東京医科大の不正入試問題で、弁護士3人で構成された内部調査委員会が7日、東京都内で記者会見し、大学側への調査報告書を公表した。医学部医学科の2次試験の小論文で、少なくとも2006年の入試から女子や3浪以上の男子の合格者数を抑える得点操作を繰り返していたことが分かり「女性差別以外の何物でもない」と強く批判。浪人生の男子への措置も「受験生への背信行為」と断じた。
今年と昨年の1次試験で一部受験生に点数を加え、合格者を不正に調整したことも認定。主導した前理事長らの規範意識が鈍麻し「同窓生の子弟を入学させ、寄付金を多く集めたい思いがあった」との動機を挙げた。
2018/8/08
12年前から入試女性差別 東京医大の得点操作認定
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