【ブエノスアイレス共同】アルゼンチンの首都ブエノスアイレスでのG20首脳会合は1日、首脳宣言を採択し閉幕した。焦点だった「保護主義と闘う」との文言は入らず、トランプ大統領が求めた世界貿易機関(WTO)改革の推進では一致。「自国第一主義」を掲げる米国が強硬姿勢を崩さず、G20が守ってきた多国間協調体制は大きく後退した。
アルゼンチンのマクリ大統領は閉幕後の記者会見で、自由貿易推進の象徴だった反保護主義の文言が削除された理由を「米国が受け入れなかった」と説明。米政府高官はWTO改革での一致を「画期的」と評価、「米国にとって偉大な1日だ」と述べた。
2018/12/03
G20「反保護主義」入らず 米強硬、WTO改革推進で一致
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