スルガ銀行は9日、今年6月末の不良債権額が前年同期の4・6倍の1356億円となったと発表した。取引先のシェアハウス業者が破綻し、投資用不動産向け融資が焦げ付く恐れが強まった。これに伴って不良債権処理費用が急増し、同日発表した2018年4~6月期連結決算の純利益は前年同期比70・5%減の31億円と大幅に落ち込んだ。現在もシェアハウス向け融資の精査を進めており、今後も貸倒引当金の積み増しにより業績下方修正の可能性があるとしている。
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