上場企業の2018年3月期決算の純利益合計が過去最高を更新するペースで推移していることが1日、分かった。世界経済の拡大を背景に、約2割が発表を終えた段階で前期比33・9%の大幅増となり、特に電機などの輸出企業が好調だ。先行きは米国が鉄鋼などの輸入制限に踏み切ったため、貿易摩擦の影響を懸念する声も出ている。
SMBC日興証券が、東京証券取引所第1部に上場する企業のうち4月27日までに決算を発表した287社を集計した。全体の19・7%に相当する。製造業は前期と比べ42・8%、非製造業は24・5%の増益となった。
2018/5/02
上場企業、過去最高益へ 18年3月期、3割増
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