• 2018.12.31

    12月31日(月) The News Masters TOKYO 第454回

    本日は2018年最後のThe News Masters TOKYOをお送りしました。


    8時からはニュースマスターは精神科医の名越康文さんと一緒にお届け。

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    今日は音楽多めでお送りしました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 The Final Countdown / Europe
    2曲目 Don't Stop Me Now / Queen
    3曲目 ダンス・ファウンダー / フィロソフィーのダンス
    4曲目 Take On Me / a-ha
    5曲目 Messin With The Kid (LIVE) / The Blues Brothers
    6曲目 Heaven Is A Place On Earth / Belinda Carlisle
    7曲目 めざせポケモンマスター / 松本梨香
    8曲目 Fallinlove2nite / Prince
    9曲目 Hey Jude / The Beatles
    10曲目 ザ・バーディック・スタイル / バーディックバンド
    11曲目 The Power Of Love / Huey Lewis & The News

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  • 2018.12.28

    12月28日(金) The News Masters TOKYO 第453回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「中国版のGPS(全地球測位システム)『北斗』が完成し、全世界に向けたサービスを始めた」というニュースについて。

    北斗は1994年に軍の防空システムとして開発に着手。2000年に最初の衛星を打ち上げ、11月末に民間に開放。12年から中国と太平洋諸島地域を対象とした位置情報の提供を始めました。

    「北斗」は2020年までに開始する計画でしたが前倒し。中国の場合は軍と民の共同なので、少し心配だと、びんさんは話します。ファーウェイなどによる次世代通信規格「5G」の技術派遣争いに続き、測位システムでもアメリカの優位に挑む狙いがあるとみられています。

    また、GPSは他にもロシア、EUなどでも20機以上打ち上げられており、私たちの真上では激しい争いが行われているのかもしれません。

    もう一つフォーカスしたのが「山下法務大臣、死刑囚2人の刑を執行」のニュース。山下貴司法務大臣は昨日、死刑囚2人の刑を執行したと発表しました。オウム真理教の元幹部13人が大量執行された7月以来、死刑執行は今年15人。98年11月に執行の公表が始まって以降、最多だった2008年と同人数となりました。

    実は刑事施設・受刑者処遇法という法律で、12月29日~1月3日の年末年始には死刑を執行しないと定められています。実際、法務省が執行の事実を公表し始めた1998年以降で12月下旬に執行されたのは、2001年の27日と06年の25日の2例だけで、異例のことだと、びんさんは話します。

    来年は平成が終わり、5月には新しい天皇の即位もあります。そのため、年明けの執行を回避したのではないかとも考えられます。

    また、山下貴司法相は記者会見で、死刑制度について「国民感情や刑事政策の在り方も踏まえ、基本的には各国で独自に決定すべき問題と考えている」と述べ、国際社会に対し、改めて死刑維持の立場を訴えました。びんさんもこれからも死刑制度について考え続けることが大事で、考えを止めることが一番ダメなことだと話していただきました。

    ●7時30分は「東証が上場市場の再編を検討」のニュースについて。26日、アメリカのダウ工業株30種平均が5日ぶりに反発し、過去最大となる1000ドルを超す上げ幅を記録しました。そして、昨日日経平均株価は前の日に比べて750円56銭と大幅に続伸。今年最大の上げ幅となりました。大幅下落からの大幅続伸。今、マーケットでは何が起こっているのでしょうか?

    大幅な下落からの大反発、「アメリカ経済状態が乱高下していることが影響している」というのがスタンダードな解説ですが、崔さんはもう一つ要因として「株の売買をAI(人工知能)が行っていることが影響しているのではないか?」と話します。

    リーマンショック時、投資銀行や著名な金融機関は株式運用に携わっている人員を削減。その代わり、人工知能やアルゴリズム・プログラム取引をしている人たちを導入する流れが世界的にも流行っています。人工知能に任せると、買いが買いを呼んだり、売りが売りを呼んだりとプログラムを元にしているため後追いしやすくなり、株価がものすごく上がったり、ものすごく下がったりするとのことです。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターはNOBORDER NEWS TOKYO代表でメディアアナリストの上杉隆さん。

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    ●8時は「玉城デニー沖縄県知事」について。沖縄県の玉城デニー知事は昨日行われた記者会見で、政府が宜野湾市にあるアメリカ軍普天間基地を名護市辺野古に移設する工事で土砂投入を始めたことに関して「軟弱地盤への対応が必要で完成は見通せない」と改めて移設阻止の考えを示しました。また、タレントのローラさんらが、移設工事を止めるように求めるホワイトハウスの嘆願書サイトへの署名活動について「どのような立場であれ言論、表現の自由は保証されている」と述べました。

    日本では、政府側と沖縄側の意見の対立が描かれていますが、上杉さんは「アメリカの海兵隊の意見が反映されていない。アメリカの海兵隊にもいろんな人がいる」と、そこに注目すべきだということ。

    タレントのローラさんの発言については『与党に反対すると「政治的発言」と非難され、与党を肯定すると「政治的発言ではない」もっといろんな意見を言っていくべきだ』と発言。

    署名の数については「まだまだ少ない。最低玉城デニーさんが県知事選で獲得した票数くらいは欲しい。アメリカでも署名ができるので、手はまだある」とお話いただきました。

    ●8時30分は2018年の振り返り。今年も色々なニュースがありました。北海道で震度7の地震、西日本豪雨、大型台風の襲来など災害が相次ぎました。スポーツ界では平昌五輪で冬季最多となる13のメダル獲得や、女子テニスで、大坂なおみ選手が全米オープンで日本人初優勝するなど明るい話題があった一方、日大アメフト部の悪質タックルなどの問題も浮上しました。さらに本庶佑教授がノーベル生理学・医学賞を受賞、安室奈美恵さんの引退、日産自動車カルロス・ゴーン会長の逮捕...などなど印象に残ったニュースに迫りました。

    上杉さんは「カルロス・ゴーン氏の逮捕」のニュース、初めて日本と海外のニュースの伝え方が違うということがはっきり明らかになったのではないかとのこと。

    福本さんは「大相撲の貴乃花」の話題の色々、山本さんは「スーパーボランティア尾畠春夫さん」の件を挙げておりました。特に「スーパーボランティア尾畠春夫さん」は山本さんが舞台のOPで演じたら拍手喝采だったそうです。来年はもっと良い話題を伝えていければいいですね。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週は社会風刺コント集団 ザ・ニュースペーパーによる今年最後の社会風刺コントをお送りしました。

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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、フリーランスのプロフェッショナル人材に特化したビジネスマッチングサービスを展開する 株式会社みらいワークス 代表取締役社長 岡本祥治さんです。最終日の今日は「岡本社長が社員にいつも言っていること」、「働き方改革について思うこと」を伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Who'll Stop The Rain / Creedence Clearwater Revival
    2曲目 Whatever / Oasis
    3曲目 田園 / 玉置浩二

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  • 2018.12.27

    12月27日(木) The News Masters TOKYO 第452回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「精神疾患を理由に休職した 昨年度5000人超え」というテーマにフォーカス。公立の小中高校などで精神疾患を理由に休職した数が、2017年度は5077人であることが文部科学省の調査で分かりました。この数字は公立学校の全ての教員数・92万人の0.55%に当たります。2007年度以降は5000人前後の高い水準で推移しており、背景には教員の多忙と長時間労働があるとみられます。

    教育と医療の現場に携わる教師と医師は元気でいて欲しい存在。その層が病んでしまっては、生徒や患者にも元気のなさが伝染・感染してしまいます。

    原因は教員の負担が昔に比べて増えすぎていると言われています。現在の教育現場では子供も多様化。成績の分布も「山なり」ではなく「ふたこぶラクダ」型になり、従来型の一斉授業が効かなくなってきています。

    藤原さんは「もう学校の先生だけではなく、地域の人たちのコミニュティとの共同経営が必要なのではないかという提言します。実際にコミニュティスクールとして学校運営協議会方式の運営をするところは5000校を超えました。また、教員というだけで無条件で尊敬される時代は終わったので、自分をプレゼンする技術が必要になってくるというお話でした。
    ●7時30分は「出版物販売 ピーク時の半分に」というお話。今年の紙の出版物の推定販売金額は、およそ1兆2800億円台となり、市場規模はピーク時の半分以下となる見通しです。出版科学研究所の調査によると調査開始以来、売り上げが最も高かったのは1996年で、それ以降、微増した年はあったものの全体として減少傾向が続いています。

    これは時代の流れなのかもしれません。ちなみに1996年は『脳内革命』『「超」勉強法』『神々の指紋』などがベストセラーになり、世相としては「たまごっち」や「ポケットモンスター(赤・緑)」が発売され、大ヒット。流行語大賞は「自分で自分を褒めたい」でした。

    藤原さんは今年180冊ほど読まれたそうで、その中でのベスト1は「サピエンス全史」の著者が書いた「ホモデウス」だとお話されていました。藤原さんはこの書評も書かれています。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は「2018年ワースト不祥事ランキング」の話題にフォーカス。広報・メディア担当者のための専門誌「月刊・広報会議」が「2018年ワースト不祥事ランキング」を発表しました。ワースト10に「スポーツ界の不祥事」が4つも入る結果となりました。今朝は「不祥事ランキング」に入った「スポーツ界4大不祥事」に焦点を絞り、その後の決着を含めて振り返りました。

    こちらのランキングは「月刊・広報会議」が行ったアンケートは、20代〜60代の男女1000人に「今年の不祥事」を、一人3つまでを選んでもらい決定したもので、1位は「日大アメフト部悪質タックル問題」、3位は「レスリング、伊調馨選手、栄和人氏をパワハラ告発」、6位は、「日本ボクシング連盟、内部告発と助成金の流用問題」、8位は「体操界におけるパワハラ告発問題」でした。

    他にも、大相撲では付け人に暴力を振るった幕内力士・貴ノ岩の引退、バスケットボールではアジア大会に参加していた男子日本代表4選手が歓楽街で買春行為に及んだことなどもあり、スポーツ界はまさに悪い意味で"話題"に事欠かない1年となりました。

    池田さんはよく記者の方から「今年、平昌五輪があったの覚えていますか?」と言われ、思い出したそうです。ここまで大きなイベントがあったにもかかわらず、あまり覚えていないということはそれだけ不祥事が多かったということです。

    本当にスポーツを変えたい場合、今までのような管理型のリーダーではなく、開拓型のリーダーにすべきだとお話いただきました。

    ●8時30分は「東京証券取引所 再編」について。東京証券取引所は「1部」「2部」「ジャスダック」「マザーズ」など現在4つある株式市場の役割をより明確にするため、再編を検討していることがわかりました。「1部」については上場企業の数が年々増えていることから、上場の基準を厳しく見直す案や、企業の規模が比較的近い「2倍」と「ジャスダック」を統合する案も出ており、投資家や上場を目指す企業に「わかりやすい区分」にし、市場の活性化に繋げたい狙いがあります。

    現在、東京証券取引所には、大企業中心の「1部」、やや規模が小さい企業の「2部」、ベンチャー中心の「ジャスダック」と「マザーズ」があります。東証上場企業3600社のうち、「1部」がおよそ2100社と圧倒的に多く、「2部」はおよそ500社です。また、近年は1部上場が増え、1部と2部の「性格付け」が曖昧に見え、ベンチャー市場が2つあるのもわかりにくいという指摘もあります。

    池田さんは『「2部に落とす」という表現に違和感がある』と話します。落としてしまったら、その企業の人、その企業の株を所有している人にも影響が出てきます。「1部」の上に超優良企業の「プレミアム部」を作ればいいのではと提案しておりました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」今日はタケさんの年末・築地レポートです。一昨日の朝、築地に行ってきたタケさん。海外の旅行者も多かったそうで、築地場外市場では、魚・肉・野菜・調理道具などの専門店460軒が変わらず元気に営業していました。

    今年10月に「築地魚河岸」が正式オープン。京富の門井さんにお話を伺いました。水産や野菜・果物の仲卸のお店が50軒ほど入っている「築地魚河岸」。28日、29日、30日の開館時間は朝5時〜午後5時まで。31日は自由営業です。詳細は築地魚河岸のHPをご覧ください。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Back In The High Life Again / Steve Winwood
    2曲目 JUMP / VAN HELEN
    3曲目 J-BOY / 浜田省吾

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  • 2018.12.26

    12月26日(水) The News Masters TOKYO 第451回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授・入山章栄さんです。ゲストにロート製薬株式会社の代表取締役会長兼社長・山田邦雄さんをお招きしました。


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    ●7時は、『ロート製薬の働き方改革』の話題にフォーカス。今年6月に働き方改革関連法が成立し、残業時間に規制が設けられました。時間外労働は原則、月45時間、年間360時間が上限となり、各企業で取り組みが行われています。ロート製薬では一体どのような働き方改革が、なされているのでしょうか?


