声が上がっています。また、スポーツ庁の鈴木大地長官もこの問題について「個人的にはもう少し寛容になってもいいのかな」と記者会見で述べました。日本高野連の「野球部超処分問題」を考えます。

    池田さんは「これが閉塞感に繋がる!鈴木長官の『もう少し寛容に...』の発言もガッカリだ」と話します。管理・運営すると新しいことをやると「ダメ」と否定されます。これでは新しいことにどんどん挑戦するパイオニア型の社会に到底なりません。

    タケさんも「高野連も甲子園の入場料をとってる、どこが商業利用禁止だ!!」と憤っておりました。

    ●8時30分は「表参道にオープンさせたティラミス専門店『HERO'S』を巡る騒動『商標登録』の大切さ」について。表参道に20日オープンしたばかりのティラミス専門店の商品がシンガポール発祥の人気ティラミス店の商品とそっくりなことから物議を醸しています。「店名のロゴ」や「ネコのキャラクターの絵が描かれた容器」もそっくり。さらに、シンガポール発の店名を、後発のティラミス店を運営する会社が「商標登録」し、使えなくしていることも判明。ネットでは「不買宣言」する人も出て炎上しています。

    表参道の国連大学の近くのオープンしたティラミス専門店「HERO'S」。コピーされたのは2012年にシンガポールで創業した「ティラミスヒーロー」。「ティラミスヒーロー」の商品は、日本国内でもデパートやネット販売でファンがついていました。ところが昨年12月、「私達のオリジナルの『ティラミスヒーロー』の『ブランドロゴ』がコピーされ、只今日本で使用できなくなってしまいました」と発表。

    後発の「HERO'S」の運営会社が「ティラミスヒーロー」の「ブランドロゴ」をほぼそのまま「商標登録」してしまったのです。商標登録された本家の「ティラミスヒーロー」はロゴと店名も使えなくなり、「ティラミススター」と改名するなどの対応を取らざるを得なくなったということです。

    この件はネットで炎上。「HERO'S」はオープンから3日目にして、逆風に晒されているのを察知して、「ロゴに関して使用権をお渡しする」と発表し謝罪しました。

    池田さんには「商標登録」の大変さについてもお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」 ご紹介したのは昨年10月に発売された「キャベツライス」キャベツの芯がお米サイズにカットされているというパッケージサラダです、
    今朝、番組が始まる前に番組スタッフが作ったチャーハンを食べました。

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    タケさんも西川さんも喜んで食べていました。そして詳しいことを発売元の「サラダクラブ」広報、荒金有衣さんにお話を伺いました。

    「キャベツライス」は130g入って、100円(税抜き)26kcalです。こちらはスーパーやドラッグストアなどで扱っているそうですが、売り切れのことなどもあるので、お客様相談室0120-662-831にお問い合わせください。

    【マスターズインタビュー】
    今週はキッコーマン代表取締役社長の堀切功章さんです。木曜日の今日は堀切さんの座右の銘についてです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Without You / Badfinger
    2曲目 Daddy,Brother,Lover,Little Boy / Mr.Big
    3曲目 ディスカバリー / FLYING KIDS

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  • 2019.1.23

    1月23日(水) The News Masters TOKYO 第469回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、国際ジャーナリストの高橋浩祐さんです。


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    ●7時は、北方領土問題の話題にフォーカス。安倍晋三首相は21日、モスクワに到着しました。22日にロシアのプーチン大統領と会談し、北方領土問題を協議しました。出発前、首相官邸で記者団に「ロシアとの交渉は戦後70年以上残されてきた課題で決して容易なものではない」と述べ「プーチン大統領と胸襟を開いて話し合い平和条約交渉をできるだけ進展させたい」と強調しました。


    これまで日本は4島返還にこだわって来ましたが、ロシアは何度か2島返還には応じる態度は見せてきたため、日本が2島に妥協した今の状況はチャンスと言えます。しかし、中には「日本の領土は4島でしょ?」という意見もあるはずです。これについて高橋さんは、「日本は隠していることがある」とし、サンフランシスコ平和条約提携時に、「千島列島(国後と択捉を含む)を放棄する」ことを宣言してしまったという落とし穴があると解説しました。


    ●7時30分は『韓国、レーダー検証改めて要請』の話題にフォーカス。韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射問題を巡り、韓国国防省報道官は記者会見で「日本が正確な証拠を提示し、専門家を交えた科学的で客観的な検証に応じることを求める立場に変わりはない」と、検証作業が必要との認識を改めて示しました。日本側は21日、韓国側とこれ以上実務協議を行っても「真相究明に至らない」として打ち切りを表明。韓国側も同様の立場を明らかにしました。


    これについて海軍の専門記者は、「レーダーを相手に向けることはとても挑発的だ」と問題視しているようです。しかし高橋さんは、「騒ぎすぎなのでは?アジア(日韓)はレベルが低いと思われてしまう」とし、さらに、「日韓対立の構図をフレームアップしすぎ。実際、日本の若者は韓国が好きだし、日本にもたくさん韓国人は来ている。このいい流れを崩さないで欲しい」と指摘しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『中国経済、減速へ』の話題にフォーカス。2018年、中国経済の実質成長率は6.6%と28年ぶりの低水準で2018年10から12月期は6.4%に落ちました。7月から9月期に比べて低下幅は0.1ポイント。消費などの主な指標は米中貿易戦争の影響が本格化した秋以降に急変しています。中国の債務問題も尾を引き、2019年も成長の下振れは必至。危機感を強める中国当局は減税と金融緩和で景気の腰折れ回避を急ぎます。


    日本電産の永守会長が業績の見通しについて、従来予想(12%増の1470億円)から一転して減益するとを発表しました。理由は中国の実体経済が悪化しているからです。国が経済成長すると必ず起こるのが、経済の成熟。これは日本で言う1960年代と同じ状況です。つまり、まだまだ伸びしろはあると言えますが、入山さんは「これだけの経営者が予測しているから気をつけた方がいい」と念を押しました。


    ●8時30分は、『決定!日本イノベーター大賞』の話題にフォーカス。日経BP社は産業界で活躍し、独創的なアイデアや技術で世界に通じる新しい価値を作り出した人材を表彰する第17回「日本イノベーター大賞」の受賞者を決定しました。大賞には独自の理念を経営の軸に据えて、生活雑貨店の「無印良品」を運営してきた良品計画の金井政明会長を選出。良品計画は『感じ良いくらし』の実現を理念に掲げ、日本発のシンプルでデザイン性に優れた商品を、世界で提案・販売してきました。


    中でも入山さんが注目しているのが、日経xTECH(クロステック)賞をとった島精機製作所 です。セーターやカーディガンなどのニット商品一着を立体的に編み上げられる編み機「ホールガーメント」を開発。裁断や縫う作業がいらず、ロスが少ないので原料の無駄もなく、安く仕上げることができます。また、無縫製のためつっぱらず、軽く仕上がり、着心地の快適なニット製品が出来上がります。現在、島精機のコンピュータ横編機は世界で60%以上のシェアを誇り、今後も注目です。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は塚本ディレクターの筆頭門下生・門馬ディレクターが紹介しました。今日は、放課後の小学校で「アフタースクール」を展開しているNPO団体、放課後NPOアフタースクールの取り組みについてです。


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    学校の授業のように「教える」というよりは、子どものやりたいことを「サポート」するという形を心がけているそうです。アフタースクールでは、地域の方やプロの方が「市民先生」となって、様々なプログラムを展開しています。市民先生として、地域の方がいらっしゃると、子どもが外で市民先生にばったり会ったりして、挨拶するなど、子ども達にとって、学校の外に信頼できる大人ができて、安心安全にもつながります。このような活動を通して、地域とのつながりを大切にしていきたいとのことでした。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、キッコーマン 代表取締役社長の堀切功章さんです。キッコーマンは1995年、商品ごとに製造から販売、損益まで責任を持つプロダクトマネジャー制を導入。堀切さんは「つゆ・たれ」部門の責任者に就任しました。当時は、麺つゆやだしなどの「つゆ・たれ」への支出がしょうゆを上回り始めた頃。キッコーマンも「つゆ・たれ」事業への本格的な参入を決めましたが、しょうゆの販売先であったつゆメーカーと競合するため、堀切さんは社内外で抵抗にあいます。その苦境を支えたのは当時の社長、茂木友三郎さんでした。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 The River of Dreams / Billy Joel
    2曲目 花の子ルンルン / 堀江美都子

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  • 2019.1.22

    1月22日(火) The News Masters TOKYO 第468回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「コンビニ売上、過去最高を記録」にフォーカス。日本フランチャイズチェーン協会が発表した去年1年間の主要なコンビニエンスストアの既存店の売上高は前の年に比べ0.6%増えて、9兆7244億円で2005年以降13年連続で過去最高を更新しています。単身世帯の増加や少子高齢化を背景に惣菜やカット野菜など「中食」商品の売り上げが好調を維持しました。


    売り上げが好調にもかかわらず、若者のコンビニ離れが進んでいます。80年代以降のコンビニブームのころは若者がメインターゲットでしたが、現在は商品のシフトもあり利用者の4割が高齢者というデータもあります。若者のコンビニ離れの理由の一つは、若者の一人暮らしが減っており、親元やシェアハウスで暮らしているため、コンビニよりもスーパーを使うといった背景があります。西川アナもこれには納得。


