人口が一極集中する東京都では団塊世代の高齢化に伴い、医療や介護など社会保障関連費が年平均で300億~400億円のペースで増え続け、2038年度には15年度より7千億円以上多い1兆7332億円に膨らむとの推計を、都が委託した監査法人が4日までにまとめた。15年度から20年余りの累計の増加分は9兆5千億円に達する。
地方の人口流出が深刻化する一方、東京は今後100万人以上増える高齢者をどう支え、巨額の財源を確保するかという課題に直面する。専門家は「『老いる東京』への備えは急務。夏の都議選で争点として対策を競うべきだ」と指摘する。
2017/6/05
東京の社会保障費7千億円増 20年後、団塊高齢化で
関連ニュース
人気コラムランキング
-
1
-
2
-
3
-
4
-
5