2018/10/26

ジャーナリスト安田純平さん帰国 「虐待状況だった」

内戦下のシリアで2015年6月に拘束され、約3年4カ月ぶりに解放されたジャーナリスト安田純平さん(44)が25日夕、一時滞在先のトルコから空路で帰国した。機内で共同通信の取材に応じて「拘束後は虐待としか言いようがない状況だった。暴力を受けていた」「可能な限り何があったか説明したい」と話した。
 安田さんは「武装勢力の機嫌が悪いと、缶詰を出しても缶切りは渡されなかった」とも述べた。警察当局は健康面に問題がないことを確認後、シリアの武装勢力に拘束された経緯などについて事情を聴く方針。過酷な拘束状況の解明、検証が今後の焦点になる。

内容を読む
ジャーナリスト
田原総一朗
11

安田純平さんに対して自己責任と言う声が強まっているが、大きな間違いだ。ジャーナリストは取材するのが使命である。危険な地域だからと言って取材しなければ悲惨な状況を伝えることは出来ない。


安田さんは入国禁止、或いは立ち入り禁止の地域に無理矢理入ったわけではない。どんなジャーナリストでも体験する可能性がある。そして政府は国民を救助する責任がある。自己責任などと言うのはとんでもない愚論である。


田原総一朗

  • URLを
    コピー

このコラムを書いた人

他の人のコラム

関連ニュース