    ●7時30分は、「世論調査 3割が『70歳以上まで働く』」にフォーカス。日本経済新聞社が実施した郵送による世論調査で、70歳を過ぎても働く意欲を持っている人が3割を占めました。雇用形態別で見ると、パートや派遣社員らで「70歳以上まで働く」と答えた人は34%、年収別では低いほど働く意欲のある人が多い傾向が見られます。


    老後に向けて1億円貯めようという意見もありますが、これに異を唱える佐々木さん。以前、デンマークの人を取材したときに言われたのは「貯金しないで良い、一人暮らしで良い」という考え。デンマークには、「何か大変なことになったら周りが助けてくれる」という安心感があり、ここから「お金で何とかしようというよりも、周囲やコミュニティに助けてもらうというほうが健全では」と唱える佐々木さん。そのためには、一つだけでなく、複数のコミュニティに属することが必要になります。


    【8時台】
    火曜日8時台のニュースマスターは、一橋大学大学院教授の楠木建さんです。


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    ●8時は、「ゴーン後体制 日仏綱引き」の話題にフォーカス。日産自動車が元会長のカルロス・ゴーン被告の不正を受けて設置した企業統治改革のための専門委員会が開かれ、報酬や人事に関する改善案をまとめるなど、今後の日産のガバナンス体制を決める作業が始まりました。一方、フランス・ルノーの大株主のフランス政府が日本政府関係者に両社の経営統合を求めたことが明らかになり、「ゴーン後」の体制を巡る綱引きが緊迫してきました。


    商売は日産の方がしばらく強く、売上12兆円。一方ルノーは8兆円。時価総額は日産はルノーの1.8倍。「これは、日産が強いのではなく、ルノーが弱い」という楠木さん。日産にかなり依存しているルノー。こういう関係がある中で、フランス政府が「一緒になりなさい」と言っています。そこには、金づるかつ、雇用の作り手として日産と一緒になりたいという思惑があります。


    ここで大事なのは...3つ。1つ目は、「会社のオーナーシップはすっきりしないといけない」2つ目は、「政府が入ると良いことない」3つ目は、「日々の商売の強さが大切」と締めくくりました。


    ●8時30分は、「2018年のIPO市場 4年ぶり活況」の話題にフォーカス。世界の2018年のIPO(新規株式公開)市場はおよそ2000億ドル、日本円でおよそ22兆円と、前の年に比べて11%増えて4年ぶりの高水準となりました。中国企業や日本のソフトバンクなどアジア勢の大型上場が全体をけん引しています。


    これまで上場は資金調達の「手段」でしたが、ここの所「目的」になっており、そのために「手段としての上場」が必要ない会社でも上場しています。それにより不特定多数の株主から経営に物を言われるという事態になることも。


    例えば上場しようとしている会社の中には、動画投稿のTikTokの運営会社があります。あれが、ビジネスとして持続性があるかというと難しい面があります。上場しないというのも経営をする上での一つの選択肢なのです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。ビジネスパーソンの方に、"今ぜひ読んでほしい!"、"いつかきっと役に立つ!"そんな本をご紹介!今日は、本の要約サービスを提供する株式会社フライヤーのプロモーションマネージャー、井手琢人さんが登場です。


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    紹介したのは「すいません、ほぼ日の経営。」著者は糸井重里さんと、川島蓉子さん。ジャーナリストの川島さんが糸井さんに「ほぼ日の経営」についてまるごと聞いてきたという本です。


    テーマは糸井さんの経営「論」ではなく「プロセス」。「こうしたら経営が成功する」といようなノウハウではなくて、糸井さんがこれまでに経営について一つひとつ自分で考えて、なにがいいかを真剣に選び取ってきた思考のプロセスが見えてくる本です。


    【マスターズインタビュー】
    今週はキッコーマン代表取締役社長・堀切功章さんです。今日は、しょうゆを売り込む方法、そしてヒット商品「しぼりたて生しょうゆ」の誕生秘話です。


    今日の楽曲
    1曲目  Never gonna let you go / Sergio Mendes
    2曲目 能動的三分間 / 東京事変

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  • 2019.1.21

    1月21日(月) The News Masters TOKYO 第467回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

    ●7時は「通常国会28日召集」というニュースにフォーカス。菅官房長官は18日午前、衆参両院の議院運営委員会理事会に出席し、通常国会を28日に召集する方針を伝えました。会期は6月26日までの150日間で、政府は2018年度第2次補正予算案や19年度予算案の早期成立を目指します。一方、野党は厚生労働省の毎月勤労統計の不正調査問題や外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管法などを追求する構えです。

    今年は4月に統一地方選、夏には参院選が控えているため、政府としてはあまり争いをしたくないのですが、話し合わなければならない事案が山積。違法サイト、海賊版への接続遮断法案なども断念した件や昨年の国会で先送りになった改憲案もさらに先送りになる可能性があります。

    野党側も勤労統計の話で攻め込む方針です。

    ●7時30分は「メガバンクの次世代店舗がオープン」という話題。三菱UFJ銀行は、今日、学芸大学駅前支店を次世代コンセプト店舗「MUFG NEXT」としてリニューアルオープンします。税金や公共料金の支払いに対応する高機能端末やテレビ電話でオペレーターと住宅ローン・相続などの相談ができる専用窓口を設置するもので、およそ500支店のうち、今後5年で70〜100店の展開を予定しています。

    銀行は、かつて預金を集めれば、それを貸し付けて利ザヤを稼げましたが、マイナス金利が続いていて、コスト削減の圧力はますます強くなっているため人件費や支店の合理化・削減へ...という流れでの新店舗ができたとのことです。

    さらに最近のキャッシュレスの隆盛で、銀行のホームページさえも不要になってきているとのことです。放送では清水さんが銀行の人にインタビューした時のコメントを紹介。銀行のあり方も変わってきているというお話でした。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは「スマートニュース」メディアコミュニケーションディレクターの松浦茂樹さん。

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    ●8時は「大阪地方裁判所は17日、ネット上の漫画などの海賊版に利用者を誘導する『リーチサイト』をめぐり、著作権法違反罪などに問われた大手サイト幹部らに実刑判決を言い渡しました。海賊版は現行法だけでは取り締まりが難しく、後手に回るネット時代の著作権保護や規制のあり方が問われています」

    リーチサイトとは海賊版サイトにアクセスできるリンク(URL)を紹介するサイトとのこと。海賊版サイトのURLを自分たちのリーチサイトに張り付け不特定多数が海賊版を読めるようにしました。

    こちらでは閲覧数に応じたネット広告収入を得ており、多数の著作権者に大きな損害が発生。有罪判決に導いたのは違法アップロード自体に関わったことが大きいとみています。18年10月までの半年間でリーチサイトの主要4サイトへのアクセスが2億超と"ただ読み"が放置されている実態で、出版業界の被害額は約4000億円、漫画などの売り上げ減少で出版社や、作家の収入源を招く状況になっています。

    最近では、音楽や漫画をデジタル配信を市内など、作り手が自衛するケースもあり、放送ではマキシマム・ザ・ホルモンが昨年11月下旬に「CD(4曲+ボーナストラック)+漫画」を書籍として販売した『これからの麺カタコッテリの話をしよう』のお話をしていただきました。

    ●8時30分は「ヒゲの運転士、会社に勝訴、個人の自由を重視する」という話題。大阪市営地下鉄、現在の大阪メトロの運転士らがヒゲを生やして勤務していることを理由に、最低の人事評価にされたのは不当だと訴えた裁判で、大阪地方裁判所は「ヒゲを生やすかどうかは個人の自由で、人格的な利益を侵害し違法だ」として、大阪市に40万円余りの賠償を命じました。

    身嗜みとは⑴身の回りについての心がけ。頭髪や衣服を整え、ことばや態度をきちんとすること。⑵教養として、武芸・芸能などを身につけること。また、それらの技芸。身体の構成要素として、身体から出るもの。と広辞苑で定義されています

    松浦さんは「これは肌の色と一緒で、『見た目』の問題ではなく『見る目』の問題でしかない。ではイヤリングは?ピアスは?タトゥーはどうなのか?」と疑問を呈しました。もちろん、ヒゲなどの見た目の構成要素はフィールド(宗教や安全などの外的状況)にルールがあれば従うべきですが、今回の場合、運転士がヒゲを生やしていたところで、私たちに何か影響があるのでしょうか。

    タケさん、松浦さんで議論しました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの庄司舞子さん。

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    本日のテーマは「今の仕事は自分に合っていると思いますか?」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週はキッコーマン代表取締役社長 堀切功章さんです。堀切さんは1951年、キッコーマン創業8家のひとつ、堀切家の二男として御生れになります。慶應義塾大学を卒業後、現在のキッコーマンに入社。2013年から社長を務められています。初日の今日は、創立100周年を超える老舗の伝統についてです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 The Language of Love / Dan Fogelberg
    2曲目 Paradise City / GUNs N' Roses
    3曲目 ライブ・ライフ / フィロソフィーのダンス
    4曲目 Get On Your Feat / Gloria Estefan

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  • 2019.1.18

    1月18日(金) The News Masters TOKYO 第466回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「日立製作所がイギリスでの原発建設計画を凍結すると発表。損失3000億円を計上」というニュースについて。

    年頭、日立製作所の中西会長は「ギブアップだ」と話しておりましたが、これは原発事業自体を辞めるわけではありません。原発の海外展開を辞めるだけであって、国内では再稼働を目指します。

