2018年上半期(1~6月)の日本企業による海外企業の合併・買収(M&A)の総額が、前年同期の約3・2倍に当たる11兆7361億円に達し、過去最高を更新したことが調査会社レコフの集計で4日、分かった。業績が拡大し、低金利で資金調達もしやすい中、国内企業がM&Aを通じて、成長が見込める海外市場への進出を急ぐ姿が浮き彫りとなった。
企業の発表時点の内容に基づき集計した。金額のトップは、武田薬品工業による欧州医薬品大手シャイアーの買収で6兆9694億円。日本企業による海外企業買収では過去最高額となる。この1件で18年上半期のM&A総額の半分以上を占めた。
2018/7/05
日本企業の海外M&A総額が最高 11・7兆円、武田で半分以上
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