2018/12/11

体操、塚原夫妻の職務停止解除 日本協会、パワハラ認めず

 日本体操協会は10日、宮川紗江選手(高須クリニック)に対するパワハラ行為が認められなかったとして、塚原千恵子女子強化本部長と塚原光男副会長に科していた一時職務停止を解除したと発表した。
 問題を調査した第三者委員会は、塚原夫妻に「配慮に欠け不適切な点が多々あった」としながら、懲罰の対象となり得る行為があったとは言えないと結論づけた。
 2016年リオデジャネイロ五輪女子代表の宮川選手は8月の記者会見で、速見佑斗コーチの暴力指導の問題に端を発して塚原夫妻から「五輪に出られなくなる」などと圧力を受けたと告発した。塚原夫妻は主張の一部を否定していた。

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株式会社横浜DeNAベイスターズ前代表取締役社長/スポーツ庁参与
池田純
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この国はあちこち、偉い人たちが卑怯。「不適切だけどパワハラではない」???理解できませんよね。偉い人たちが、それぞれの立場を守ろうとしてるだけでしょう。スポーツ界の、この国の、すべての問題の根幹。


産業革新投資機構(JIC)の問題も実は共通。私が大学スポーツ協会UNIVASの代表をやらなくなった理由も同じ。昨日のJIC田中社長会見の以下の発言に問題の本質があるように私にはみえます。スポーツにも読み替えてみてください。


「政府全体としての明確な指針がなく、途中で(方針が)変わることに問題がある」


「法治国家ではない」。田中氏は書面の約束を一方的に破棄するよう求めた経産省の対応をこう批判した。


偉い人たちに問題がある。偉い人たちが正々堂々としてない、卑怯。


私にはJICの田中社長含めて辞任した民間取締役も、報酬を槍玉にされ、約束も反故にされ、失職し、パワハラにしかみえない。政府、国に対峙したら、民間の個人なんて実は弱者でしかない。田中社長も思い知ったと私は想像します。


当初体操協会が宣言したとおりに、膿は出し切れるのでしょうか。もはや無理でしょうね。

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