    山田さんは社内で「くにおさん」と呼ばれているそうで、和気あいあいとした雰囲気も働き方改革のひとつだと言います。また、ロート製薬では、2016年4月から他社やNPO(非営利組織)などで働ける副業制度を導入しました。本業に支障がない範囲で、週末や終業後に副業ができます。視野の広い人材を育成する狙いで、条件は勤続3年以上の国内の正社員。希望者はやりたい仕事などを記入した申告書を上司を通さず人事部に提出し、人事部と経営陣と面談して決めるようです。山田さんは副業のメリットとして、外の仕事をすると、客観的に自分を見られるようになり、会社の仕事の価値を見いだすことができるという点を挙げました。


    ●7時30分はロート製薬の新規事業の話題にフォーカス。目薬のイメージが強いロート製薬ですが、実は、売上高の6割以上がスキンケア関連品となっているそうです。山田さんはこの理由を、「新規事業として薬に頼らない製薬会社になろうと考えた時に、薬は体調が悪くならないと使わない、本当は薬がない生活の方がいい、という矛盾があることに気づいた。そのため、皆が必ず使う美容製品にシフトした」とお話しされました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターも、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんと、ロート製薬株式会社の代表取締役会長兼社長・山田邦雄さんです。


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    ●8時は、『外国人就労、政府が方針決定』の話題にフォーカス。政府は、改正入管難民法に基づく外国人労働者受け入れ拡大の新制度について、基本方針などを閣議決定し、全容を固めました。深刻な人手不足を理由に、高度専門職に限っていた従来施策を変更。単純労働分野にも広げ、来年4月から5年間で最大34万5150人を受け入れます。地域で11言語による多言語対応など様々な126項目の支援策を決めましたが、外国人が大都市圏に集中しないようにする措置や、地方との賃金格差などを埋める施策を打ち出せるかどうかが課題となっています。


    多くの外国人が都市圏にきますが、人手不足で困っているのは地方です。これについて入山さんは、「いかにハッピーに地方で働いてもらえるか。長い間日本に住みたい外国人に永住権を出すのか、アメリカのように市民権を出すのか。永住する人をむしろ増やすのかどうかがテーマ」と話し、山田さんは、「各地の文化を守らないといけない。外国人が増えていく中で、どうやって新しい文化を作っていくのかが、長い目で見て大切」と意見しました。


    ●8時30分は、『ロート製薬の意外な新規事業』の話題にフォーカス。7時30分に、ロート製薬のスキンケア事業に進出した裏側に迫りましたが、入山さん曰く、さらに意外性のある新規事業にも進出しているようです。


    意外な事業とは、なんと養豚場、パイナップル農家、そしてレストラン事業。薬に頼らず健康になる方法を考えた時、その方法が「食」だったと山田さんは振り返ります。さらに、「日本の良さは地方に埋まっているので、それをどんどん生かしていきたい」と意気込みを語りました。入山さんは、「ロート製薬の事業は、必ず『体の健康』がテーマになっていて、人々の生活、体が豊かになるために食や美容に事業を展開しているという一貫性があることが発見できた」と改めて感心されていました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを紹介するコーナー。今日は入山さんが、ロート製薬が立ち上げた「みちのく未来基金」を紹介しました。


    「みちのく未来基金」とは、東日本大震災で親をなくした子どもたちが高校卒業後に、大学・短大・専門学校へ進学する時、学費の全額(年間上限300万円)を返済不要で支援している基金です。東日本大震災をきっかけに2011年10月にロート製薬、カルビー、カゴメの3社により合同で立ち上げられました。現在は、ファミリーマート、富士ゼロックス、スターバックスコーヒージャパン、ユニ・チャーム、ファンケルなどの大手企業含め80社以上が現在支援しています。


    山田さんが始められた「みちのく未来基金」に賛同する企業はどんどん増えています。さらに、寄付をしてくれる人の寄付額が年々上がっていたり、卒業生たちが「自分たちがお世話になった基金を助けたい」と、後輩たちの面倒をみるという好循環が起きているようです。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、フリーランスのプロフェッショナル人材に特化したビジネスマッチングサービスを展開する株式会社みらいワークス 代表取締役社長 岡本祥治さんです。3日目の今日は、「プロフェッショナル人材とはどのような人か?」岡本社長に伺いました。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Glory of love / Peter Cetera
    2曲目 魔訶不思議アドベンチャー! / 高橋洋樹

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  • 2018.12.25

    12月25日(火) The News Masters TOKYO 第450回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「インドネシア津波死者370人超」のニュースにフォーカス。インドネシア・ジャワ島とスマトラ島の間にあるスンダ海峡で起きた津波で、国家災害対策庁は24日、少なくとも373人の死亡を確認したと明らかにしました。同国気象庁は、津波が火山の噴火で起きた海底地滑りで引き起こされたことを確認。噴火後、津波の最初の観測までは24分しかなく、多くの人が予想外の津波から逃げ遅れたとみられます。


    「地震無き津波」、聞きなれないものですが、大規模な噴火になると山体崩壊という山自体が壊れて起こるものもあります。過去には江戸時代、長崎県の島原でも起こったことも。「直接の影響はなくても、土砂が大量に巻き上げられて、その煙が世界に広がると気温低下が起きる」といった佐々木さんの解説込みで、近年の災害を振り返りました。


    ●7時30分は、「視力1.0未満、過去最多に」のニュースにフォーカス。裸眼の視力が1.0未満の高校生の割合が3人に2人の67.09%に上り過去最悪となったことが文部科学省の今年度の学校保健統計調査によって明らかになりました。小学生に対する調査でも過去最悪だった前の年よりもさらに増えて、34.1%と報じられています。


    日本だけではなく、2050年には世界の人の半数が近眼になるとも言われています。各国で近眼防止の取り組みも始まっていますが、追いついていないのが現状。今回の原因は、スマホの影響とみられていますが、徐々に広まり始めているVR・ARでも同じように近眼のリスクが考えられています。「今後は、網膜にレンズを仕込んで、人間をサイボーグにするしかないのでは」と佐々木さんは提案しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時の話題は、「ぴあ」の新規ビジネスについて。演劇やコンサートなど、ライブ・エンターテインメント市場が活況の中、情報カルチャーの生みの親とも言える「ぴあ」が着々と事業の幅を拡げています。赤字転落や雑誌休刊を乗り越えて絶好調の今、エンターテインメントの総合企業を目指す「ぴあ」はアリーナ建設などへの大型投資も進めています。


    「ぴあ」の事業は、インターネットサービスに代替され、一時期は3年連続で赤字が続きました。そこから、自ら音楽アリーナを作り主催者にシステムを提供するソリューション事業い業態を変え、業績を伸ばしています。 今では、クライアントが100箇所以上。楠木さんは、「本業が難しくなり新しいことに挑戦しようとした時に、軸がぶれなかったのが成功の秘訣だ」と解説されました。


    ●8時30分は、『日本人の有給休暇取得率、3年連続で最下位』の話題にフォーカス。民間のオンライン旅行会社が世界19か国で行った調査で、日本の有給休暇取得率は50%、取得日数の平均は10日となっていて、ともに3年連続で世界最下位であることがわかりました。世界各国と比べて、日本の「働き方改革」はまだまだ道半ばです。


    楠木さんとしては、同じ仕事成果が出るならば休みが多い方がいいようです。しかし、案外半分程度の人が「休み不足」を感じていないという調査結果もあるようで、「有給の取得率が上がるのはいいことですが、そんなに取りたいの!?ガツンと2週間くらい、それぞれのタイミングで取るのがいい」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、本の要約サービスを提供する株式会社フライヤーのプロモーションマネージャー、井手琢人さんが年間ランキングベストテンの発表と、その中からおススメの一冊・『1分で話せ』(伊藤羊一)をご紹介いただきました。


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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、フリーランスのプロフェッショナル人材に特化したビジネスマッチングサービスを展開する、株式会社みらいワークス 代表取締役社長 岡本祥治さんです。2日目の今日は、「現在のビジネスの種」を見つけたエピソードを伺いました。


    今日の楽曲
    1曲目 Do they know it's Christmas / BAND AID
    2曲目 goin' crazy / David Lee Roth

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  • 2018.12.24

    12月24日(月) The News Masters TOKYO 第449回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「自動運転向け、道路交通法改正案」というテーマにフォーカス。自動運転の実用化に向けた規定が初めて盛り込まれた道路交通法の改正案が警察庁から公表されました。改正案では「レベル3」の運転中、システムからドライバーにスムーズな交代ができる状態であれば、通常の自動車で禁止されている携帯電話の使用やテレビ視聴の規定が解除される一方、睡眠や飲酒などは禁じられます。
    「レベル3」とは渋滞中の高速道路など、特定の条件に限り、車のシステムが全ての運転操作を行う一方、緊急時には、ドライバーがすぐに運転操作を引き継ぐことが求められます。つまり、安全に車を走らせる義務は、ドライバーが負うということです。

    もし仮に事故が起こった際には原因究明をしやすくするために、車に自動運転システムの運行データを記録する装置の設置を義務づけています。また、この法案が通り、通常時も運転中にスマホを操作することがないように量刑が増やされたりもしています。

    東京オリンピック・パラリンピックが行われる2020年前半に施行を目指していますが、このことで移動の苦痛が減り、事故が少ない時代がまもなくやってくるのは間違いないとのことです。

    ●7時30分は「旅の達人がおすすめしたい、冬こそ行きたい旅」という話題。趣味が海外放浪旅という旅の達人・清水俊宏さんに、寒いからこそ楽しいおすすめの「冬の旅」について伺います。

    清水さんは学生時代、四国の歩き遍路をされていていたそうで、真冬に野宿したこと、「おせったい」で干し柿・みかんをたくさんもらったこと、寺に泊めてもらったのに、お勤めの時間を間違えて行けず、出て行こうとしたのに尼さんに優しくしてもらったことなど、ユニークな体験をお話いただきました。

    日本の原風景を歩きながら堪能し、人情に触れる、外国人にも人気です。人との触れ合いを求めるのなら、旅先としてお遍路はおすすめです。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

    ●8時は3つのニュースについてお話いただきました。最初にフォーカスしたのは『医師の「休息」9時間義務化』のニュース。厚生労働省は先週17日、医師の働き方改革に関して、終業から次の始業までの休息時間(勤務間インターバル)として9時間、当直明けの場合は2倍の18時間を義務付ける方針を示しました。医師には一般の労働者の上限を超えて特別な残業時間を設定するため、確実な休息を確保することで健康を守る狙いです。

    名越さんが病院に勤められていた時は月に3〜4回当直があり、その時も朝は帰れずにいたそうです。医師は患者からの求めを断れない「応召義務」があり、来春施行の働き方改革関連法による残業時間の上限規制の対象から5年間外れています。この勤務間インターバルは過労死防止に有効とされ、欧米では導入が進んでいます。

    次にフォーカスしたのが「パイロット飲酒、客室乗務員から酒気、JALに事業改善命令」のニュース。国土交通省は先週21日、JAL日本航空のパイロットが飲酒の影響で常務できなかった問題で、同社に航空法に基づく事業改善命令を出します。JALは10月末に元副操縦士がイギリスでの乗務前に現地の法令基準を大幅に上回るアルコールが検出されたことで逮捕され、11月に実刑判決を受けています。事業改善命令は事業許可取り消し、事業停止命令に次ぐ重い行政処分となります。

    この問題の根底には依存問題があるのではないかと名越さんは話します。飲酒など、習慣性があるものでの問題には、依存症が潜んでいます。ただの取り締まりや処分では解決しません。職場環境、中毒のカウンセリングなど根本解決をすべきとのことです。

    最後にフォーカスしたのは「青山に自動相談所開設に住民大反発」の話題。東京・港区が南青山の一等地に児童相談所を含む複合児童施設の建設を計画している件で、今月、初の大規模説明会が行われました。説明会では近隣住民が「青山のブランドイメージが落ちる」などと建設に強く反発しています。

    名越さんは32年、児童相談所に勤めていますが、トラブルが起こっているところを見たことはないそうです。まず児童相談所に見学に来て欲しいと話しておりました。

    ●8時30分は「ノーベル賞受賞者は普通の人の3倍芸術が好き」という話題。こちらは東洋経済の記事から。ミシガン州立大学ロバート・ルート=バーンスタイン教授の研究によりますと、ノーベル賞受賞者には、他の科学者や一般の人々に比べて、アート関連の趣味を持つ人がほぼ3倍いることがわかりました。ノーベル賞受賞者の芸術的創造性が実験能力を高め、研究にもプラスに働くのではないかと結論づけています。