    凍結の原因は再生可能エネルギーによる電力価格の急落。原発事業をリスクとみる投資マネーの動きも圧力になりました。原発事業は官民事業でやっていましたが、イギリス政府や電力会社からの援助が得られず、辞めたのではないかとされています。

    もう一つフォーカスしたのが「仏政府、ルノー新体制要求 ゴーンCEO交代へ役員会」のニュース。フランスのルメール経済・財務相は16日、会社法違反など起訴されたカルロス・ゴーン被告について、ルノーの会長兼CEO=最高経営責任者の解任を求める意向を明らかにしました。昨年に会長職を解いた日産、三菱自動車との足並みがようやくそろう形で、ゴーン前会長の処遇を巡り、冷え込んだ3社連合の関係改善に繋がるか注目されます。

    フランス政府も「推定無罪だ」として辞めさせることはないのではと思われていましたが、ルメール経済・財務相は「ゴーン氏が長期にわたって職務から離れなければならないなら、新たな段階に移る必要がある。今がその時だ」と話しました。

    当初、フランスの世論も「日産による陰謀」と事件を受け止める向きもありましたが、ゴーン氏に支払われた不透明な報酬、ヨットクラブの会費を日産に支払わせる私的流用も判明したことから厳しい目が向けられるようになりました。

    ●7時30分は「キャッシュレス化への動きについて」お話いただきました。政府の後押しもあってキャッシュレス決済を導入する店舗が増えている中、プロントコーポレーションは、カフェ&バー業態の「プロント」にキャッシュレス店舗を導入しました。2020年までに30店の出店を目指すとのことです。また、スポーツイベントでは、楽天が野球やサッカーの主催試合で、スタジアム内の完全キャッシュレス化をスタートさせると発表。また、バレーボール、Vリーグ、3部のヴォレアス北海道は明日と明後日バレーボール界で初となるキャッシュレス化による大会運営を実施します。

    新興国は銀行制度が未熟なことでキャッシュレス化を推し進めましたが、日本では外食産業全体が直面している深刻な人手不足があるという背景があります。外食産業が事業を拡大していくには、これまでよりも少人数で運営できる店舗の開発が不可欠になります。また、レジ締めや銀行への入金など現金を扱う作業が不要になるため、現金を扱うことによるスタッフの心理的な負担を軽減できます。

    しかし、キャッシュレス化で人件費を削減しても、日本は"手数料が高い"という問題があります。キャッシュレス決済の利用できるものが増えていくにつれて、手数料も下がっていく可能性もあるかもしれないというお話でした。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターは人工知能研究者の松田雄馬さん。

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    ●8時は「スパコンや3Dプリンターで心臓を3Dモデル化」について。国立循環器病センターは「先天性心疾患」の診断に先端テクノロジーを導入しています。心臓を3DのCGで再現したソフトでは、心筋の動きや血流をリアルに表現、ペンタブレットを直感的に操作して、あらゆる角度から詳細に観察ができます。また、3Dプリンターで作った心臓の立体模型は、特殊ウレタン樹脂を使っており、小さくて柔らかい心臓の感触に近づけています。メスを使って切開したり、縫合したりできるというもの。命にかかわる高度専門医療の分野でも、先端テクノロジーによるスキルの向上や人材育成、医療技術の進化が期待されます。

    IT業界の先端テクノロジーは医療分野との相性が良く、〇〇×TECHと表され、医療と技術の融合はメディテックと呼ばれます。メディテックは大きく3つに分けられます。1つ目は画像を人工知能に勉強させ、診断に使う。2つ目は「ネットワーク」を使って、田舎や新興国でも医療の能力が上げる。3つ目は、老老介護などが問題を情報を周囲に共有し、「コミュニティ」を作る です。

    今、日本の医療市場にはGoogle、半導体メーカーのエヌビディアなど異業種からの参入が続いています。ディープラーニング(深層学習)などAI(人工知能)、GPU(画像処理半導体)による解析などの応用を見込んでいます、。現在の知見で立ち遅れる領域を先端テクノロジーで一足飛びすることは可能だということです。

    ●8時30分は「架空のアイドル顔をAIで生成」という話題について。京都大学発のスタートアップ企業であるデータグリッドが「アイドル自動生成AI」を開発しました。同社のウェブサイトで、"自動生成した架空のアイドルの顔が連続的に変化していく動画"が紹介されています。見たことがあるようなアイドルらしい顔は、実在する「誰か」ではない不思議な感覚。一体何のために、このようなAIを開発したのでしょうか?

    これまでAIは、「これはリンゴ」「これはみかん」のような認識、予測、といった使われ方がほとんどで、何か作り出すAIは少なかったのですが、クリエイターの仕事をAIにやらせることで、AIが人間のクリエイターの想像を刺激し、人とAIが共創する社会の創出を目指しています。

    様々な形で「なかったものを生み出す」ことがデータグリッドの開発するAIで可能になりつつあるというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今日は人間観察のマスターKazuquoママに「変わりゆく街。銀座の昔と今、そして...」というテーマでお話いただいきました。

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    【マスターズインタビュー】
    今週は株式会社自遊人の代表取締役の岩佐十良さん。雑誌「自遊人」の他に、Websiteでお米や農作物の販売を行ったり、宿泊施設「里山十帖」や「箱根本箱」の運営も行っている岩佐さん。最終日の今日は、岩佐さんが考える「これからの豊かさ」についてです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 I'm a Believer / The Monkees
    2曲目 ラーメンたべたい / 矢野顕子

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  • 2019.1.17

    1月17日(木) The News Masters TOKYO 第465回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「フェアトレード 日本企業動く」というお話。途上国での児童労働の禁止など、人権に配慮して生産したフェアトレード商品の流通が、今後日本でも増えていきそうです。フェアトレード認証を受けた商品はヨーロッパ市場での伸びが大きいのに比べて日本の市場規模は1%程度という少ない数字でしたが、人権や環境保護を意識した企業に投資するESG投資の広がりを受け、企業の取り組みが本格化します。

    ESG投資とはEnviroment(環境)Social(社会)Governance(企業統治)に配慮している企業を重視・選別して行う投資のこと。また、フェアトレードとは途上国で生産された農産物などを適正価格で継続的に取引することで、生産者の生活を改善する運動の一つのことです。例えば、西アフリカのカカオ豆農家では世界生産量の3分の2を作っていますが、そのほとんどの生産者が世界銀行が定める国際貧困ラインである1日2ドルを下回る水準で生活しています。

    イオンはコーヒーやチョコレートなどおよそ20種類のフェアトレード商品を扱っており、今後、イオンは2020年までに認証済みカカオの取引量を12年に比べて10倍に増やす計画です。

    非常に良い動きですが、企業だけでなく我々消費者側の意識も変えていかないといけません。「高くてもフェアトレード商品を選ぼう」と思えないと定着はしないのではないかとお話いただきました。

    ●7時30分は「子連れ出勤、政府後押しへ」というお話。宮越光寛少子化担当大臣が、子どもと一緒に仕事をする「子連れ出勤」を政府として後押しする考えを表明しました。内閣府は2018年度2次補正予算案の中で自治体向けの地域少子化対策重点推進校付近として16億円を計上しており、その一部を使って補助率をこれまでの2分の1から3分の2に引き上げる方針です。

    宮越大臣はこの意見を表明したのは、子連れ出勤を取り入れている授乳服のメーカーを視察した後、子育てとは仕事の両立を図る職場環境づくりを広めるために自治体がモデル事業をする場合や、その成果を普及する事業に対して補助金を出すとのことです。

    藤原さんは「都内だと満員電車に乗って、職場に行く必要があるので、かえって大変になるのではないか。仮にやるとしたら、親御さんが気になるのは"子どもが熱を出したとき。子ども用の部屋を用意することから始めるのが良いのではないか」と話していました。

    また、タケさんは「自分たちの職場である国会や省庁でやってから民間に移すのがいい」と提案していました。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターはスポーツビジネス・企業経営改革実践家で初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さん。

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    ●8時は「大晦日のメイウェザー&那須川天心 『衝撃の一戦』の顛末は?」の話題にフォーカス。大晦日に開催された「ボクシング元世界5階級制覇」のフロイド・メイウェザーとキックボクサー那須川天心選手の「衝撃の一戦」は、瞬間視聴率で民放1位を取る関心の高さでした。その那須川天心と先週対談した池田さんに、開催前から「謎の多かったメイウェザー戦」の「顛末」を伺います。

    フロイド・メイウェザーはシカゴ出身の41歳。経済紙「フォーブス」で一番稼ぐスポーツ選手とされ、ニックネームは「マネー」と言われています。一方、那須川天心選手は千葉県出身の20歳。5歳で空手をはじめ、小6でキックボクシングに転向し、15歳でプロデビューし、16歳でバンタム級王座を獲得、「神童」と称されるえ天才ファイターでプロ戦績は33勝無敗です。

    「ボクシング未経験」の那須川天心選手と、キャリア50戦無敗の5階級制覇王者、体重差も当日であっても4,6キロの差があり、巷では無謀なマッチメイクと言われていました。結果1R2:19で「TKO負け」でした。

    放送では「この負けを那須川選手はどう受け止めたか」や「なぜチャレンジしたのか」を池田さんにお話いただきました。

    ●8時30分は「スポーツ用品販売で有名なアルペンが業績不振で大量のリストラ。なぜ?」について。スポーツ用品店の「スポーツデポ」「アルペン」「ゴルフ5」などを展開する業界トップの「アルペン」が、45歳以上の社員を対象に、社員の1割にあたる300名程度の希望退職者を募集すると発表しました。ここ数年は健康志向の高まりからフィットネスやランニング用のシューズやスポーツウェアの売り上げが伸びている中、業界トップの大量リストラは何を意味するのでしょうか?

