防衛省は16日、2004~06年にイラクに派遣された陸上自衛隊部隊の日報を初めて公表した。陸自の活動は「非戦闘地域」に限定されていたが、派遣された南部サマワの治安情勢を「戦闘が拡大」と分析するなど複数の「戦闘」の記述があった。自衛隊の宿営地と周辺には十数回にわたりロケット弾や迫撃砲などによる攻撃があったことが分かっているが、日報により「戦闘」との表現が確認された。
自衛隊にとって初の「戦地」派遣とされた活動記録が明らかになり、海外での武力行使を禁じた憲法9条との整合性を巡り、当時の小泉政権の判断が妥当だったのかを問う声が強まりそうだ。
2018/4/17
防衛省、イラク日報公表 1万5千ページ、「戦闘」記載も
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