    アートとは感情や表現、サイエンスとはデータや現実を扱うものというのは思い込みで、偉大な発見には、直感や想像力が重要です。ノーベル賞受賞者の確率が高いアートの種類は絵画・彫刻などの視覚芸術を趣味にしている人はノーベル賞受賞の確率が7倍、写真は8倍、演劇・ダンス・奇術などのパフォーマンスは22倍にもなるとのこと。

    現在行われている暗記重視の詰め込み教育ではノーベル賞受賞者は育たない可能性があります。本職や本来の研究分野と「無関係」な領域にエネルギーを分散させるのは、商店が定まっていないように思えるかもしれませんが、芸術に触れることで多種多様な知識やスキルが身に付くのかもしれません。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの黒河麻里奈さん。

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    本日のテーマは「一年以内にCDを買いましたか?」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手はプロフェッショナル人材のビジネスマッチングサービス 株式会社みらいワークスの代表取締役社長 岡本祥治さん。

    岡本さんは大学卒業後、外資系企業で、業務、戦略領域のコンサルタントとして活躍。30歳のときに、それまでの人生を振り返る意味で、全国47都道府県を旅します。その体験が、独立・起業のきっかけになったそうです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 All I Want For Christmas Is You / Mariah Carey
    2曲目 Christmas Time In Blue-聖なる夜に口笛吹いて / 佐野元春

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  • 2018.12.21

    12月21日(金) The News Masters TOKYO 第448回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

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    ●7時は「ゴーン前会長21日保釈も 東京地裁、特捜部の準抗告棄却」というニュースについて。日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者の役員報酬を巡る有価証券報告書の虚偽記載事件で、東京地裁は20日、ゴーン容疑者と前代表取締役グレゴリー・ケリー容疑者の勾留延長を認めなかった東京地裁決定に対する東京地検特捜部の準抗告を棄却しました。

    弁護人が保釈請求を出して認められると、東京拘置所で勾留中の2人は21日にも、最初の逮捕から約1カ月ぶりに保釈される可能性があります。

    地裁は起訴か不起訴を決めるのに、これ以上身柄を拘束して取り調べる必要はないと判断したとみられています。特捜部が請求した勾留延長が認められないのは極めて異例とのことです。

    ゴーン容疑者は8年分の有価証券報告書の虚偽疑惑がありましたが、東京地検特捜部は最初は5年分、追加で3年分で起訴しましたが準抗告を却下されました。

    昨日行われた日銀の記者会見もガラガラで「みなさんゴーン容疑者を追っていたんですね」と崔さんも話しておりました。保釈金の額は、おそらく7〜8億円になるのではとのことで、さらに日産関係者と接触禁止になるのではないかとびんさんは話しておりました。

    もう一つフォーカスしたのが「日本、IWCから脱退へ 30年ぶり商業捕鯨再開向け」のニュース。政府は昨日、IWC(国際捕鯨委員会)から脱退する方針を固めました。25日の閣議で正式決定し、来年6月をもって脱退します。日本が国際機関から脱退するのは極めて異例で、反捕鯨国からの反発が強まりそうです。

    1948年に作られ、日本は51年に加盟しました。IWCは最初、捕鯨国で作る「とりすぎないようにしよう」という組織だったのが、現在は反捕鯨国が多く入り込み、「クジラをとらないようにしよう」という組織になりつつあります。

    びんさんは「脱退しても、またクジラが捕れるようになるとは限らないのではないか」と話します。現在、IWCでは調査捕鯨を行っていますが、脱退すると商業捕鯨を行うようになる代わり、調査捕鯨ができなくなりますが、商業捕鯨は国際組織に加盟している国しか認められていません。今後日本は第二のIWCを発足させる可能性もありますが、その提案に賛同してくれる国があるのかという問題もあります。

    また、現在日本でクジラが食べることができる多くの地域は「名所」となっており、商業捕鯨が解禁されることで、名所ではなくなってしまうという懸念もあるとのことです。

    ●7時30分は「インターネット企業はなぜビジネスを次々と変えていくのか」について。年末までの期間限定で「0円タクシー」のサービスを始めて話題を集めているDeNAですが、2005年に上場して以来、ネットオークションから交流サイトやゲームへと収益源を変化させてきました。主力のスマホゲームの成長に陰りが見える中、タクシーの歯医者サービスを次の収益の柱へと育てようとしています。なぜインターネット企業は次から次へとビジネスを変えていくのでしょうか?

    「0円タクシー」とは車内の画面で広告映像を流すほか、車体にも商品などの広告を掲載。タクシーの運賃は法律で範囲が決められていますが、運賃を無料にするのではなく、広告主やDeNAが負担する仕組みにすることで法律的な問題をクリアしたとのことです。

    配車サービスは比較的安定した収益源としての魅力もありますが、国内のタクシー配車アプリは乱戦模様。崔さんはインターネット企業が次から次へとビジネスを変えていく理由として「インターネット企業は手数料ビジネスが多いため、いろんな業種に参戦しやすい」とお話いただいました。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターは東北大学特任准教授で弁理士の稲穂健一さん。

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    ●8時は「個人情報にも独禁法 IT大手規制へ政府が基本原則」について。政府はデジタル・プラットフォーマーと呼ばれるIT大手の規制に関する基本原則を公表しました。個人情報などのデータを金銭と同様に経済的価値があるとして独占禁止法の運用範囲に事実上含めるなど、プラットフォーマーから個人への優越的地位の乱用の適用を検討し、2020年中にも規制導入を目指します

    プラットフォーマーは、プラットフォームを通じてビッグデータを収集し、これを基にプロファイリングなどを行います。それを用いて、ターゲッティング広告を行い、マーケットにおける優先的な地位を獲得。大手プラットフォーマーによる優先的地位の濫用が起きているのです。

    今回の独禁法はプラットフォーマーは収集したデータの力で紫綬を寡占化し、競争関係を歪めます。独禁法上の問題もデータの取り扱いに焦点が移り始めています。

    便利ではありますが、どこまで信用して使用するのか、注意が必要です。

    ●8時30分は「ドイツが技術流出に歯止め」の話題にフォーカス。ドイツ政府はEU=ヨーロッパ連合以外の企業によるドイツ企業への投資について、規制を強化することを決めました。中国による企業買収を事実上狙い撃ちしたものとみられ、技術などの流出を防ぐ狙いがあります。これまで、政府が審査するのは株式会社の場合、持ち分の25%以上の取得のみ対象にしていましたが、10%以上に見直しました。
    ドイツには中堅の技術的な企業が多く、それを中国が買収しようとしているため規制を強化しようとしています。アルトマイヤー経済相は「ドイツへの投資は歓迎するが、重要なインフラ分野については誰が買い、どんな結果になるのか、精査しなければならない」と説明しています。

    日本では日本の会社ではなくなっているにもかかわらず、ブランドは日本のままというものもあり、気づかない場合もあります。今は技術の話ですが、今後は人の流出にも関係してくるということです。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週は銀座でバーを経営する人間観察のマスターKazuquoママをお迎えし、「酔っ払いの人間観察」というテーマでお届けしました。

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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、廃棄物処理を請け負う企業 株式会社ナカダイ常務取締役の中台澄之さんです。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 I wanna be rich / Calloway
    2曲目 Let It Snow Let It Snow Let It Snow / Frank Sinatra
    3曲目 すてきなホリディ / 竹内まりや

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  • 2018.12.20

    12月20日(木) The News Masters TOKYO 第447回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「がん患者 ネットでセカンドオピニオン」というテーマにフォーカス。がんの治療を始めるに当たって主治医ではない別の意見を求めるセカンドオピニオンに、インターネットを使ったものが登場しています。日本では、1990年代後半から知られるようになったセカンドオピニオンですが公的医療保険が使えないことや、場所・時間の節約などもあり、活用するがん患者はまだ半数以下です。ネットでのセカンドオピニオンとはいったいどういうものなのでしょうか

    2018年6月に公表された民間の医療サービスによるがん患者へのセカンドオピニオンの調査で「セカンドオピニオンを利用したことがあるか」という質問では男性40.4%女性30.2%が「ある」と回答しています。
    IT企業「リーズンホワイ」が始めた今年の4月サービス「ファインドミー」では大規模病院勤務で経歴10年以上の医師、およそ1200人が登録されています。現在までの利用者は数百人。医師も「自分が貢献できる範囲が広がるのでやりがいがある」と話しています。

    セカンドオピニオンは主治医を変更するために受けるものではなく、異なる視点から別の医師に説明を聞いて納得するためのもの。直接対面して対話することも重要なので、ネットを通じた文書でのセカンドオピニオンの限界を知った上で利用したいというお話でした。

    ●7時30分は「なりすまし詐欺被害が多くなる年末に、自己診断テストを」というお話。年末は、なりすましなどの特殊詐欺被害が増加します。東京都内では去年1年間に3510件の事件が発生し、被害総額は79.8億円にのぼります。そこで今日は、「なりすまし詐欺被害防止自己診断テスト」をご紹介しました。

    こちらの自己診断は福島県金融機関防犯対策協議会が作成したもので全部で6問。不正解の数が多いほど、被害に遭う危険性が高まります。そもそもなりすまし詐欺で日本全体では300〜400億円の被害があり、一件あたり平均は200万円です。

    お年寄りは現金資産が数千数百兆円眠っている事実があり、残す現預金学が平均して2000万〜3000万円であると言われている事実が知られているということもあります。
    最近、銀行のATMでは、「本当にこのまま振り込みますか?」と3度も聞いてくるなど、工夫がされていますが、家族間でも話し合いをしておくことが大事というお話でした。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は『プロ野球「平成最後のシーズン」を振り返って。ZOZOの前澤社長の「球団欲しい」発言と、今後のプロ野球界の改革展望』の話題にフォーカス。プロ野球「平成最後のシーズン」を振り返ると、7月にファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の前澤友作社長が「プロ野球の球団を持ちたい」とTwitterで宣言。2011年にDeNAが「横浜ベイスターズ」を買収して以来の「球団買収騒動」に盛り上がりましたが、結局先週「買収を断念」したことがTwitterで明らかになりました。Twitterで始まり、Twitterで終わった「前澤社長のプロ野球保有構想」とは、いったい何だったのでしょうか?また、プロ野球界の「改革」は進むのでしょうか?

    前澤社長は本気でしたが、でも「根回し不足」。しかし球団関係者以外の「部外者」が手をあげて、「新しい風を吹き込もう」としたのは評価できると評価できると池田さんは話します。

    そもそもプロ野球は「広告宣伝」を通じての「野球ビジネス」今もそこからは脱せていません。「放送権」を一括管理しているメジャーリーグとは、日本球界と根本的に収益構造が大きく異なっています。

    プロ野球も次のステップに移行しないといけません。例として中国や台湾、韓国などを巻き込んだアジアリーグの構想を実現しようとする人が出てくるのかなどについて話し合いました。

    ●8時30分は『PayPay 100億円還元キャンペーンで話題の「スマホ決済」その本場の「深セン」を訪ねて体験したキャッシュレス大都会』について。ヤフーとソフトバンクが出資する「スマートフォン決済」のサービス「PayPay」が「100億円還元」

    深センは香港から電車で1時間。10億人が使うメッセージアプリ「WeChat」のテンセントや「アリババ」などがあります。まず驚いたのは「QRコード」。深センではQRコードによる決済が当たり前、誰も現金を使わないそうです。

    スマホでの決済を体験してみて、池田さんはとても楽で経済もどんどん拡大していくからとても良い、一方で行きすぎると監視社会になってしまうので、節度を保つ必要があるのではないかと話しておりました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介する「ヒットの芽」今日は海外からの旅行者たちに人気の成田空港のツアーを取り上げます。空港内をツアーするのではありません。トランジット=乗り継ぎの時間に成田周辺で日本の風景や文化を楽しめるツアーがあるのです。

    「成田空港Transit & Stay Program」の運営事務局の新山さんにお電話でお話を伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Hungry like the Wolf / Duran Duran
    2曲目 クリスマスイブ(アコースティックライブバージョン) / 山下達郎
    3曲目 あなたに会えてよかった / 小泉今日子

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  • 2018.12.19

    12月19日(水) The News Masters TOKYO 第446回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者小林至さんです。


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    ●7時は、『鉄剤注射、禁止へ』の話題にフォーカス。読売新聞によりますと、高校駅伝の一部強豪校で競技力向上のために貧血治療用の鉄剤注射を使っていた問題で、日本陸上競技連盟は、年明けにも根絶を目指す会合を開く考えを示しました。日本陸上競技連盟の尾県専務理事は「競技力向上のための鉄剤注射はドーピング行為と同等。一部の高校では競技力向上のために打たれているのではという情報がある」との認識を示し、文部科学省やスポーツ庁、中体連や高体連などとも情報や問題意識の共有を進める考えを示しています


    鉄剤注射は、もともと女性の貧血問題解決のために処方されていました。陸上競技は体重が軽ければ軽いほど結果が出るため、食べなくなると生理不順になり、体が鉄分を欲します。しかし、食べないということはそもそも栄養不足のため、鉄分だけ補足しても意味がない。そうは言っても食べると体重が増えてしまう、というせめぎ合いがあります。小林さんは、「ドーピングよりも厳しい話。アスリートの健康は当たり前と思われるかもしれないが、勝つために非常に不健康な状態に追い込みます。あらゆる方法で勝とうとするため、続々と新しいドーピングが出ている中、こう言ったものの使用についてはせめぎ合いが続いていくだろう」と話しました。


    ●7時30分は『スポーツ選手が獲得する賞金の仕組みとは?』の話題にフォーカス。日本人のスポーツ選手が活躍し、同時に賞金額にもスポットが当たっています。卓球のグランドファイナル優勝、男子シングルスの張本智和選手は、日本円でおよそ1100万円を獲得。バドミントンのワールドツアー・ファイナルでは、女子ダブルスでタカマツこと髙橋・松友ペアが優勝し、およそ1400万円を獲得しました。eスポーツでは、人気ゲーム「シャドウバース」で「ふぇぐ」選手が、1億1000万円を獲得したと報じられています。スポーツによって、その賞金額は異なりますが賞金が高くなる仕組みには、どのようなカラクリがあるのでしょうか?