    「アルペン」といえば、1972年に名古屋市でスキーのプロショップとして設立以降、スキーブームともに成長してきた会社で特に90年代に広瀬香美さんの歌やテレビCMの影響もあり、全国に知れ渡り、現在は北海道から沖縄まで430店舗を運営しています。

    池田さんは「どんな企業や業界も『変わらなければならないといけない』とは聞きますが、実際変わりません。それは"本当に困っていないので、心の内側では『変わりたくない』と思っている"から」だと話します。

    大切なのは前進的な横滑りを少しつづ繰り返していくこと。続けていくうちに、全く違う業種や仕事をやっていくのがいいかもしれません。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」 自分の「声の分身」を作ることができる東芝の音声合成アプリ「コエステーション」 をご紹介。東芝デジタルソリューションズでコエステーション事業のプロジェクトリーダーを務めている金子祐紀さんに教えていただきました。

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    一般のユーザーの楽しみ方としては、好きな人の声で目覚まし、SNSとのコラボなど。また企業とのコラボやビジネスでの展開は映画の吹き替えなどがあるとのことです。池田さんも「LINEのスタンプのように、声を送る時代がやってくるかもしれませんね」とコメント。

    金子さんは「コエステーション」の事業の到達点としては、現在まだ5%程度だと考えており、放送では今後の可能性についてたくさん語っていただきました。

    【マスターズインタビュー】
    今週は株式会社自遊人の代表取締役の岩佐十良さんです。岩佐さんは雑誌「自遊人」の他に、オーガニックエクスプレスというWebsiteで、お米や農作物の販売も行っています。そんな岩佐さん、2014年、新潟に宿泊施設「里山十帖」を、そして昨年8月に「箱根本箱」をオープンしました。四日目の今日は、こうした宿泊施設を始めたきっかけについて...。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Top of the World / Carpenters
    2曲目 Eye Of The Tiger / Survivor
    3曲目 シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌 〜 / Mr.Children

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  • 2019.1.16

    1月16日(水) The News Masters TOKYO 第464回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者小林至さんです。


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    ●7時台は、『JOC竹田会長、改めて潔白を主張』の話題にフォーカス。2020年東京オリンピック招致を巡る贈賄の容疑者としてフランス当局から正式捜査を開始された日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は、東京都内で記者会見を開き、開催都市決定の投票権を持つ国際オリンピック委員会(IOC)委員を買収したとの疑惑について改めて潔白を訴え、フランス当局の捜査に全面的に協力する意向を示しました。竹田氏は昨年12月10日にパリでフランス当局の事情聴取を受けたと認め「全ての質疑に応答し、自らの潔白を説明した」と述べ、捜査中を理由に質疑には応じず、7分余りで会見を終えました。


    小林さんは、竹田会長の言い分を、「『票を買ったから当選(招致)できた。それなのに今更何を言っているんだ!』というのが本音だと思う」と推測。IOCには招致ビジネスというものがあるようです。オリンピックは建設イベント事業で、EUにお金を払うエコシステムができています。しかし、その仕組み自体に批判の意見があがっているというのが今回の問題のようです。スタジオでは、とはいえ「一票1000万です」と国民に一つひとつ説明して進めていくことができるのか?と自分だったらどう進めていくのか、議論しました。


    ●7時30分は『横綱稀勢の里関、3連敗で窮地』の話題にフォーカス。大相撲初場所3日目は15日、東京都墨田区の両国国技館で行われ、進退の懸かる横綱稀勢の里(32)=本名萩原寛、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が平幕栃煌山に寄り切られ、初日から3連敗と極めて厳しい状況へ追い込まれました。これにより、横綱では貴乃花を抜いてワーストの8連敗となります。進退の決断や4日目の出場について態度を明かしていません。


    小林さんは、各スポーツにおいて「続けることが美徳」という考えが主流になりつつある中、「頂点を極めた人は衰えた姿をファンに見せるのは失礼だから潔く引退するべき」という考えを貫く相撲はとても日本的だと考えます。今回の一例を受けて、「相撲は伝統的なスポーツであるが、最近は世論を見ながら発言している節も見られる。横綱には降格がないという現状を変えてしまってもいいのでは」と意見しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『英下院、EU離脱案を大差で否決 メイ首相窮地、与党大量造反』の話題にフォーカス。イギリス議会は、欧州連合=EUとの離脱合意案の是非を問う採決を行う見込みです。与野党双方で反発が根強く、メイ首相は昨年12月の当初の予定を延期して事態の打開を目指しましたが苦境は変わらず、否決の公算がなお大きい模様。離脱日が3月末に迫る中、否決なら政治の混迷が長期化し、離脱の先行きは一段と不透明感を増します。


    メイ首相は、国民投票を行って EU から離脱を宣言しましたが、議会は反対していて、メイ首相の所属する保守党内からもEU離脱に反対の声が出ています。国民投票でEU離脱が決まりましたが、これがやり直しになると民主主義存亡の危機となります。日本にとって、EUで事業を進める拠点にもなっているイギリス。EU離脱となると貿易に関税がかかる他、例えば日産、トヨタ、ホンダの3社は、去年イギリス国内で合わせて80万台の自動車を生産しています。このようなことから日本への影響も多くありそうです。


    ●8時30分は、『「サントリー天然水」がトップに 28年ぶり、清涼飲料市場』の話題にフォーカス。サントリー食品インターナショナルは15日、「サントリー天然水」ブランドの2018年の販売数量が、コカ・コーラシステムの「ジョージア」ブランドを抜き首位になったことを発表しました。国内の清涼飲料市場でトップの交代は28年ぶりで、「天然水」ブランドは、1991年の発売以来伸長し、昨年は過去最高の1億1730万ケースとなりました。


    缶コーヒーの販売と切り離せないのが自動販売機です。その自動販売機が最も流通しているのが日本ですが、ここ最近缶コーヒーの売り上げが落ちています。入山さんはこの理由を、コンビニの挽きたてコーヒーや、会社内にコーヒーメーカーを置くことが習慣になったことをあげました。また、サントリーの「天然水」の人気については、「南アルプスの天然水は、実は東日本限定。本当に山から水を取ってきているため、遠くに運ぶにはコストがかかる。そのため、地域毎に給水源を変えている。それが地域限定の秘密で、結果的にいいブランディングになっている」と解説しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。今日は、ニュースマスターズの懐刀・塚本ディレクターがお伝えしました。


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    今日取り上げたのは、グラウクス株式会社が手掛ける、食品ロス問題を解決するためのサイト『KURADASHI.JP』です。日本国内で年間に廃棄されている食品ロスの量は、640万トン。それを分かりやすく表すと、1億2000万人の国民一人一人が、毎日、茶碗1杯分の食品を無駄に捨てている計算になります。このサイトを利用すると、協賛企業が賞味期限切れが近いなどの理由で出品した商品を、会員である消費者が安く購入することができます。関藤社長の想いや、具体的にどのような仕組みになっているのかを紹介しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、雑誌「自遊人」の他に、お米や農作物の販売や宿泊施設「里山十帖」や「箱根本箱」の経営、企業の社員食堂の運営なども手掛けている株式会社自遊人の代表取締役、岩佐十良さんです。2000年に雑誌「自遊人」を創刊した岩佐さん、その後、米作りをするために、新潟・南魚沼市へ移住。会社も移転することに決めました。3日目の今日は、移住についてです。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Monday Monday / The Mamas& The Papas
    2曲目 とんちんかんちん一休さん / 相内恵

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  • 2019.1.15

    1月15日(火) The News Masters TOKYO 第463回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「ロシア外相、主権容認を要求」にフォーカス。ロシアのラブロフ外相は、河野太郎外相との会談後の記者会見で、南クリール諸島(北方領土)がロシア主権下にあることを含め第二次大戦の結果を日本が認めない限り、平和条約締結交渉の進展は困難との考えを示しました。「日本が国内法で『北方領土』と規定していることは受け入れられない」と述べ、名称変更も迫りました。


    ここでは、河野大臣とラブロフ外相のやり取りを裏読みしてみました。外交交渉の基本は「言わないこと」。ただし、日本もロシアもそれぞれの国内、それも国内の支持層向けに向けに強い姿勢をみせることは重要です。正直言って「他の国が『北方領土』のことをどう呼ぼうか、知ったこっちゃない。」さらに「既に二島返還で決着してるんじゃないか?」と語る佐々木さんでした。


    ●7時30分は、「人間の能力ITで拡張」にフォーカス。人間とIT(情報技術)やロボットを組み合わせて、人が本来持つ能力を飛躍的に高める「人間拡張」という新技術が登場しています。AI(人工知能)が人の能力を上回るのでは?という脅威論が広がる中、人間が先端技術を活用して自らの能力を高める手段になり、将来は並外れた身体能力や知能を持つ「超人」が誕生する可能性もあります。


