福井県の西川一誠知事が27日、関西電力大飯原発3、4号機(同県おおい町)の再稼働に同意した。新規制基準下では3原発が再稼働したが、同県内で運転を続ける関電高浜3、4号機(高浜町)と合わせ、近接する二つの原発が稼働する初のケースとなる。ただ事故時の住民避難計画は両原発の同時事故を想定しておらず、専門家から「地震や津波の被害が一方のみで生じるとは考えにくく、ずさんだ」との批判も出ている。
高浜町役場を挟んで西に高浜、東に大飯の両原発が立地し、その距離は直線で約14キロ。同時に事故が起きれば、役場周辺の住民は東西どちらに逃げても原発に向かうことになる。
2017/11/28
福井の2原発、同時稼働へ 知事、大飯で同意
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