    金とはそもそもアマチュアスポーツとそうでないものを分けるためのものでした。そして、結果を出した選手はメディア価値が上がり、そうなると賞金も上がるようです。さらに選手の価値が高まるとブランディングしたい企業がスポンサーに乗り出す、という流れです。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『JDI、再建難航』の話題にフォーカス。液晶大手ジャパンディスプレイ(=JDI)は、中国のファンドなどとの出資交渉を進めていますが、米中貿易戦争の激化など状況は厳しさを増し、再建は難航しています。液晶事業の継続や今後の有機ELパネルの量産には多くの投資資金が不可欠で、JDIは財務体質の強化のため19年3月をめどとして中国のシルクロード基金を中心とした企業連合など複数グループと交渉を進めているもようです。


    JDIは日立製作所、東芝、ソニーの液晶事業を統合し、「日の丸液晶」として2012年に発足しました。スマホに使う中小型液晶では世界シェア2割を占める最大手です。ここ数年、中国のパネルメーカーが台頭し、JDIのシェアが縮小しています。JDI の業績はiPhoneの売り上げに左右され、最近の売り上げ不振の影響を受けています。また、アップルがiPhoneに有機ELパネルを初採用したことも業績不振に拍車をかけたました。入山さんはJDIの今後について、「苦しい時に大胆な経営戦略が打てない。雇用保証したりなど、日の丸体質を見直さないといけない」と指摘しました。

    ●8時30分は、『三菱自動車、ダイムラーと業務提携』の話題にフォーカス。三菱自動車はドイツのダイムラーは提携することで合意しました。企業連合を組む日産自動車とフランス・ルノーがダイムラーと資本・業務提携しており、この枠組みに合流する形になります。次世代車の開発など技術面を中心に協力するほか、エンジンなど主要部材の共用なども検討。ただダイムラーとの連携を強化してきたカルロス・ゴーン容疑者の逮捕で司令塔が不在になっており、三菱自動車との提携関係がどこまで深まるかは不透明です。


    昔、三菱とダイムラーは資本提携関係にありました。ダイムラーから資本提携を受けて経営再建をしようとしましたが、三菱のリコール問題が勃発。ダイムラーからすると想定外の出来事で、これにより提携解消した過去があります。その後ダイムラーは日産との提携を望みましたが、ダイムラー側の過酷な条件に応えられず失敗。そして、再び三菱と復縁することになりました。こうした関係を繰り返すことを「コーテピション」というそうです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は塚本ディレクターが紹介しました。今日取り上げたのは、今、月額100円で空き家を管理してくれるNPO法人「空き家・空き地管理センター」のサービスです。


    NPO法人「空き家・空き地管理センター」では、月額100円で空き家の見回りを請け負ってくれるコースから、月額4000円の「しっかり管理コース」まで、いくつかのコースを用意し、空き家の管理を行っているほか、空き家をいかに活用するかの相談にも当たっています。空き家問題を解決するために、空き家を所有している人と、空き家を利用したい人とのマッチングをいかに進めるかなど、空き家の再活用に関連したビジネスの普及が急務のようです。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、廃棄物処理を請け負う企業 株式会社ナカダイ常務取締役の中台澄之さんです。タケさんがインタビューした時に着席したのは、なんとソーラーパネルでできたテーブル。廃棄物をできるだけそのままの形で再利用したいという思いが形になっていました。3日目の今日は、ナカダイが社会に伝えたい「廃棄物のメッセージ」のお話です。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Glory of love / Peter Cetera
    2曲目 鋼鉄ジーグのうた / 水木一郎

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  • 2018.12.18

    12月18日(火) The News Masters TOKYO 第445回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「ペイペイでカード不正利用」のニュースにフォーカス。スマートフォンを使った決済サービス「ペイペイ」で、クレジットカードが不正に利用される被害が相次いでいることが、分かりました。運営会社に身に覚えのない請求が来たとの相談があり、何らかの方法で入手した他人のカード情報をアプリに登録し、高額商品を買う手口とみられます。運営会社によると、被害相談は、数十件に上り、サービスを利用していない人からも被害の訴えがありました。


    勘違いされるのが、ペイペイとクレジットカードの関連性。そもそもクレジットカードのセキュリティコードは3桁の数字で、普通なら何度も間違えたらそこにロックがかかりますが、ペイペイの場合は何度でも間違えられます。そこで、どこかで流出したカード番号がペイペイに勝手に登録され、それが使われたのではとみられています。佐々木さんは、「クレジットカードのセキュリティが甘すぎる。3桁は簡単すぎる。今月、来月の明細をチェックしましょう。」と締めくくりました。


    ●7時30分は、「死ぬ権利と戸惑う現場」のニュースにフォーカス。患者が自らの意思で飲食を拒み、死を早めようとする行為に医療現場で困惑が広がっています。「苦痛などから逃れたい」という思いなどが原因とみられますが、終末期医療にかかわる医師のおよそ3割が、こうした患者を診療したという調査もあり、対応に悩むケースが増えているということです。


    これは日本人の宗教観にかかわってくる問題です。昔は各国で、延命治療を行っていましたが、これが「非倫理的では?」との見方もあります。果たしてどっちが倫理的なのか?日本では当事者が「こんなに苦しんでいるんだから」ということで尊厳死を選択しようにも、第三者が色々言い出すケースが多くあります。「どうやって自分の人生を終わらせるかというのを考え直さないといけない。」と佐々木さんはコメントしました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時は、未上場で成長を続けるスタートアップ企業の話題にフォーカス。日本経済新聞の集計によると、ことしの10月末に企業価値で推定100億円を超えた企業は47社と、去年の2.1倍に増えました。AI(人工知能)や金融とITを融合した「フィンテック」の関連企業が上位に入っています。


    昔よりも上場のタイミングが遅れていて、企業価値が大きな会社が未上場で残っているようです。楠木さんは上場の時期について、「自分から歌わせてくれ(=上場したい)と言うのではなく、歌ってくれと(=上場してくれ)言われて、では1曲だけ。と歌いだす(=上場する)のがいい」と、カラオケに例えて説明されました。


    ●8時30分は、ライザップグループの話題にフォーカス。ライザップグループは、今年9月の中間連結決算の赤字転落の主な原因となったM&Aによる拡大路線の転換を図ります。この2年半で子会社を23社から4倍近くの85社に増やしたような積極的な合併・買収は原則として凍結、不採算の子会社は売却を進めます。2020年3月期の営業黒字化に向けて、業績回復のカギを握る本業のフィットネス事業に集中します。


    伸び盛りの会社を高く買うのではなく、成熟して業績が上がらない会社を安く買っているのがライザップのM&Aの特徴です。その結果、この2年半で関連会社は23社から85社に、急激に増えました。金額で考えると一個一個の買収は小さな失敗となりましたが、ここで切り替えてフィットネス事業に戻ろうという流れです。楠木さんは、「途中から『ライザップなら買ってくれるよ』と噂が流れ、企業を買うのがルーティンになり、その結果失敗したのでは」と推測しました。一方で、「フィットネス事業は非常に優れている」と評価し、これからのライザップに期待しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は、本と人が出会うサイト『ホンシェルジュ』を運営している東海林真之さんに、脳科学の研究分野で2年連続イェール大学の学術賞も受賞されている『脳が老いない 世界一シンプルな方法』(ダイヤモンド社)をご紹介いただきました。


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    東海林さんは、すぐにできる「脳が老いない方法」として、10分間呼吸にひたすら向き合ったり、有酸素運動を集中して行うなど、短時間で瞬間瞬間に向き合えるようなことを生活に取り入れると良いと紹介。「体も脳もいつまでも健康でいたいなら、読む価値は大きい」とオススメしました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、株式会社ナカダイ常務取締役の中台澄之さんです。ナカダイは廃棄物をデザインして新しい価値を生み出します。それらのデザインされた廃棄物は、実は私たちが見る機会も多くあります。2日目の今日は、具体的な廃棄物の利用例を教えてもらいました。


    今日の楽曲
    1曲目 Strangers like me / Phil Collins
    2曲目 Ain't no stoppin' us now / McFADDEN & WHITEHEAD
    3曲目 ロージー / aiko

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  • 2018.12.17

    12月17日(月) The News Masters TOKYO 第444回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「臨時国会閉幕、野党がバラバラ」というニュースにフォーカス。先週10日に臨時国会が閉幕しました。最大の焦点である出入国管理法改正案を巡り、最終盤に夜通しの攻防が繰り広げられるなど、42日間の短い会期ながら、与野党が激しく対立しました。

    衆議院では通常国会では足並みの乱れから自滅、臨時国会では一枚岩ぶりをアピール、「外国人労働者の重要法案を短い審議で打ち切った」というので、与党の横暴を印象付けるのに成功しましたが、支持率は限りなく低いまま機能しませんでした。

    また、入管難民法の審議が参議院にいった途端、国民民主党と立憲民主党が仲間割れ。国民民主党の内閣不信任決議案を提出していましたが、立憲民主党は協力しませんでした。

    これから参議院選に向けて野党間で候補者の調整、政策の一致も必要です。臨時国会でのしこりは、連携に向けた不安要素となっていますが、それを乗り越えての体制構築が求められています。

    ●7時30分は「夫が見えない家事をしない」という話題について。「女性活躍推進」が言われる時代、共働きの夫婦も当たり前になってきましたが、最近の調査で、既婚有識男性の8割が平日休日共に家事を1時間もしていないという結果が出ました。今朝はその中でも、特に女性の家事負担の一つとなっている、「見えない家事」について取り上げました。

    「見えない家事」とは既婚男性がほとんどしない、洗剤の詰め替え、掃除機のゴミ捨て、シャンプーの交換、子供服も用意、食事の献立、食材準備などの準備など一般的な家事に付帯していながら一緒に行われず、別の手間となる家事のこと。

    男性は趣味や自分の時間を使いがちで、男性の家事分担も少ない傾向、日本人女性は負担を自分で抱え込んでしまう気質なのが原因ではないか、そして、女性の家事時間に対する、男性の「情報リテラシー」が低いため、「見えない家事」を把握できていないのも一つです。

    放送では家事負担を少なくするポイントについて1.家事時間を可視化する 2.コミュニケーションで伝える 3.ベイビーステップで進めるという3点についてお話いただきました。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

    ●8時は「河野太郎氏 記者会見の『次の質問』対応をブログで陳謝」の話題について。河野太郎外務大臣はおととい、北方領土問題に関する質問への回答を拒絶した11日の記者会見について、自身のホームページで「お詫びして改める」と陳謝しました。同時に「現時点で日露の交渉に影響が出かねないことについて発言は差し控えている」と理解を求めました。

    名越さんは政治家としての河野氏を評価していますが、この件で今後ズバッと言えなくなるのが心配だと話していました。一方で、ジャーナリスト側も攻撃的になるのではなく、もっと穏やかになれなかったのかと疑問もあるとのことです。