    身体能力はすごい勢いでサイボーグ化しており、パラリンピック競技では、走り幅跳びは健常者よりも好記録が出ています。これに対し、「生身の肉体じゃない!」という批判もありますが、既に我々は色んな技術の恩恵を受けています。例えば、眼鏡、レーシック、コンタクトレンズ、陸上用の靴や競泳水着。ICチップを体内に埋め込むということに関しては、今後どこまでやるかがより議論を巻き起こしそうです。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時台は睡眠の質や量をIT(情報技術)で改善する「スリープテック」を手がけるスタートアップ企業が増えています。スマートフォンのアプリなどで集めたデータをもとに、就寝時間や生活習慣を指南するというもので、社員の睡眠不足対策として導入する大企業が増加するなど、マーケットが拡大しています。


    厚生労働省の2017年の調査によると、20代以上の5人に1人が「睡眠で休養が十分に取れていない」、男性の36%、女性の42%が1日の平均睡眠時間が「6時間未満」と回答しています。楠木さんは、睡眠時間が短くなっている理由について、「本当に仕事が忙しい方や、子育て中の女性はわかるが、大半の人は、睡眠時間を作れるのに、ついつい余計なことをしてしまう。自分の意思でできる調整でプラス30分は増やせる」と話しました。楠木さんご自身は、「夜に考え事をしない」という意識をされているようです。最後に、「睡眠ビジネスが存在するのはわかるが、ほとんどが習慣なので自分で克服することが大切」と指摘しました。


    ●8時30分は、東芝の白物家電事業の話題にフォーカス。中国の家電大手・美的集団に売却された東芝の白物家電事業が復活の兆しをみせています。美的集団の生産拠点や販売網を活かして、中国や東南アジアで販売を拡大、インドへの再度の参入の計画もあります。東芝傘下では「お荷物扱い」だった白物家電ですが、美的集団による買収後、業績は回復基調にあり売り上げも増加、損益面でも去年の12月期は黒字に転じています。


    東芝は、これまでと違った意思を持つ美的集団という経営主体の傘下に入っただけで、5割も売り上げを増やしました。中国企業傘下に入って復活を遂げつつある日本ブランドは他にもあるようですが、楠木さんは、「売却しなくても十分にやりようはある。結局は、経営は意思があるかないかで方向が変わってくる」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。日は、一か月の訪問者が1800万人を超える!という総合ニュースサイト「J-CASTニュース」が提供している書籍紹介サイト・「BOOKウォッチ」から編集長の木村寛明さんにお越しいただきました。


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    紹介いただいたのは、朝日新聞出版が出している「だからわかるシリーズ」の新刊、「日本と世界の今がわかる さかのぼり現代史」です。監修は代々木ゼミナールのカリスマ講師として大人気の祝田秀全さん、著者は長谷川敦さん。木村さんは、「社会情勢の経緯を知っていると新しいニュースが話題になったときに、自分の考えも述べられる。会話の厚みも増す」とし、ビジネスパーソンにオススメしました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は、雑誌「自遊人」の他に、お米の販売や宿泊施設「里山十帖」「箱根本箱」の運営も手掛けている株式会社自遊人の代表取締役、岩佐十良(いわさ・とおる)さんです。「From A」や「東京ウォーカー」などの人気雑誌の編集を担当していた岩佐さん、2000年に「自ら遊ぶ人」という字をあてた雑誌「自遊人」を創刊しました。2日目の今日は、この創刊のお話から伺いました。


    今日の楽曲
    1曲目 While you see a chance / Steve Winwood
    2曲目 2 Minutes to Midnight / Iron Maiden

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  • 2019.1.14

    1月14日(月) The News Masters TOKYO 第462回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「観光立国としての未来」というテーマにフォーカス。先週「国際観光旅客税」いわゆる出国税が導入されました。これは国籍に関係なく、日本を出国する旅客に課される税金で、一律一人あたり1000円が徴収されます。2020年までに外国人旅行者数4000万人を目標とする政府は、この税収を外国人旅行者を増やす施策に使うとしています。

    来年のオリンピックやパラリンピック、25年の大阪万博に向けて、観光客は増加していきます。清水さんは海外で「日本に行ったことがある」という人に会うことが増えたと話しますが、その一方で、京都のような観光地の現地の人からは「これ以上観光客に来て欲しくない」という声も出てきています。徴収したこの税金は、特別会計枠になるので、「観光」に用途を限定しているはずです。使い道を監視する必要があるというお話でした。

    ●7時30分は「オトナとはなんだ」という話題。インターネット調査会社マクロミルが行った2019年に成人式を迎える500人を対象に実施したアンケートで、「日本の未来は明るい」と考えている新成人は37.2%という結果が出ました。「明るい」を選んだ割合は2年連続で増加し、選んだ理由には来年の東京オリンピック、パラリンピックや、2025年大阪万博の開催が挙げられました。成人の日ということで、今朝は「大人とはこういうことだ!」という大人論について50代のタケさん、今年40歳になる清水さんと考えます。

    昔、大人になるというのは武士の元服、近代日本は徴兵をするために若者を「大人」にするなど、義務的なものでした。しかし、現代にとって大人とは、お酒が飲めたり、選挙権があったり、親の同意なしに結婚できるといった権利の色の方が濃いです。

    清水さんの大人の定義は「自分で決める価値基準」を持っているかどうか。与えられた課題を単に解くのではなく、課題を自ら設定するのが大人ではないかと、トルコで出会った青年とのエピソードを交えて語っていただきました。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

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    ●8時は2つのニュースについてお話いただきました。最初にフォーカスしたのは「ネットいじめ、プロバイダーが発信者開示」のニュース。今月10日、埼玉県川口市の市立中学でいじめを受け不登校にとなった元男子生徒がインターネット掲示板に実名を書き込まれ、中傷されたとして、プロバイダー3社に求めていた発信者情報が開示されていたことがわかりました。元生徒側は、書き込んだ人物への損害賠償請求訴訟の準備を進めています。開示されたのは、東京地裁は昨年12月、この書き込みをプライバシー侵害に当たると認定。プロバイダーに開示を命じる判決を出していました。

    名越さんは、このことに少し否定的。なぜかというと、今回は助かりましたが、結局弁護士さんに頼み、訴訟を起こさないと開示されないというハードルが高さがはっきりとしてしまいました。そうなると結局ヘイトやいじめを行っている人が「どうせ訴訟までは起こさないだろう」と思い、逆に過激になってしまう可能性があるからだと話しました。

    もう一つフォーカスしたのは日経新聞から、「住宅地にシェアオフィス 職住近接へ規制緩和」のニュース。政府は、今月下旬招集の通常国会に地域再生法改正案を提出し、住宅地にシェアオフィスや商業施設を設けられるよう規制を緩和し、年内施行を目指すとしています。これまでは用途地域が「住居専用」の場合、原則として住居施設に活用が制限されてきました。地域再生法の快晴で、住居専用地域でも要望があれば、市町村が申請し、商業施設などに使用でき、空き家や廃校になった校舎を活用し、シェアオフィスやサテライトオフィス、小売店などに使えるようになります。

    総務省の社会生活基本調査によると、平日の通勤時間の全国平均は1時間20分。名越さん曰く、「通勤ラッシュや長時間通勤はとてもストレスになる」とのこと。これが解消され、女性や高齢者の労働参加につながれば、人手不足の緩和にもなります。

    シェアオフィスは2017年、2018年と共に増加の傾向にあります。今後も注目です。

    ●8時30分は「良質読書とはなんですか」という話題。読書が苦手な人にすすめたい読書術の本「良質読書」について、著者で、以外にも読書が苦手という名越さんにお話を伺いました。

    名越さんも実は読書は苦手。苦手なら苦手なりの読み方というものがあるということで教えていただきました。また、放送では本好きの西川さんの読み方もお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの黒河麻里奈さん。

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    本日のテーマは「土下座をしたことがありますか?」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週は株式会社自遊人の代表取締役の岩佐十良さん。岩佐さんは雑誌「自遊人」の他に、里山十帖や箱根本箱と行った宿泊施設の運営、お米や農作物の販売、そして企業の社員食堂の運営なども手がけています。そんな岩佐さん、大学在学中にデザイン会社を設立、以後、様々な雑誌の編集を担当するようになりました。初日の今日は雑誌作りについて伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Dreams / The Cranberries
    2曲目 Faith / George Michael
    3曲目 SWEET DREAMS / 松任谷由実

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  • 2019.1.11

    1月11日(金) The News Masters TOKYO 第461回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「徴用工 文大統領、日本を牽制」というニュースについて。韓国の文在寅大統領は年頭の記者会見で、元徴用工訴訟などを巡り悪化する日韓関係について、「両国の知恵を合わせて解決しようと考えているが、日本の政治指導者たちが政治的な争点とし、問題を拡散するのは賢明な態度ではない」と日本側の対応を批判しました。

    びんさんは「一言でいうと、開き直りもいいところです」と話します。当時の韓国の国家予算の2倍以上の5億ドルを日本は渡しました。日本が何を問題にしているかというと、「今回、完全かつ最終的に解決された」と日韓請求権協定の2条に明記されていること。しかし、韓国国民には一切支払われることがなかったため、個人からの訴訟が起きているのです。

    日本側としては韓国政権にお金は払ったので、そこからは韓国の国内問題ではないかと論理的な主張をしており、実際に文在寅大統領も年頭の記者会見で聞かれたくない内容だったのではないでしょうか。

    今回の件は相撲と野球を同時にやっているようで、噛み合っていません。論理的に展開している日本側に理があるとみていいということです。

    もう一つフォーカスしたのが「厚生労働省の毎月勤労統計」のニュース。この統計をもとに算定する雇用保険と労災保険の過少給付総額は各数百億円に上ることが判明しました。雇用保険の過少給付対象者は延べ1000万人を超えており、一人当たりの平均不足額は約1300円と試算しています。

