経団連は28日、主要企業の労使が意見を交わす「労使フォーラム」を東京都内で開き、2019年春闘が事実上スタートした。経団連の中西宏明会長は賃上げに関し「多様な方法による年収ベースの引き上げを検討いただきたい」と呼び掛けた。基本給を底上げするベースアップ(ベア)偏重の交渉をけん制し、働き方改革に軸足を移す方針を示した。
同日夕には連合の神津里季生会長が労働組合の基本姿勢について講演する。連合は「2%程度を基準」としたベア要求を掲げつつ、大企業と中小企業の格差是正などを目指すとしている。
経団連は、政府の要請に応じる「官製春闘」からの脱却を打ち出した。
2019/1/29
19年春闘、スタート 経団連会長、ベア偏重をけん制
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