    また今回、河野大臣がこのような答弁をしてしまったのは官僚が疲弊しているのではないか、もっと政治家側も官僚の使い方を考えなければいけないのではないか?ということもお話いただきました。

    ●8時30分は「南海トラフの被害額は死者30万人、経済被害は220兆円」という話題。先週、政府の中央防災会議が、南海トラフ巨大地震の震源域で前兆と疑われる異常現象が起きた場合の対応方針について、報告書案をまとめました。震源域の半分で地震が起きた場合、被害がない地域の住民も1週間程度避難するなどの内容です。作業部会は今後、この日の議論を元に最終報告書をまとめ、政府が数カ月以内に指針を作成。自治体や企業に避難計画を策定を求めていくとしています。

    名越さんは『ヒューマンフロー』という映画を見て、南海トラフ地震を連想し、日本人も難民になる可能性があるのではないかと思ったといいます。こちらの映画は現代美術家アイ・ウェイウェイ氏の監督作。自分が難民になったら?難民とはどういう状態なのかを知る一助になる作品です。みなさんぜひご覧ください。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズTOKYOはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボで生まれた働き女子パーソナリティの内田あゆみさん。

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    本日のテーマは「今年、海外旅行に行きましたか?」です。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は廃棄物処理を請け負う企業 株式会社ナカダイ常務取締役の中台澄之さん。

    ナカダイは廃棄物を処理・リサイクルするだけでなく、デザインを加えて「素材」としての新しい価値を生み出して販売しています。初日の今日は、廃棄物は減って欲しいけど廃棄物が出ないと商売にならない!というジレンマを解消するため、量より質ということで廃棄物の魅力を探すことにしたというお話です。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Can you Feel the Love Tonight / Elton John
    2曲目 Surrender / Cheap Trick
    3曲目 KISS / PRINCESS PRINCESS

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  • 2018.12.14

    12月14日(金) The News Masters TOKYO 第443回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

    ●7時は「日本郵政、アフラックに出資へ 3000億円、米保険大手」について。日本郵政はアメリカ保険大手のアフラック・インコーポレーテッドに約3000億円を出資する方針を固めました。発行済み株式の7〜8%を取得し、4年後をメドに持ち分法適用会社とし、アフラックは日本郵政グループとなります。

    国内でアフラックのがん保険は販売しているため、びんさんは「あれ?今更?という感じがする」と話します。アフラックの独自ルールで一定期間に渡ってアフラックの株式を持っていれば、20%まで議決が増えるとのことで、追加出資をしなくても筆頭株主になれるという狙いもあるのではと予想します。

    出資はしたけど、アフラックに飲み込まれてしまうことはないのか?日本郵政は以前、オーストラリアの企業に出資して失敗していますが、大丈夫なのか?日本にとってのメリットはどうなのかお話いただきました。

    もう一つフォーカスしたのが「妊婦加算、改定に向けつなぎ対策 凍結論も、厚労省対応急ぐ」のニュース。厚生労働省は昨日、妊婦が医療機関を外来で受診した際に請求される「妊婦加算」の自己負担廃止の方針を固めました。「少子化対策に逆光する」「妊婦税だ」との批判が出ており、早ければ年内にも加算を凍結して事実上の廃止とし、制度自体も2020年度の次の診療報酬改定で廃止の方向で検討します。

    これは簡単にいうと、事実上の廃止前倒し。妊婦や胎児に配慮した診療を広める趣旨で導入されましたが、約9ヶ月で行き詰まりました。妊婦が外来を受診すると、初診で750円、再診で380円が上乗せされて医療機関に入りますが、妊婦の症状と関係ないコンタクトレンズの作成などにも、料金が上乗せされていたため、問題となりました。

    自民党の小泉進次郎厚生労働部会長は「妊婦さんに自己負担を発生させることは容認できないというのが部会の総意だ」と述べ、厚労省に対策の検討を指示しました。

    少子化の影響などを考えると、妊婦さんの負担を減らすべきだという一方で、妊婦の母体や胎児に配慮した治療を促すため、医療機関への正当な報酬は必要だという意見もあり、自民党と厚生労働省は今後、財政上の措置を含め、妊婦に配慮した新たな仕組みを検討する方針です。

    ●7時30分は「高額役員報酬」について。日産自動車のカルロス・ゴーン元会長が有価証券報告書に報酬を少なく申告した疑いが逮捕されたのを受け、役員報酬への関心が高まっています。高額報酬に対する厳しい視線が増していますが、このままでは日本企業が人材獲得競争で後れを取る恐れもあります。中央値で比較すると、日本企業の役員報酬がおよそ2億円なのに対して、アメリカは6倍のおよそ12億円、ヨーロッパもおよそ6億円と大きな開きがあります。

    高額のお金を支払うことは悪いことではありませんが、役員報酬がどう決められているのか、業績が悪い時に報酬を下げるのかが問題だと崔さんは話します。日本の場合、多くの上場企業は「社長に一任する」という形になっていますが、これだと社長に順従な人しか選ばれません。

    低いから上げましょうではなく、報酬は決める透明性を高めて欲しいということと、業績に連動して、悪かった時にはきちんと報酬の額も下げることが必要だというお話でした。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターはキャスターでジャーナリストのフローラン・ダバディさん。

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    ●8時は「サッカー2018年 振り返りとこれからのサッカー」について。フローラン・ダバディさんはご存知のように1999年から2002年までサッカー元日本代表トルシエ監督の通訳・アシスタントを務めていました。
    また、今年ロシアで開催されたサッカーワールドカップではダバディさんの母国フランスが優勝。そして明日15日は、サッカークラブ世界一を決めるクラブワールドカップでACL(アジアチャンピオンズリーグ)を制した鹿島アントラーズが初戦を迎えます。さらに来年行われるアジアカップの日本代表メンバーも発表されたばかり。この時間は、ダバディさんに、世界と日本のサッカーについて伺いました。

    最近サッカーの強いフランス。昔はフランス全土から若手の選手を集めて育成していましたが、あまり上手くいきませんでした。しかし今は地域のトレーニングセンターを増やし、若い選手を親元できちんと育成する方法がピタリと当てはまったのだそうです。

    ダバディさんには他にもワールドカップロシア大会のハリルホジッチ監督解任劇や、世界のサッカーと日本のサッカー、アジアカップなどについてお話を伺いました。

    ●8時30分は「スポーツとドーピング問題」について。先日、日本オリンピック委員会は、北京オリンピック陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した塚原直貴、末續慎吾、高平慎士、朝原宣治の日本が銀メダルに繰り上がったと発表しました。
    優勝したジャマイカ選手のドーピング違反による失格が確定したためで、10年の時を経て、メダルの色が変わるという事態になりました。スポーツのドーピング問題についてダバディさんに伺いました。
    一般的には「薬を使って競技力を高めること」が「ドーピング」とされていますが、薬以外にも、自分の血液を冷凍保存しておき、試合の直前に再び体内にいれ、酸素運搬能力を高める「血液ドーピング」やドーピング検査において、他人の尿とすり替える行為など多様化しています。

    また、近年では細胞、遺伝子、遺伝因子、あるいは遺伝子表現の調整を競技力向上のために行う「遺伝子ドーピング」といった方法も出てきています。

    ドーピングは選手の健康を害したり、アンフェアであることはもちろん、社会に悪影響を与え、スポーツそのものをダメにするとのことでした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週は特別企画「タケ小山 山手線ここで降りたらこれを食え!」をお届け。最終日の今日は東京駅を降りて、すぐの新丸ビルにある「酢重正之 楽」のお蕎麦について語りました。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、福岡市長 髙島宗一郎さん。最終日の今日は「地方のこれから歩むべき道」について。最近地方の衰退が言われていますが、どうすればいいのでしょうか

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Candle In The Wind / Elton John 
    2曲目 Half The World Away / Oasis
    3曲目 YAH YAH YAH / CHAGE&ASKA

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  • 2018.12.13

    12月13日(木) The News Masters TOKYO 第442回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「医学部不正入試 成熟早い女子にハンデ 差別の意識なし」のニュース。医学部入試の二次試験で女子の受験生を一律に不利に扱ったことについて順天堂大学は、「女子の方が精神的な成熟が早く、相対的にコミュニケーション能力が高い傾向にある」ことを理由に、「男子学生を救うという発想で補正した」と釈明しました。「差別ではなく、男女間の差の補正」という考え方に対して、波紋が広がっています。

    藤原さんは記者会見を見ていないが、ムードはわかるとし、ある程度共感する部分もあるとのこと。今日は男女分け隔てないというのが本当にダイバーシティ本来の姿なのか、本当に公平な機会を提供することになるのか、本当に男女の特質を活かすのか?ということについて考えました。

    昔は14歳くらいが男子の成熟が女子よりも勝る分岐点と言われていましたが、今では高校で分岐するか、そうでなければ一生叶わないというのが現場の先生方の見解。会社の就職面接でも、全員が女子になってしまう可能性もあるとのことです。

    これは男子が「男」になりきれず、育っていく家庭状況があるのではないかというお話でした。

    ●7時30分は「入場料1500円の本屋さんオープン」という話題。東京・六本木の青山ブックセンター跡地に、入場料1500円を支払う書店「文喫」が開店しました。出版不況の中、本の販売以外の新たなビジネスモデルを探ろうと導入された入場料制。付加価値のある空間を演出し、差別化を図ります。

    本を買わせるのではなく、定額会費制でコミュニティとして運用するのは「あり」と話します。もともと本屋は知的刺激を受けにいく場所。本の品揃え・並び方・POPへのコメントなど付加価値を生む場に発展する可能性があります。

    キングコングの西野さんがやっている、著者が自著にメモを書き込んだ本や、読者が付箋を貼った本など、読んだ人が読んだ名残を残した本を付加価値として売る「しるし書店」のネットワーク化もあるのではというお話でした。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は『プロ野球選手の「年俸公開やめて!」公開すべき?非公開がいい?』今、ネットで話題になっています。事の発端は、「東京スポーツ」に載った元プロ野球選手の「多くの選手は年俸の公開を望んでいない」という記事。オフシーズンの風物詩にもなっているプロ野球選手の「契約更改」つまり「推定年俸の公表」は、昨今の「個人情報保護」が厳しい中で、珍しい現象ともいえます。果たして、プロ野球選手の年俸は、このまま公開されるべきでしょうか?それとも非公開にすべきでしょうか?

    記事の中で、元プロ野球選手が「年俸公開して欲しくない理由」として「年俸の大幅アップが公表されると、寄付やチャリティーの要求が増える」また、元コーチが現役時代の苦い思い出として「年俸が下がって、子供が学校でバカにされ、行きたくないと言い出し困った」などなど「公表されて良いことなんて一つもない」とのことです。

    池田さんの意見は「公開すべき」プロ野球は夢を売る商売で、年俸はその選手の評価の証です。ファンにとっても活躍した選手がどれくらい貰えるのかを知る機会があるということが、そのスポーツとの接点の一つになります。



    ●8時30分は『「ニュースマスターと振り返る 平成30年間」スポーツビジネスにおける「93年のJリーグ開幕」と「04年のプロ野球界再編騒動」』について塚本ディレクターに振り返っていただきました。

    西川さんは当時1〜2歳くらい。池田さんは「Jリーグ」開幕の時、高校三年生。テレビで開幕を見ていたそうで、この頃はスポーツビジネスに関わるとは思っていなかったそうです。

    Jリーグと日本プロ野球界の過去と現在、2020年の東京五輪パラリンピックに向けて、スポーツでも多様性の時代になりつつあるというお話でした。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週のこの時間は特別企画「タケ小山 山手線ここで降りたらこれを食え!」をお送りしています。今日は高田馬場です。

    タケさんは、駅から徒歩7分 東西線高田馬場駅から徒歩2分のうなぎ専門店、愛川の鰻をおすすめ。愛川では、ふっくらした「関東風」とパリッとした「関西風」の両方があり、特にタケさんは「関西風」を食べて欲しいと話しておりました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Let It Go / Demi Lovato
    2曲目 Rock with you / Micheal Jackson
    3曲目 偉人の歌 / The Timers
    4曲目 サーフ天国、スキー天国 / 松任谷由実

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  • 2018.12.12

    12月12日(水) The News Masters TOKYO 第441回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、パトリック・ハーランさんです。