    「毎月勤労統計」とは基本給や残業代・労働時間など厚生労働省が都道府県を通じて調べ、毎月公表しているものですが、本来は対象にある会社全てを調査するのにも関わらず、東京都が三分の一抽出していました。

    この件で一番重要なのはこの問題が大事になる前に、予算案が閣議決定されたことです。正しい経済指標が出てこないと正しくない経済政策を行われることになります。今回、厚生労働省からこの問題が発覚しましたが、他の省庁のデータで同じことが起こってはいないのか調べる必要があるというお話でした。

    ●7時30分は「選挙で起こりうる課題」を経済学の視点でお話いただきました。今年は統一地方選挙に夏の参議院選挙があり、日々選挙関連のニュースが伝わってきます。

    年々投票率が下がっていますが、これは「合理的無関心・合理的無知」が影響しています。「合理的無関心・合理的無知」は投票のために情報を集めることにコストをかけても自分にリターンがないと感じるため、投票しなくなることのことを言います。

    これを防ぐためにはどうすればいいのか、放送では一つの案として「投票しなかった人には罰金」というオーストラリアの制度を紹介しました。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターはスポーツマーケター/一般社団法人日本eスポーツ連合専務理事の平方彰さん。平方さんは電通のスポーツ文化事業局で主に野球を担当し、日米野球やメジャーリーグの日本開幕戦、WBC(ワールドベースボールクラシック)など数々のビッグイベントを仕切り、他にも2007年大阪世界陸上の招致や、東京マラソンの基盤づくりをするなどスポーツマーケティングの最前線でご活躍されました。

    現在は一般社団法人日本eスポーツ連合の専務理事、そしてスポーツビジネスコンサルタント会社を経営されています。

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    ●8時は「スポーツイベントを成功させた実績〜スポーツコンテンツの可能性」について。

    スポーツマーケターとはスポーツの楽しさを伝える仕事。放送では日米野球やMLB日本開幕戦の舞台裏、SAMURAI JAPANのネーミングが生まれた訳についてお話いただきました。

    ●8時30分は「eスポーツイベントの現状と今後の展望」について。

    eスポーツは「単なるゲームでしょ」と言われることがありますが、海外では「Sports=競い合う」という意味合いが強く、ゲームもスポーツであるという認識だと言います。

    平方さんには行われているイベントの賞金や参加者数などの現状や茨城国体にeスポーツが採用されたお話をしていただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今日は平方さんと一緒に「広告代理店(電通)とスポーツイベントの関係」について、広告代理店の役割や、スポーツイベントはどこでも儲けるのか?ヒットの条件は一体何なのか?についてお聞きしました。

    【マスターズインタビュー】
    今週は「Twitter企業アカウント"中の人"座談会」第2弾として井村屋さん、セガさん、東急ハンズさんの"中の人"にお話を伺いました。最終日の今日は"中の人"のコツのお話です。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Gotta pull myself together / The Nolans
    2曲目 幸せをつかみたい / 広瀬香美

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  • 2019.1.10

    1月10日(木) The News Masters TOKYO 第460回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「忘れた記憶を薬で回復」というテーマにフォーカス。東京大学などの研究チームが「忘れてしまった記憶を薬で回復させる実験」に成功したことを発表しました。記憶を回復させる効果がある薬の発見は世界で初めてで、アルツハイマー病などの認知症の治療に役立つ可能性があります。

    8日付のアメリカの科学誌『Biological Psychiatry』電子版に掲載された東京大学、京都大学、北海道大学などの研究グループによる論文でマウスと人で実験し、どちらでも効果が確認されました。

    その薬はめまいの治療薬として使われている「メリスロン」、この薬には脳内の情報伝達に関わる「ヒスタミン」という物質の放出を促進する働きがあります。

    放送では藤原さんのお父様が認知症だったというお話から具体的なエピソードや、嫌な事も思い出してしまうのではないかという懸念についても話し合いました。

    ●7時30分は「ニチイ学館がお詫び『フィリピン人スタッフには気遣い無用』」というお話。介護や保育などの生活支援サービスを展開するニチイ学館は、外国人スタッフによる家事代行サービスの広告表現に批判の声が集まったことを受けて謝罪コメントを発表しました。広告にはフィリピン人スタッフのメリットとして「気遣い不用」と書かれており、「失礼だ」「不快だ」という指摘を多く受けたとのことです。

    なぜこんなPR文が生まれたのかというと、介助する人を家に入れるのに抵抗があるクライアントが多い事が背景にあります。特に男性は、妻や娘以外の他者から介助される事を嫌がる傾向にあります。

    藤原さんはフィリピンメイドを実際に利用されていて、その良さを知っています。フィリピンメイドはすでに世界的なブランドになっており、彼・彼女らも誇りを持って、仕事をしています。文章が失礼であるという意見は批判をしている人の考えすぎなのではないかという意見も出ました。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターはスポーツビジネス・企業経営改革実践家で初代横浜DeNAベイスターズ球団社長の池田純さんにお電話でご出演いただきました。

    ●8時は「巨人がFAで獲得した丸選手人的補償で長野選手が移籍。『人的補償』って何?」の話題にフォーカス。巨人は炭谷銀仁朗捕手の人的補償で西武に内海哲也投手が移籍したのに続き、生え抜きのベテラン選手を放出する事態に、球団OBやファンから疑問や非難の声が上がっています。

    人的補償とは、FAで移籍した選手がいた場合、その選手を獲得したチームから、移籍元のチームがプロテクトリスト外の選手を獲得できるという仕組みです。
    今回の長野・内海両選手の放出にファンはもちろん、巨人OBからも大ブーイング。若手への切り替え方針で放出した選手もいましたが、別でベテランの選手を獲得するなど意図が分からないです。

    池田さんは「広島で赤いユニフォームを着た長野選手や西武のユニフォームを着た内海選手を見たいですよね。球団がファンの反感をかってしまったが、優勝すれば変わるかも」とお話されていました。

    ●8時30分は「史上初 プロ野球2年連続で観客動員数はセパ合わせて2500万人突破。各球団で進む 球場の改修工事やボールパーク計画を再点検」について。去年のプロ野球観客動員数はセ・パ合わせて過去最高の「2555万人」を動員し、2年連続で2500万人を突破しました。競技人口の減少や、低調なテレビ視聴率から「プロ野球人気低迷」と言われていますが、球場に行く人は増えています。

    そうしたトレンドもあり、ソフトバンクホークスの後藤球団社長は7日の会見で、改修中のヤフオクドームと付属施設の投資額が百億円であると明かしました。また、秋に発表された日本ハムファイターズに「北海道ボールパーク」計画や「西武ライオンズ」の新球場建設、「DeNAベイスターズ」の改修工事など球場改修やボールパーク化の動きが、複数球団にあります。

    アメリカでは、球場には行くものの、ビールを飲みながらテレビで試合を見ています。つまり球場を「野球を見る場所」ではなく「野球を含めていろいろなことを楽しむ場所」にしているのです。現在、日本の球場もそれに追いつけと頑張っていますが、アメリカは今後観客の数を減らし、観客のクオリティを上げていくと懸念されています。

    さらに先を読んでいく必要が日本にもあるとのことでした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」今日はタケさんの「日本財団パラアリーナ」レポートです。こちらは「船の科学館」の跡地にできたアリーナで、パラアスリートのための体育館で、ジムや会議室も併設されています。これまでもパラスポーツができる体育館はありましたが、パラリンピックに出場する選手たちの専用アリーナは、日本唯一です。

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    日本財団パラリンピックサポートセンターの山口雄介さんにご案内いただきました。

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    体育館だけでなく、更衣室やシャワールームにも素晴らしい工夫がされていました。「日本財団パラアリーナ」では1月31日に「あすチャレ!アカデミー」が開催され、障がい者講師から学べるダイバーシティセミナーということで、当日はアリーナ見学もできます。

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    【マスターズインタビュー】
    今週は昨年も大好評だった「Twitter企業アカウント"中の人"座談会」第2弾!人気の"中の人"お三方に運用のコツなどを伺っていきます。今回集まって頂いたのは、井村屋さん、セガさん、東急ハンズさんです。4日目の今日は多くの中の人がコラボした企画の裏側を伺いました。
    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 California Dreamin' / The Mamas & the Papas
    2曲目 Don't look back in anger / OASIS
    3曲目 RING!RING!RING! / Dreams Come True

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  • 2019.1.09

    1月9日(水) The News Masters TOKYO 第459回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、毎日新聞・編集編成局次長の小倉孝保さんです。


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    ●7時は、『金正恩氏、習主席と会談へ』の話題にフォーカス。北朝鮮の金正恩氏が昨日、専用列車で北京に到着したことが明らかになりました。金正恩氏は、北京の人民大会堂での歓迎式典の後、習近平国家主席と会談したとみられ、米朝首脳再会談をにらみ非核化の進め方について意見交換、制裁解除への協力を求めるものとみられています。中国と北朝鮮は、今年の10月に国交樹立70年を迎えるのを受け、伝統的な友好関係の強化、発展についても確認する見通しです。


