2018/12/03

米、対中関税上げ90日猶予 貿易戦争、激化回避

 【ブエノスアイレス共同】トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は1日(日本時間2日)、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで会談した。米国が中国からの輸入品2千億ドル(約23兆円)分に対する追加関税について、来年1月に予定していた10%から25%への税率の引き上げを猶予することで合意した。中国の「不公正」な貿易慣行の是正を巡り直ちに協議を始め、90日以内に合意できなければ引き上げる。
 中国は米国からの輸入を大幅に増やす。中国側の一定の譲歩により「貿易戦争」の激化は当面回避される。

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毎日新聞 編集編成局 次長
小倉孝保
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米中双方が互いの製品に高関税を課す「貿易戦争」は一時休戦。声明では中国のアメリカの農産物やエネルギー、工業製品などを大量購入。中国による技術の強制移転や知的財産権の侵害、サイバー攻撃によるスパイ行為などについて米中協議が開始されます。90日以内に合意に至らない場合、米国は制裁関税を発動した2000億ドル相当の中国製品の関税率を10%から25%に引き上げます。
小倉さんは「この90日の様子をじっくり見る必要がある」と話しておりました。
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