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    ●7時は、『改正入管法成立。外国人の就労拡大へ』の話題にフォーカス。在留資格を新設して外国人労働者受け入れを拡大する改正入管難民法が、自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数により参院本会議で可決、成立しました。施行は来年4月1日となります。深刻な人手不足を背景に、高度専門職に限定していた従来施策を大きく転換。一方、業種別受け入れ人数や受け入れ先に求める基準といった重要項目の多くは省令などに委ねられ、制度の全容は見えていません。国会審議で問題になった技能実習生の労働環境の改善も課題として残ったままです。


    改正入管難民法の可決についてパックンは、「いいことだけど中途半端」とし、「建設業と造船業しか第2号技能実習に以降が認められず、有能なのに母国に帰らないといけないというのはもったいない」と意見しました。そして、「前から少子化になることはわかっていたのだから、早めに対策を練って今頃人口が増えていたら、導入を急ぐ必要はなかった」と指摘しました。


    ●7時30分は外国人に対する日本のおもてなしについて話しました。日本政府観光局は2018年10月の訪日外国人の数の推計値を発表し、前の年の同じ月に比べて1.8%増の264万600人で、10月としては過去最高を記録しました。2018年1月からの累計は前の年に比べ9.7%増の2610万9300人となります。2018年もインバウンドによる追い風があったものの、6月には大阪府北部地震、7月には西日本豪雨、9月には台風21号の影響で関西空港が完全閉鎖するといった事態もありましたが、10月は大きく持ち直し、訪日外国人の数は、過去最高の3,000万人突破を目前にしています。


    海外と比べた日本の観光状況について、「ゴミ箱の数や、アプリ開発、QRコードの設置に力を入れ、地元の方々が外国人をもっと受け入れやすくなる環境を作りたい」と話しました。ネット環境がないとそもそもアプリも起動しないため、Wi-Fiの普及を増やすことも必要です。最後に、「外国人に対して気楽に声をかける姿勢も意識してほしい」と呼びかけました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『政府、ファーウェイとZTE排除決定』の話題にフォーカス。政府は、各府省庁のサイバー攻撃対策担当者による会議を首相官邸で開き、中国情報機関との結び付きを指摘されている中国通信機器大手のファーウェイとZTEの製品を事実上、政府調達から排除する方針を決定しました。アメリカのトランプ政権は中国による不正な通信傍受などが安全保障上の脅威になりかねないと懸念しており、日本も歩調を合わせる必要があると判断しています。菅義偉官房長官は会見で「情報の窃取、破壊など悪意ある機能が組み込まれた機器を調達しないことは極めて重要だ」と指摘しました。


    世界の通信機器のありとあらゆるものがファーウェイ製になっているほど、今勢いがある会社です。今回創業者・任正非のお嬢さんの孟晩舟が逮捕されたことを入山さんは、「経済事件というよりも人質」だと話しました。ファーウェイにはCEOが輪番制で3人いて、半年に1回交代するようです。創業者の任正非氏がご存命でまだ権力がありますが、今はCEOが3人いるので力が分散されています。しかし、任正非氏が完全に退いた場合は、誰か後継者が必要となり、それが今回人質に取られたお嬢さんの孟晩舟さん。つまり、世襲対象者です。そこを逮捕したのが今回の一件ということです。


    ●8時30分は、平成の経済に大きなカゲを落としたバブル崩壊と、その後遺症を取り上げながら、平成の30年間を振り返りました。平成の30年で日本の国際的地位が低下していることを指摘しました。例えば、30年前は企業の時価総額ランキングが上位50社のうち32社が日本の企業でしたが、今年は日本企業の数が1社(トヨタ)のみになってしまいました。さらに、個人の所得が明らかに伸びておらず、今年の平均上昇率はマイナス1%なんだそうです。これについて入山さんは、「民主主義国家はみんなにいい顔をしようとして大胆な政策が取れない。これからも日本経済につきまとう課題だ」と指摘しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週は、『タケ小山 山手線ここで降りたらこれを食え!』と題して、タケさんオススメの飲食店を紹介しました。今日取り上げたのは、神田駅にある味坊です。羊肉を多用した中華料理屋で、青唐辛子とパクチー、きゅうりを使った老虎葉(ラオフォーツァイ)や、クミンシードなどの香辛料が効いた羊の串焼きをおすすめしました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は。福岡市長 髙島宗一郎さんです。3日目の今日は、「今の福岡がどうやってできたのか」をお送りします。福岡市には、ある特徴がありますが、それがアメリカの、とある都市に似ているのだそうです。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Back To December / Taylor Swift
    2曲目 ど根性ガエル / 石川進・荒川少年少女合唱隊

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  • 2018.12.11

    12月11日(火) The News Masters TOKYO 第440回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「産業革新機構、機能停止に」の話題。政府と民間で出資する官民ファンド、産業革新投資機構の民間出身取締役全9人が10日、総退陣を表明し、機構は事実上の機能停止に陥りました。次期経営陣の選定は難航が予想されます。世耕弘成経済産業相は問題となった高額報酬を示す書類を機構に提示したことに関し「政府内で確定していないことを示した失態はおわびするしかない」と謝罪。官民ファンドを成長戦略の一環に掲げる安倍政権にとって痛手となります。


    日本は失われた20年で、「お金はあるけど儲からない。だったら新しいビジネスにガンガン投資しよう」と考え、産業革新機構を設立しました。そこではジャパンディスプレイ、ルネサス、東芝など国産のメーカーを守るという、本来的な意味から離れた事業が多くありました。そこで、今回の産業革新投資機構が今年の9月に設立。外部から優秀な人に来てもらうことに。


    本来ファンドは、お金を集めて投資しますが、今回はルネサスの含み益でお金が集まっている状態。そうすると半分くらいしか仕事をしていないので、そこまでお金を払うのはどうかともみられています。


    ●7時30分は、「民泊物件、一都三県で全国の4割」のニュースにフォーカス。空き部屋に旅行者などを有料で泊める「民泊」施設が、首都圏で急激に増えつつあります。増加する訪日外国人観光客が需要をけん引しているとみられ、民泊物件の数は、外国人に人気の観光スポットを抱える新宿区や渋谷区などが上位を占めています。民泊新法と呼ばれる「住宅宿泊事業法」の施行から半年、訪日客の受け皿として期待が高まっています。


    「今後は地方に民泊の可能性がある」という佐々木さん。日本の地方には、秘境みたいなところがいっぱいあり、特にそれは限界集落に広がっています。そこで、「空き家をリノベーションして民泊をしたら、観光客を呼び込めて、空き家問題も解決できる。さらに地方の仕事のない人が管理人をすることで雇用を生む可能性がある」と提案しました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時は『相次ぐ企業の品質不正、日立化成のケース』の話題にフォーカス。三菱マテリアル、神戸製鋼所、KYB、東洋ゴム工業と、去年以降、企業の品質不正のニュースが続きます。その中のひとつ、日立製作所グループの「御三家」と呼ばれる日立化成の不正の実体とそこからあぶりだされた問題を、楠木さんとともに紐解いていきます。


    過去にフォルクスワーゲンが燃費のデータを虚偽していたケースがありますが、これは明らかな嘘なので不正です。しかし、多くの品質不正問題は、会社の中で設定した基準を満たさない内部不良によるものなので、「そもそも設定基準値自体が間違っている場合がある」と指摘しました。現場でものを作っている人からしたら「そこまで厳しく設定しなくても大丈夫」と判断してしまいがちですが、会社に対して「そこまでやらなくてはいいんじゃないの」と声をあげることはなかなか難しいというジレンマがあるようです。


    ●8時30分は、この30年間の日本経済をけん引してきた数多くの経営者の中から、特に印象深い人たちを紹介しました。


    平成を代表する経営者のひとり、堀江貴文氏については「家も洋服も持たないとう究極の合理主義者。際立ってシンプルな思考で、一貫した方」とし、前澤有作氏については、「個人的な消費や投資で世の中的に注目されていますが、単なるポッと出の起業家ではなく、とにかく自分が面白がれることを、一緒に面白がれる人とやるという一貫したスタイルを持つ方」と話しました。そして、会社は経営者次第で業績が変わるとし、「本当に優れた経営者は芸術家だ」と話しました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週この時間は、特別企画。『タケ小山 山手線 ここで降りたらこれを食え!』と題しまして、山手線の駅で、タケさんおすすめのお店をご紹介しました。今日紹介したお店は、新橋にある越後屋の炭火焼干物定食です。夜は居酒屋のため、魚定食の種類が豊富なんだそうです。白米が必ず炊きたてなのもポイントです。タケさんオススメの注文は、定食に納豆と生卵のトッピングだそうです!


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、福岡市長 髙島宗一郎さんです。髙島さんは、36歳で福岡市長選に出馬し、当選。スタートアップビザをはじめとする規制緩和や制度改革を実現し、日本のスタートアップシーンをけん引、5年連続増収など活力のある町をつくっていて、今もっとも注目すべき市長です。36歳という若さで市長となった髙島さんですが、当時は年齢や実績がないことで逆風が吹いていました。どう立ち向かっていったのでしょうか。


    今日の楽曲
    1曲目 save the best for the last / Vanessa Williams
    2曲目 個人授業 / フィンガー5

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  • 2018.12.10

    12月10日(月) The News Masters TOKYO 第439回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「おととい未明、改正出入国管理法可決」のニュースにフォーカス。来年の4月から5年間に14業種で最大34万5150人の外国人労働者の受け入れを想定しています。政府は今月28日、外国人労働者の生活支援などを盛り込んだ総合対策を決め、人で不足が解消された場合の受け入れ停止措置を明記した基本方針も閣議決定するとしています。

    可決に朝4時頃までかかったこの法案。清水さんは「与党は労働力としての外国人、野党は人間としての外国人をメインに議論したため、最後まで噛み合わなかった」と話します。

    現状、労働力は足りていないですが、技能実習生は給料や労働環境が悪いなどの問題があります。また留学生に対する日本語教育などは行われていますが技能実習生に対して行われているところは少ないです。

    外交人人材は管理すると同時に、生活環境を整備し、労働者に選ばれる国にしていく必要があるというお話でした。

    ●7時30分は「忘年会シーズン、JRの泥酔者対策」の話題。先週、JR東日本が女性係員への暴力行為の帽子講習会を実施しました。女性係員に対する駅利用者の暴力行為は増加しており、講習会では講師に警視庁職員をむかえ、刺又などを使った身の守り方が指導されました。

    JR東日本の管内では毎年100件程度の「暴力事件」が発生していて、そのうち75%が酔客。発生時間は午後10時から終電の時間帯が多いです。酔客が増える忘年会・新年会の季節は駅係員は警戒しています。

    JRでは暴力行為に対処するために、今年度末までに駅の改札口に防刃ベスト・催涙スプレー・刺又を配備。利用者が時間通りに電車に乗るためにも、駅の安全を守る係員が安心して業務を遂行できるためにも、暴力行為は許されない、呑みすぎにも注意が必要です。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは精神科医の名越康文さん。

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    ●8時は「元日本代表原裕美子被告の窃盗症について」のお話。元マラソン女子日本代表の原裕美子被告に対し、前橋地裁大田支部は今月3日、懲役1年、保護観察付き執行猶予4年の判決を下しました。判決では、原被告は摂食障害の影響で万引きの衝動を抑える能力が低下していたと認定し、実刑を回避しています。原被告は、実業団でエースとして活躍していましたが、厳しい体重制限で摂食障害となり、食品の万引きを繰り返すようになったということです。

    窃盗症は依存症の一つ。今回は食べ物への執着が強すぎて、欲望をコントロールできない、食べ物への飢餓感から目の前のものを盗んでしまうというものです。

    名越さんは「治るけども、長い治療が必要」と話します。病気なので、刑務所で「罰」を与えるだけでは再犯する可能性は高いです。社会参加をさせながら、依存症治療を行うべきでカウンセリングや投薬で多少でも状況が改善されれば犯罪率は下がります。これからの犯罪は「罰」と「治療」の双方から対処すべきケースが増えるのではないかというお話でした。

    ●8時30分は「特集 ニュースマスターと振り返る 平成30年」をお届け。今日はオウム真理教の30年です。

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    文化放送塚本ディレクターからオウム事件の概要を説明いただき、名越さんには、なぜ高学歴の若者たちがオウム真理教に入信したのかについて、30年前も今も、多くの人たちは精神的に孤独になりやすく精神的な充足を求めたとのことです。

    また、名越さんは宗教を嫌わず、ちゃんと地域のお祭りなどから学び、よく知り対応できるようになるのが良いとお話いただきました。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    今週のこの時間は特別企画「タケ小山 山手線ここで降りたらこれを食え!」東京都心をぐるりと回る山手線。そんな山手線の駅で、タケさんお勧めのお店をご紹介します。