    北朝鮮は、大きくて力のある国といい関係を作り、アメリカに対抗しようという考えです。そのため、小倉さん曰く、北朝鮮にとって中国はアメリカに対抗するための環境整備のようなものなんだそうです。基地を放棄する計画については、北朝鮮側は「自国がどうなるのか約束がないまま核を破棄することはできない」と考え、アメリカや日本側からしたら「核拡散条約を違反しているのだからまずはルールを守ってから話し合いをしよう」と、そもそもの順番ですれ違いが起こっています。今後も話し合いは平行線をたどりそうです。


    ●7時30分は『フランス、旧植民地に美術品返還へ』の話題にフォーカス。フランスのマクロン大統領が、旧植民地の西アフリカ・ベナンからフランスに持ち出された美術品を返還する方針を決め、他の旧植民地でも返還を求める動きが広がっています。アフリカ各地の美術品の多くは旧宗主国などに持ち出された歴史があり、マクロン氏は返還問題を話し合う国際会議をこの春にもパリで開催する方針です。


    小倉さんはフランスに対して、「武力で弾圧してきた歴史から国は自由でいられない」とし、美術品の返還により旧植民地との関係を良くし、アフリカにフランスを好きになってもらうための動きだと解説しました。美術品は、過去に略奪したものだと証明されれば返還する必要がありますが、長い歴史を辿ると、その証拠が見つからなかったり不明瞭なものがたくさんあるようです。この手付かずの返還問題について、マクロンは新しいルールを作って統一しようと考えています。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『CES、アメリカで今年も開幕』の話題にフォーカス。アメリカのラスベガスで現地時間8日に開幕する世界最大級の家電・技術見本市「CES」。大企業とスタートアップが肩を並べて、技術力を競い、ITや人工知能の力で進化する家電や自動車などが続々登場します。今年は一体どのような家電が登場するのでしょうか?


    CESは、ラスベガスのコンベンションセンターを中心に、街全体で行われ、4500を超える出展企業、140カ国から10万人を超える来場者が訪問する世界最大の家電見本市です。ここで発表された商品は必ず後でブームするそうで、今年は、お湯が一瞬で沸くHeatworksのケトル「デュオ・カラフェ」、中国のシャオミからと噂される「三つ折りスマホ」や、韓国のLGエレクトロニクスのディスプレイが巻けるテレビ65インチテレビ「LG Signatures OLED TV R」などが紹介されました。


    ●8時30分は、『世界銀行総裁、辞任を発表』の話題にフォーカス。世界銀行は、ジム・ヨン・キム総裁が任期途中の2月1日で辞任すると発表しました。世銀総裁はアメリカ人が就任するのが慣例で、キム氏は韓国系アメリカ人。次期総裁の選定には、アメリカのトランプ大統領が大きな影響力を持つ一方で、今後は融資方針を巡り、中国などとアメリカ政権とのあつれきが高まるとみられています。


    世界銀行は新興国や発展途上国に莫大な融資を行っている国際金融機関です。拠点はアメリカ合衆国のワシントンDCにあります。キム総裁の任期3年を残しての辞任には、トランプの圧力があるようです。理由としては、トランプ自身が世界銀行に懐疑的なことと、未だに融資している国に中国が入っていることがあるようです。キム総裁は、長い間トランプと会社との板挟みになっていたようです。タケさんも、トランプが及ぼす意外な影響に驚きを隠せませんでした。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。今日は入山さんが、JR東海が2027年に品川―名古屋間に開業予定の超電導リニア車両、「リニア新幹線」を紹介しました。時速600キロを可能にし、開業後は品川―名古屋間の286キロメートルを最速40分で結ぶそうです。ちなみに、東海道新幹線は1時間28分かかります。入山さんは、「これだけ移動が早くなると、生活スタイルがきっと変わる。リニア新幹線を使って遠方から通勤する人も出てくるはず」と、生活スタイルの変化に注目されました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は「twitter企業アカウント"中の人"座談会」第2弾として井村屋さん、セガさん、東急ハンズさんの"中の人"にお話を伺います。3日目の今日は、「ゆるーいつぶやきの秘密」についてです。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 As Long As You Love Me / Backstreet Boys
    2曲目 新オバケのQ太郎 / 堀絢子・ニューロイヤル

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  • 2019.1.08

    1月8日(火) The News Masters TOKYO 第458回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「陛下、きょう即位30年 象徴の姿『平成流』次代へ」にフォーカス。天皇陛下は7日、即位30年を迎えられました。4月30日に天皇として約200年ぶりに退位しますが、即位後の歩みは、皇后さまと共に国内外の各地を巡って平和を祈り、苦境に立つ人々に寄り添う日々でした。「活動してこそ天皇」という「平成流」は、次代に受け継がれていきます。


    何かと「ダメだ」言われることが多かった平成ですが、一方でITを始めとして変わったこともあります。佐々木さん曰く「変わらざるを得なかった過度期の混乱を経たのが平成。例えば、スポーツ界のパワハラも昭和はたくさんあったけど、みんながパワハラにNOを言うようになった。ダメな時代ではなく変わった時代ともいえる」と平成を総括しました。


    ●7時30分は、「膨張する個人データ共有 メリットとリスク」にフォーカス。SNSの便利なサービスが普及する陰で、利用者が意図しない範囲まで個人情報が拡散する懸念が強まっています。世界で22億人が利用しているFacebookはアップルなど150社以上と個人情報を共有していたことがすでに判明しており、「ルール不在のデータ共有」という状況が不安視されています。


    データが多ければ多いほどAIの精度が上がりますが、これが進み過ぎると気持ち悪い面もあります。一部報道では、LINE利用者の会話データをもとに(ローンなどの)信用スコア算出するシステムの導入をする動きがあるとも言われています。中国では、これが既に実用化されており、出会い系のアプリにまでそれは波及。中国の合コンでは、お互いそのスコアを教えあったりすることもあるそうです。

    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。

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    ●8時台の話題は、高年齢者雇用安定法の話題にフォーカス。60歳以上で働く人の数は、2017年度平均でおよそ1340万人、就業者全体の2割を占めます。高年齢者雇用安定法では希望者全員を65歳まで雇うように義務付けており、就業者は今後も増える見込みです。その状況を受けてシニア社員の処遇を改善する動きが企業に広がってきました。基本給の引き上げや成果報酬の導入、責任の重いポストの用意など高齢者の就労意欲を高めるのが狙いです。


    楠木さんは日本の雇用制度について、「その人が会社に貢献した度合いで報酬を与えるのが当然なはずなのに、年齢が持っている意味が重たすぎるのが問題」と指摘。さらに、「仕事における女性・男性が関係なくなってきたのと同じで、次は年齢に対する考え方も変わってくるだろう」と話しました。


    ●8時30分は、『りそな銀行 核製造企業への融資禁止を宣言』の話題にフォーカス。りそなホールディングスは、核兵器を開発・製造・所持する企業に対して一切の融資を行わない方針を定めたことを公表しました。2017年7月に核兵器禁止条約が国連で採択されて以来、ヨーロッパを中心に投資や融資を禁止する銀行や機関投資家が広がっていますが、国内の大手銀行では初めてで、今後同様の動きが出てくるかどうか、注目が集まります。


    楠木さんはまず、「経営はみんな一緒じゃなくて良いはずなのに大手銀行になると金融庁の意思が強くなる傾向がある」と指摘。そんな中、自分の意見をはっきり言うりそな銀行の動きを良いことと話し、最後に「業界が足並みを揃えるのではなく、いろんな考えがある会社があって良いのではないか」と改めて意見されました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は楠木建さんに、フランス文学者で評論家の鹿島茂さん著の、『小林一三 日本が生んだ偉大なる経営イノベーター』を紹介していただきました。楠木さんは、著者の鹿島さんについて、「専門がフランス文学なのに、ここまで本質を掴めるのはすごい。小林さんの思考の特徴を見事に解説している」と評価。小林さんについては、「松下幸之助さんに並ぶ名経営者。住宅を合わせた宅地開発を考え、鉄道業界を変えたのは小林さんだった」と絶賛しました。


    【マスターズインタビュー】
    今週は「twitter企業アカウント"中の人"座談会」第2弾として、井村屋さん、セガさん、東急ハンズさんの"中の人"にお話を伺います。2日目の今日は、「やっていること、やらないこと」です。


    今日の楽曲
    1曲目 Uptown Girl / Billy Joel
    2曲目 Get the funk out / Extreme


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  • 2019.1.07

    1月7日(月) The News Masters TOKYO 第457回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「元日休業」というテーマにフォーカス。今年はこれまで通年営業を通してきた外食チェーンやスーパーマーケットなどで、元日を休業にする動きが広がりました。人手不足が叫ばれる中、元日休業のメリット・デメリットはどこにあるのでしょうか?

