法務省は27日、1988年に投資顧問会社社長ら2人を殺害し、強盗殺人などの罪に問われた元暴力団幹部岡本(旧姓河村)啓三死刑囚(60)と元投資顧問業末森博也死刑囚(67)=いずれも大阪拘置所=の刑を同日午前に執行したと発表した。山下貴司法相が就任後、初めて命令した。関係者によると岡本死刑囚は再審請求中だった。
オウム真理教による一連の事件で、松本智津夫元死刑囚=執行時(63)、教祖名麻原彰晃=らが7月に執行されて以来。今年の執行人数は計15人となり、一時的に中断していた死刑が再開された93年以降、最多だった2008年の15人に並んだ。
2018/12/28
元暴力団幹部ら2人の死刑執行 93年以降、1年で最多
文化放送報道スポーツセンター
鈴木敏夫
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実は刑事施設・受刑者処遇法という法律で、12月29日~1月3日の年末年始には死刑を執行しないと定められています。実際、法務省が執行の事実を公表し始めた1998年以降で12月下旬に執行されたのは、2001年の27日と06年の25日の2例だけで、異例のことだと、びんさんは話します。
来年は平成が終わり、5月には新しい天皇の即位もあります。そのため、年明けの執行を回避したのではないかとも考えられます。
また、山下貴司法相は記者会見で、死刑制度について「国民感情や刑事政策の在り方も踏まえ、基本的には各国で独自に決定すべき問題と考えている」と述べ、国際社会に対し、改めて死刑維持の立場を訴えました。びんさんもこれからも死刑制度について考え続けることが大事で、考えを止めることが一番ダメなことだと話していただきました。
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