    本日は新宿駅。「ベルク」のベルクドッグについて熱く語りました。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は福岡市長の髙島宗一郎さん。今日は「突然アナウンサーから市長へ」と「アナウンサー時代に掴んだチャンス」の二つのお話をしていただきました。

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    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 December,1963 / The Four Seasons
    2曲目 Money For Nothing / Dire Straits
    3曲目 TRUE LOVE / 藤井フミヤ

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  • 2018.12.07

    12月7日(金) The News Masters TOKYO 第438回

    【7時台】
    金曜日7時台のニュースマスターは、エコノミストの崔真淑さんと文化放送・報道スポーツセンターの鈴木びんさん。

    ●7時は「改正水道法」について。 外国人労働者の受け入れを拡大する入管法改正案が今日にも成立する見通しですが、改正水道法に続いて、自民、公明両党などの賛成多数で可決、成立する法案について改めて、びんさんに伺いました。

    この番組では、水ジャーナリストの橋本淳司さんをお呼びし、お話を伺ってきました。コンセッション方式は海外では道路整備などで使われ、効果を上げている方式で実は日本でもかなり進んでいます。例えば、関西空港や伊丹空港の運営はこのコンセッション方式が使われています。

    しかし、事故が起こった際の責任はどこにあるのかなどの問題が出てきており、それが水道にも現れます。他と違って、水道管は一本しかないので、もっと怖い。海外での失敗例も数多くあるとびんさんは話します。

    さらに民営化されると、役員報酬も出さないといけない、利益も出さないといけないと、料金がもっと上がる可能性があるというお話でした

    ●7時30分は「"IPOゴール"には気をつけろ!」というニュースを崔さんに解説していただきました。スタートアップ企業が続々と誕生している中国。先月、習近平国家主席は、ハイテクベンチャーに特化した株式市場を上海に作ると語りました。上場予備軍に育ったスタートアップ企業は100社を超えているとの調査もあり、中国政府は国有企業偏重だった経済の体質を改善させる存在になると期待しています。ところが、上場できれば株価も業績もどうでもいい、「上場ゴール」と疑われる企業も珍しくないと崔さんに解説いただきました。

    上場ゴールとは資金調達が目的であり、市場で調達した資金を元にさらなる事業成長を目指すための「手段」である新規株式公開が「ゴール」になっているケースのことを言います。

    崔さんは『上場ゴール現象が多いのは「競争が多い企業」で逆に少ないのは「経営者が若く、ベテランのCFOや副社長がいて創業10年未満の会社」だ』と話します。

    素人は証券会社に勧められても、IPO銘柄には滅多なことでは手を出さないことをお勧めします。よく知っているからという理由ではなく、もしものリスクを考えて買いましょう。

    【8時台】
    本日、8時台のニュースマスターは「スマートニュース」メディアコミュニケーションディレクター松浦茂樹さん。

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    ●8時は「PayPayスタート!さらに短になる電子決済」のお話。ソフトバンクとヤフーの合弁会社であるPayPayはQRコードを使った実店舗でのスマホ決済サービス『PayPay』をスタートさせました。「100億円あげちゃうキャンペーン」では家電量販店に人が殺到、システムに不具合が生じるほど...身近になってきたキャッシュレス化について松浦さんに解説していただきます。

    PayPayはあらかじめ銀行口座からチャージした電子マネー(PayPay 電子マネーまたはYahoo!マネー)による支払いとクレジットカードによる支払いの2種類を選択できるスマホ決済サービス。現在、日本では取引の8割が現金によって決済されていますが、QRコード決済は手数料や必要な機器などがクレジットカードなどと比べて安価で、小規模な店舗への導入が期待されています。

    問題点として高齢者が置き去りにされないか、昨日起こった通信障害などが起こってしまった場合、機能しなくなってしまうため、注意が必要です。

    ●8時30分は『食の市場をITで変革する「フードテック」』について。「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」などを展開しているロイヤルホールディングスはITを活用した業務効率化で、グループ全体の働き方を積極的に進めています。完全キャッシュレスの「GATHERING TABLE PANTRY 馬喰町」や「大江戸てんや 浅草雷門店」をオープン。お客様の満足度を高め、店舗スタッフを働きやすくして会社の成長に繋げる"フードテック"の取り組みについて松浦さんに解説していただきます。

    フードテックとは食品関連サービスと情報通信技術が融合した新しい産業分野のこと。お客側からはタブレット端末から料理を選び、注文できたり、席に座ったままスピーディーに会計ができるなどのメリットがあり、一方の店舗スタッフ側からすると現金管理などがなくなることにより、接客や調理といった"人"が生み出される業務に使う時間の割合が増やすことができます。

    今後は人でなくて良い作業をいかに機械化し、人にしかできない仕事を少ない人員でいかに効率的にできるかということが大事になってくるということです。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    金曜日のこの時間は「タケタケFriday」今日はタケさんが気になるニュース3つ「岩隈選手 巨人入り 節操の無い原巨人」「貴ノ岩 付け人暴行問題」「重要法案 審議不足でも可決成立」について怒りました。

    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、「砂」の開発・生産・供給している株式会社ルナサンド 代表取締役社長 原田路子さん。最終日はルナサンドのこれからについて。



    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Friday Night / ARABESQUE 
    2曲目 Say It Ain't So / Weezer
    3曲目 僕はここにいる / 山崎まさよし

    そして、来週月曜日のYes Noリサーチでは「?」というテーマでお送りします。
    トイダス
    https://toidas.net/entry/8173
    で投票することもできます!ぜひどうぞ!

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  • 2018.12.06

    12月6日(木) The News Masters TOKYO 第437回

    【7時台】
    木曜日の7時台のニュースマスターは教育改革実践家・元リクルート社フェローの藤原和博さん。

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    ●7時は「20代の金銭感覚についての意識調査」について。自動車や住宅の所有率が若者の間で減少している大きな理由の一つに、現状の収入の低さや、将来への不安があることが民間の意識調査によって明らかになっています。消費の活性化のために、若者たちはどの程度の年収を望んでいるのか?20代の金銭感覚を探りました。

    この調査はSMBCコンシューマーファイナンスが今月4日に発表したもので、インターネット経由で20代の男女1000人から回答を得てまとめたものです。この調査から今や若者にとっては自家用車や自宅は「宝くじでも当たらないと買えない」モノになっています。

    ではいくらくらいの年収だったら車や家を買いたいか?今回の調査では世帯年収が600万円を超えれば、20代のおよそ3分の2が「自分の車を持ちたい」と考えています。

    藤原さんは「今の若者は車よりも旅行などの体験などにお金を使い、物であってもスマホの方が日常的に満足できる」と話します。スマホ代が安くなれば、車も息を吹き返すのかもしれません。

    ●7時30分は「発達障害の初診待機短く」というお話。厚生労働省が発達障害が疑われる子供の診断体制の見直しに乗り出します。発達障害は脳の機能障害により、行動や言語表現、社会的関係を築くことなどに困難を抱える状態で、自閉症スペクトラムやADHDなどの形で表れます。現在は特定の医療機関に受信希望者が集中し、初診まで数ヶ月かかる状況が各地で相次いでいます。

    藤原さんは早期発見で特別に支援すべきだと話します。日本の親は、なるべく表沙汰にしたくない傾向が強いですが、これは子供のためになりません。海外では親は特別支援教育として、同じ学年をもう一年受ける権利などを主張している人もいます。

    親にとっては悩むケースも多いため、早く見つけて、適切な支援をしてあげたいですね。

    【8時台】
    木曜日の8時台のニュースマスターは株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与 池田純さん。

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    ●8時は「横浜DeNAベイスターズ筒香選手のメジャー挑戦表明に、ラミレス監督は50発&日本一でメジャーへ」というニュース。今日は球界屈指のスラッガーで、チーム・ナンバーワンのスター選手のメジャーリーグ「挑戦発言」を考えます。

    筒香選手は和歌山県出身で現在27歳。「侍ジャパン」の4番も任される、球界屈指のスラッガーで2016年には、本塁打王と打点王のタイトルを獲得しています。

    この件について、池田さんは「メジャーに行きたいのは各々の夢だから仕方ないけど順番が違う」と話します。まずは優勝してから。ラミレス監督も先に筒香選手が記者会見で話したから後追いでフォローした感じです。

    ファンも球団も自分もみんながハッピーになれる方法があるのではないかというお話でした。

    ●8時30分は「新組織ユニバス参加予定は19%」という話題。5日の日経新聞によりますとスポーツ庁は全米大学体育協会(NCAA)の日本版として大学スポーツ協会(ユニバス)の19年春の立ち上げを目指していますが、この新組織に「参加する予定」とした大学は19%で、「参加しない予定」は12%、68%の大学が「未定」と回答しています。このタイミングで、未定の多い状況をどう見ればいいのでしょうか。

    池田さんは「新しい物に参加しますか?と聞いて、未定と答えるのは普通ではないか?」と話します。ユニバスに参加予定と回答した大学にメリットを複数回答可で聞いたところ、89%の大学が「大学スポーツをより安全にする」と回答。「大学の収益のため」は10%にとどまり、「安全安心や学業充実」がより期待されていることがわかりました。

    さて、今後ユニバスはどうなっていくのでしょうか。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    木曜日はユニークな視点で生まれた商品や今、注目されつつあるモノ・コト・サービスなどを紹介しています。今日は、歩数計とスマートフォンアプリを連動させたサービスで5月から全国で開始したパルコの「PARCO WALKING COIN」を働き女子パーソナリティの小林厚妃さんに紹介してもらいました。

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    まず、スマートフォンに「ポケットパルコ」というアプリをダウンロード。お店に到着後、アプリを起動すると、WALKING COINの画面が表示されます。そして、館内を歩いて500歩達成すると、500コインを入手できます。

    5万コインで500円の優待券がもらえます。なぜこのようなサービスを始めたのか、パルコのグループICT戦略室の安藤寿一さんに伺いました。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Get Down On It / Kool & The Gang
    2曲目 Radio Ga Ga (LIVE AID) / QUEEN
    3曲目 Must be Santa / Bob Dylan
    4曲目 目を閉じておいでよ / バービーボーイズ

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  • 2018.12.05

    12月5日(水) The News Masters TOKYO 第436回

    【7時台】
    7時台のニュースマスターは、スポーツ経営学者小林至さんです。


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    ●7時は、オリンピック・パラリンピックでの「都市ボランティア」の話題にフォーカス。東京都は、2020年東オリンピック・パラリンピックで観光客の道案内などを担う「都市ボランティア」の応募者が目標の2万人を突破し、2万467人になったと発表しました。一方競技面では、マラソン、ラグビー7人制、自転車マウンテンバイクで猛暑対策として、従来の競技開始時間をずらすことを決定しています。開幕まで600日を切った東京オリンピック・パラリンピック、その課題はどんなところにあるのでしょうか?