    関東地方を中心におよそ300店舗を展開するスーパーマルエツは23年ぶりに1月1日を休業。京急ストアも10年ぶりに元日に休業になりました。外食チェーンでは、およそ1年前に大晦日と元日を80店舗以上休業した大戸屋が今回も大晦日と元日を休みにしました。

    これまで90年代前半くらいまでは元日を中心にお正月は休むというお店が多かったのですが、コンビニエンスストアが他店が休んでいる時に営業した事が元日営業を行うようになった一つのきっかけになったと言います。

    現在、どうしてそれが元日休業になったのでしょうか。実は元日は他の日に比べて売り上げがそんなに多くありません。休日出勤でプラス人件費がかかり、結果として利益は増えにくいのです。また、人手不足の今、人材確保のためにもスタッフへの配慮が不可欠になっています。元日を休みにすることによって、就職活動をする学生などからも高評価を得たり、企業の価値を高めたりする事が大事になっているというお話でした。

    ●7時30分は「AIで宅配の再配達が9割減少」という話題。宅配便の再配達に費やされる労働力は年間で9万人に匹敵、一説には、再配達の社会的損失コストは数千億円にも及ぶとされています。そんな中、再配達を一掃するかもしれない画期的なシステム『不在配送ゼロ化AIプロジェクト』が先月発表されました。これは東京大学の研究室と東大発のAIベンチャー企業などが参加するプロジェクトで、スマートメーターという電力量計のデータを、AIが学習することによって、在宅が予測される家から優先的に配送するルートが自動生成されます。

    再配達の社会的損失コストは数千億円にも及びます。「不在配送ゼロ化AIプロジェクト」は12月24日に発表されました。このプロジェクトはスマートメーターという電力量計のデータをAIが学習。配達時に在宅が予測される家から優先的に配送ルートを自動生成します。スマートメーターは30分ごとの電気使用量を計測し、通信機能によって電流値などをリアルタイムに把握し、不在の空振りを解消できます。

    家庭の電力データを使うというプライバシーの問題が出てきてきますが、配達の順番を決めるプライバシーに関わる処理は人ではなくAIが行うため、現状問題点は少ないとのことです。プロジェクトは2022年に実現の予定です。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

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    ●8時は2つのニュースについてお話いただきました。最初にフォーカスしたのは『精神科医の診察、患者の4割「説明不十分」』のニュース。

    精神疾患で医療機関を受診した患者のおよそ4割が「医師の説明が不十分」と感じている事が精神科医による実態調査でわかりました。患者や家族が診療内容に不満を持っている事も明らかになり、専門家は医師に患者への接し方を見直すように呼びかけています。

    こちらは名越さんの経験をたくさんお話いただきました。

    次にフォーカスしたのが「ギャンブル依存症の人の行動」のニュース。ギャンブル依存症の人の行動には4つの強い特徴がある事が、専門家の調査でわかりました。「使う予算を守れない」「ギャンブルをしたことを周囲に隠す」などで、健全なレベルの愛好家に比べ、こうした行動をとる傾向が強く、調査に携わった民間団体は早期の治療などのため、「自分に当てはまるか顧みて欲しい」と促しています。

    愛好家と依存症の人を分けるチェックをしていただきました。項目は⑴予算や時間の制限を守れない ⑵勝っても「次のギャンブルに使う」 ⑶したことを誰かに隠す ⑷負けても「次に取り返す」と思うの4つです。みなさん、気をつけましょう。

    ●8時30分は「勤勉はもはや善ではない」という話題。量子コンピューターの登場で、AIの学習能力も飛躍的に高まり、未来の対話型AIは人間の今の感情を読むだけでなく、先の行動まで瞬時に予測するようになるそうです。AIやロボットが普及し、人間が労働から解放された時、求められる働き方はどんなものなのでしょうか。

    こちらは日経新聞の連載「新幸福論Tech2050」の興味深い記事です。機械の高機能化が進めば進むほど、人に与えられる時間は増えます。技術進歩に背中を押される形で常識は変わり始めています。

    「勤勉は善」の価値観は歴史的に見れば長くありません。では何を指針に生きるべきか、今こそ新しい価値観を考える時期に来ているというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの内田あゆみさん。

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    本日のテーマは「今年もうカレーは食べましたか?」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週は昨年も大好評だった「Twitter企業アカウント"中の人"座談会」第2弾!人気の"中の人"お三方に運用のコツなどを伺っていきます。今回集まって頂いたのは、井村屋さん、セガさん、東急ハンズさんです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Keep Yourself Alive / QUEEN
    2曲目 Start Me Up / The Rolling Stones
    3曲目 NO. NEW YORK / BOØWY

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  • 2019.1.04

    1月4日(金) The News Masters TOKYO 第456回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「昨夜、熊本県和水町で発生した震度6弱の地震」について。夕方6時10分頃ですから、夕飯の支度時でした。

    2016年4月に震度7を2度観測した熊本地震との関連について、気象庁は、震源域が20キロ程度離れていることから、「別のものと考えている」とのことですが、専門家の間では、熊本地震に誘発されて起こったのではないかと話す人もいます。また、和水町は熊本地震の影響で地盤が弱くなっており、揺れも大きかったのではないかということです。

    一方、火山の専門家は「阿蘇山の噴火の影響はない」と話しています。地震はいつどこで起こるかわかりません。再度、私たちが学んだ防災の知識を確認したり、非常食などの準備をすることが必要です。

    もう一つフォーカスしたのは「円急伸、一時104円後半 世界経済の減速懸念」のニュースにフォーカス。3日午前のニューヨーク株式相場は、アップルが2018年10~12月期の売上高見通しを下方修正したことで大幅反落し、一時下げ幅が670ドルを超えました。また、3日の外国為替市場で円相場が、一時1ドル104円台と昨年3月以来の円高・ドル安水準となりました。

    アップルは2日、2018年10〜12月期の売上高見通しを前年同期比4.9%減の840億ドルに下方修正しました。またアップルだけでなく、他のGAFAも3%以上下がっていることから、過剰な株高を抑制しようとしたのではないかと崔さんは予想していました。

    そして「なぜリスク回避で日本円が買われるのか」は崔さんにも分からないそうです。

    今回のアップルの売上見通し下方修正の件ですが、アップルに部品を供給しているのは村田製作所やTDKといった日本の企業です。その村田製作所やTDKに納品している中小企業にも影響が出てくる可能性があります。また、政治に関してですが、アベノミクスも株高に支えられましたが、実質賃金は上がっていません。株価がこのまま下がり続けると今年行われる選挙でも一波乱起こるかもしれません。

    ●7時30分は「初売り福袋2019」の話題。デパートやスーパーなど、2019年の初売り、福袋は好調で、前の年を上回る企業が相次ぎました。三越日本橋本店でも開店前からおよそ6000人もの行列ができました。また、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」の元日の取扱高が過去最高となる39億6865万円を記録。平成最後の初売り、福袋について、崔さんに解説していただきました。

    実はデパートやスーパーはトータルで見ると、例年並みでしたが、食品や化粧品のような消費財が好調でした。今年は平成最後ということで、「コト消費」やイベントを意識した内容がズラリと並びました。

    【8時台】
    本日、8時台のはタケさん。

    ●8時は「ゴルフ 米ツアー スタート」という話題について。

    ゴルフの男子アメリカツアー2019年の初戦となる「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」が3日にハワイで開幕しました。この大会では、昨年のツアー優勝者に出場資格が与えられており、4月に優勝した小平智が出場しています。早くもスタートしたアメリカツアーをタケさんに解説していただきました。

    すでに昨年の10月から2018ー2019年度シーズンははじまっています。「セーフウェイオープン」「CIMBクラシック」「ザ・CJカップ@ナインブリッジ」「サンダーソンファームズ選手権」「WGC HSBCチャンピオンズ」「シュライナーズホスピタル for チルドレンオープン」「マヤコバゴルフクラシック」「ザ・RSMクラシック」「ISPSハンダ ゴルフワールドカップ」「ヒーローワールドチャレンジ」とすでに10試合を消化しており、年間で計48試合。1年52週のほぼ毎週トーナメントを開催しています。

    また、西武ライオンズからマリナーズへ移籍した菊池雄星選手にちなんで、これまでマリナーズに移籍した日本人選手について振り返りました。

    ●8時30分はタケさんに今年のスポーツ界を展望していただきました。来年に迫った東京オリンピック・パラリンピックですが、今年もスポーツイベントが目白押しです。開催中のブリスベン国際テニスは、今月開催される全豪オープンの前哨戦。3月にはフィギュアスケートの世界選手権。9月には、ラグビーのワールドカップ2019年が開催されます。

    タケさんにはラグビーのホイッスルの不思議や東京オリンピック・パラリンピックのプレ大会についてお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週はタケさんにライスボウルについてお話いただきました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Wonderwall / Oasis
    2曲目 がんばりましょう / SMAP
    3曲目 Holding Out For A Hero / Bonnie Tyler

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  • 2019.1.01

    1月1日(火) The News Masters TOKYO 第455回

    あけましておめでとうございます!本年もThe News Masters TOKYOをよろしくお願いいたします!元旦から、経営学者の楠木建さんとお届けです!


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    【今日の主な楠木語録】


    西川「今年の目標が人に会うことなので、今日も元旦から来てくださったんですか?」
    楠木「いや、今日はたまたま火曜日だったので」


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    一生懸命初日の出を待つタケさんに
    「まあ、毎朝のことなんですけどね」


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    【初日の出レポート】
    元旦らしく、関東平野の最東端・千葉県銚子市の犬吠埼から柳下Dの初日の出レポートもお届けしました。


    日の出前↓
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    日の出の瞬間↓
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    火曜恒例の瞬間音楽も!
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    今日の楽曲
    1曲目 Dreams / Van Halen
    2曲目 And Your Bird Can Sing / The Beatles
    3曲目 Anyway You Want It / Journey
    4曲目 Born To Be My Baby / Bon Jovi
    5曲目 Superstition / Stevie Wonder
    6曲目 Superstition ~ Purple Haze メドレー / Bluedogs
    7曲目 Don't Cry / Asia
    8曲目 Get Ready / THE TEMPTATIONS
    9曲目 Love in an Elevator / Aerosmith

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