日立製作所は17日、英国での原発新設計画を凍結すると発表した。他の民間企業の出資協力や英政府の支援拡大が見込めないため、将来の損失リスクを背負いきれず、採算も確保できないと判断した。凍結に伴い、2019年3月期連結決算で約3千億円の損失を計上する。政府が成長戦略の柱に据える原発輸出案件は全て暗礁に乗り上げることになる。
東原敏昭社長が同日午後7時から東京都内で記者会見して詳細を説明する。
東芝が海外の原発事業から撤退し、三菱重工業もトルコの原発新設を断念する方向。原発輸出の案件はゼロとなり、政府の成長戦略の見直しは必至な情勢だ。
2019/1/18
日立、英原発計画を凍結 民間出資や支援拡大なく
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