    オリンピックでのボランティア募集について小林さんは、「誰が見たって興行なんだからボランティアはないだろう。仕事に対してはちゃんと対価を支払うべきだ」と意見しました。また、今後の開催国については、いくつかの都市に、競技別に聖地を作ることを提案しました。「今では観戦もネットでどこからでも観戦できる時代なのだから、どこで開催しようとあまり関係ない」と話しました。


    ●7時30分は『プロ野球、保留選手名簿を公示』の話題にフォーカス。NPB=日本野球機構は、各球団が来シーズンも契約する権利を持つ保留選手名簿と、名簿から外れた自由契約選手を公示しました。今シーズン、メジャーから10年ぶりに古巣に復帰し、日米通算「100勝100セーブ100ホールド」を達成した巨人の上原浩治投手やプロ通算120勝のオリックス・金子千尋投手、今シーズン13勝の中日・オネルキ・ガルシア投手らが自由契約となりました。


    自由契約選手の裏話を伺いました。小林さんが自由契約選手だった約25年前は、自由契約通告の電話に出ないことで免れた選手もいるそうです。また、メジャーリーグ1軍は40人と決まっていて、日本はそこから外れた選手を狙っています。アメリカも日本がどの選手に目をつけているかがわかっているため、期日までになんとか売るために、「リリースフィーを払わずに取れるのは期間限定で、この選手は保留者名簿に入れちゃうから高くなるよ」と交渉してくるなど、せめぎ合いがあるようです。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、早稲田大学ビジネススクール准教授の入山章栄さんです。


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    ●8時は、『武田薬品のシャイアー買収 創業家から反対の声』の話題にフォーカス。武田薬品工業の元国際営業部長で創業家一族の武田和久氏が、都内で会見し、武田がおよそ7兆円を投じる、アイルランドの製薬会社大手「シャイアー」の買収に反対する意向を示しました。和久氏は「武田は新薬開発を強化すべきだが、シャイアーはその答えではない」と述べ、新たに発生する3兆円の負債に懸念を示しました。武田は5日に買収への賛否を問う臨時株主総会を大阪市で開く予定ですが創業家側の反対表明がどのように影響するのか注目されます。


    名経営者だった武田國男さんが引退する時、「今後は経営に口出ししない」と決めて、長谷川閑史さんという経営者に引き継ぎました。そして、CEOに選ばれたクリストフ・ウェバーを筆頭に役員を全員外国人にしたことで、一気にグローバル化し、会社の内部が外国人と日本人の二階建て構造になりました。その後、M&Mに手を広げ、現在の業績は買収したミレニアムによってあげられています。決して業績が好調とは言えない中、7兆円でシャイアーを買収しようとしていることに関して、さすがに武田家が口を出してきたという流れです。入山さんは、「これは超日本企業に 極端なグローバル化が入ってきた歪みであり、今後、他の企業でもあり得ること」と話しました。


    ●8時30分は、『東南アジアで進む、日本流のパン』の話題にフォーカス。日経新聞によると、パン食文化が広がりつつある東南アジアで、日本企業が積極的にパンの売り込みを強めています。インドネシアでは山崎製パンと三菱商事が共同で市場開拓を進めるほか、2019年には双日がフィリピン市場に参入します。小麦粉の需要拡大を受け、日清製粉はタイの製粉会社を買収して生産を拡大し、三井物産もシンガポールで製粉会社に出資しました。東南アジアでは日本の柔らかい菓子パンの人気が高まっています。


    パンが主食の国では、当たり前すぎるので変化がないですが、日本では必ずしもパンが主食というわけではないので、菓子パンという文化ができました。定番だけでなく、遊びの要素が求められるおやつだからこそ、次々と新商品が開発されて客を引きつけています。アジアも米が主食のため、環境が共通している日本で製パン技術を学ぼうと考えているようです。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週水曜日のテーマは『Company』。知っておきたい様々な会社や組織、その取り組みを、今日は入山さんにお話しいただきました。女性のキャリアとライフスタイルを支援する『日経WOMAN』が開催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」が今年も行われ、今年も審査員を務められた入山さんに感想を伺いました。20代から50代まで幅広い世代の女性の活躍に感動されたようです。タケさんも女性たちの活躍の内容に「これはなかなかできないよ」感心していました。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、今週のインタビューのお相手は、「砂」の開発・生産・供給している株式会社ルナサンド 代表取締役社長 原田路子さん。今日は、原田さんの座右の銘についてです。「汝の夢を星につなげ」という言葉ですが、一体どんな意味があるのでしょうか。


    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 After The Love Has Gone / Earth, Wind&Fire
    2曲目 コブラ /前野曜子
    3曲目 Tequila Sunrise / EAGLES

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  • 2018.12.04

    12月4日(火) The News Masters TOKYO 第435回

    【7時台】
    火曜日7時台のニュースマスターは、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚さんです。


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    ●7時は、「フランスの燃料税デモ、再び衝突」にフォーカス。フランスで続いている燃料税引き上げなどに抗議するデモが1日、国内各地で行われ、パリでは凱旋門周辺にデモのシンボルの「黄色いベスト」を着た数千人が集結しました。前週に続き警官隊と衝突、広場は催涙ガスや発炎筒の煙に包まれています。同国のメディアによると180人以上が拘束され、景観を含む80人が負傷しました。


    「暴動というより、これは革命。このままではフランス政府が転覆するのでは?」と思った佐々木さん。事の発端は、マクロン氏が大統領に就任し、市場政策を行ったこと。経営者からは評価されていますが、地方が取り残されて、貧困層までお金が回ってこないという点が浮き彫りに。それにより、思想的に右か左かではなく、地方VS都会、貧困層VS富裕層という対立構造になっています。今後は、「素晴らしい政権が生まれるではなく、ルペン氏が復活するのでは?」と予想。


    ●7時30分は、「路線バスの運転手不足、都市部でも深刻に」にフォーカス。過疎地だけでなく、利用者が多い都市部でも路線バスの維持が困難になる例が全国で相次いでいます。国際観光都市の京都でも、市から事業を受託していた京阪バスが今年度末での市営バスからの撤退を表明。西日本ジェイアールバスも受託運行する車両数の削減を決めました。背景には、バス運転手不足の深刻さがうかがえます。


    もともと、市営バスが走っていた京都。その運転手は、普通の公務員並に給料をもらっており、そこに批判が集中。それにより民営化し、運営コストは下がったものの、それは運転手の給料を下げたから。そうなると、運転手のなり手がいなくなるという状態が発生します。安い給与で働かせるのは、デフレ時代だから成立する給与形態でしたが、デフレ脱却をすると成立しなくなります。「最終的には自動運転しかなくなる。」と佐々木さんは、コメントしました。


    【8時台】
    8時台のニュースマスターは、経営学者の楠木建さんです。


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    ●8時は、「無印良品、東南アジア進出」の話題にフォーカス。「無印良品」を運営する良品計画が、東南アジアでの事業展開を加速します。日本や中国に次ぐ販売の重点地域と位置づけて、来年にはベトナムへの進出を計画。また、生産においては、人件費が高騰する中国からカンボジアなどに委託先を移すといった動きも活発で、市場と生産地の両面で東南アジアの比重を高めていく方針です。


    無印良品は、幅広い商品構成が特徴で、すべて自主企画商品です。これは、簡単に他社が真似できることではありません。楠木さんは、「無印良品のコンセプト『慎ましく豊かな生活』は、昔からある日本の生活思想で、それが世界に広まっていくというのは嬉しいこと」と話しました。また、新商品を作るコストを削減し、長く使えるシンプルで機能性の高いヒット商品を生み出し続けているビジネスモデルも絶賛しました。


    ●8時30分は、「マイクロソフトの現状」の話題にフォーカス。マイクロソフトの時価総額が、先月末に終値ベースでアップルを上回り、世界最大となりました。これをけん引したのはクラウド事業の成長で、マイクロソフトは企業のIT投資需要を取り込むべく、クラウド事業に経営資源を集中しています。来年以降の景気を不安視するムードが高まるアメリカ国内において、不況に強いビジネスモデルが市場の評価を集めています。


    一度株価が低迷してしまうと第二次黄金期はまずないのが世の常です。しかし、今回アップルを上回るほどに時価総額が回復したことは、非常に珍しいことだそうです。アップルの株価が下がった理由については、iPhone一筋のため人気に左右されやすいことをあげました。


    【トレンドマスターズTOKYO】
    火曜日のテーマは『BOOK』です。今日は楽天ブックスの書籍チームの大友 渓さんに「楽天ブックスの年間ランキングTOP10」を紹介していただきました。


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    1位「頭に来てもアホとは戦うな!」(田村耕太郎 朝日新聞出版)、「2位 お金2.0」(佐藤航陽 幻冬舎)、「3位 さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」新版(トム・ラス 日本経済新聞出版社)。大友さんが注目したのは、8位の「いま君に伝えたいお金の話」(村上世彰 幻冬舎)です。「子どものうちはお金のことを知らなくていい」という根深い考えが日本にはありましたが、お金は汚いもので悪いものでもなく、ただの道具であるということを中高生向けにわかりやすく教えてくれる本です。


    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は、「砂」の開発・生産・供給している株式会社ルナサンド 代表取締役社長 原田路子さん。2日目の今日は『「砂」という商材』について。私たちの身の回りに、「砂」は沢山あるように思われますが、どんなところに使われているのでしょうか?


    今日の楽曲
    1曲目 1-2-3-4 gimme some more / D.D.sound
    2曲目 Shout / Trammps 
    3曲目 空が鳴っている / 東京事変

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  • 2018.12.03

    12月3日(月) The News Masters TOKYO 第434回

    【7時台】
    今週月曜日7時台のニュースマスターは、FNN.jpチーフビジョナリストの清水俊宏さん。

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    ●7時は「G20 揺らぐ多国間主義」のお話。昨日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開催されたG20サミットは「多国間貿易体制の重要性を確認する」と明記した首脳宣言を採択して閉幕しました。米中貿易戦争が影を落とす中、前回盛り込まれた「保護主義と闘う」の表現が宣言から削除されました。来年は日本が議長国となり、6月に大阪市で開催されます。

    G20サミットは2008年のリーマン・ショックをきっかけに開かれた会議で、今年10周年になります。今回も米中の貿易戦争の影響で緊迫した会議となり、首脳宣言の採択も難航。

    多国間主義を否定、保護主義的政策を重視するトランプ大統領は貿易を巡り各国首脳と対立。政府の規制や補助金など「不公正な貿易慣行」の是正や発展途上国への適切なインフラ投資のあり方など米中対立の背景となっているテーマも議題となりました。

    そして、首脳宣言の事前調整では、貿易や気候変動、移民問題、多国間主義の位置付けについて意見が対立しました。清水さんは来年G20議長国を務める日本には意見調整の役割が期待されるとお話しされておりました。

    ●7時30分は「多様性を考えるイベント マッシングアップ」のお話。11月29日〜30日に渋谷のトランクホテルで多様性をキーワードとするイベント『MASHING UP』が開催されました。2年目になる今回は「勇気」と「共感」をテーマに、43のプログラムが組まれ、国内外の様々なスピーカーによるセッションが2日間にわたり行われました。

    清水さんは「自分自身の固定観念に気づかされるような内容だ」と話します。放送では要望医学研究者の石川善樹さんによる「セブンイレブンで働く従業員は『お客様のために』という言葉を使ってはいけない」やスキンケア会社のクリエイティブディレクター・内間らうざさんによる「Googleで出世するには?」というお話をしていただきました。

    LGBT、職場の孤独、家族、男女、年齢などの社会システムの中で、マジョリティ側にいる人は排除の仕組みや社会的な見えない壁に気づいてもらえないことも多いです。社会を豊かにして組織や人々に変革をもたらすきっかけとして多様性に注目です。

    【8時台】
    本日8時台のニュースマスターは毎日新聞編集編成局次長の小倉孝保さん。

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    ●8時は「米中貿易戦争一時休戦か?」というニュースにフォーカス。アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席は、昨日、G20首脳会議で会談しました。ホワイトハウスは会談後の声明で、アメリカが来年1月に予定していた関税率引き上げを猶予し、米中通商協議を継続することで合意したことを明らかになりました。

    米中双方が互いの製品に高関税を課す「貿易戦争」は一時休戦。声明では中国のアメリカの農産物やエネルギー、工業製品などを大量購入。中国による技術の強制移転や知的財産権の侵害、サイバー攻撃によるスパイ行為などについて米中協議が開始されます。90日以内に合意に至らない場合、米国は制裁関税を発動した2000億ドル相当の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げます。

    小倉さんは「この90日の様子をじっくり見る必要がある」と話しておりました。

    ●8時30分は「EU離脱案、危うい議会承認」のニュースにフォーカス。イギリスのメイ首相は、EU(欧州連合)離脱を巡る合意案の議会での承認に向けて、メディア露出を増やし、国民に支持を訴える戦略に出ています。メイ氏に対する国民からの風当たりは和らいだものの、合意案には、野党だけではなく、与党・保守党議員も反発しており、議会承認が危うくなっています。

    問題の合意案は「離脱に伴う手切れの清算金の金額」「アイルランドと英国の間で新たに生じる国境対応」などがあります。12月11日の合意案の承認では、野党・労働党だけでなく、与党・保守党の離脱強硬派の反発で危うい状況です。さらに英紙テレグラフ電子版は87人の保守党議員が合意案に反対しているため、メイ氏の身体問題が一気に浮上。

    最終合意に至らず、合意なし、移行期間なしで離脱した場合の経済の混乱し、GDPの落ち込み8%もありうるということです。

    【トレンドマスターズTOKYO】
    毎週月曜日のトレンドマスターズはYesNoアンケートで主流がわかる「あなたはどっち?YESNOリサーチ」をお届け。今朝は音声ニュースアプリ「Voicy」とのコラボから生まれた働き女子パーソナリティ。庄司舞子さんのレポートでお届け。今回の質問は「手帳は手描き派ですか?」

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    【マスターズインタビュー】
    今週のインタビューのお相手は「砂」の開発・生産・供給をしている株式会社ルナサンド代表取締役社長 原田路子さん。初日はルナサンドの設立の経緯について。

    今日の楽曲ラインナップ
    1曲目 Never can say goodbye / Gloria Gaynor
    2曲目 Hysteria / Def Leppard
    3曲目 ら・ら・ら / 大黒摩季

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