【ニューヨーク共同】米小売り大手のシアーズ・ホールディングスは15日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をニューヨークの裁判所に申請したと発表した。ロイター通信によると、負債総額は100億~500億ドル(約1兆1千億~5兆6千億円)という。年末商戦までの運転資金を確保し、支援先を探す方針とみられる。
シアーズはかつて米小売業界の首位だったが、米小売り大手ウォルマートや米インターネット通販大手アマゾン・コムとの競争激化で、業績が低迷。店舗閉鎖が加速していた。
シアーズは百貨店「シアーズ」とディスカウント店「Kマート」を運営。
2018/10/16
米小売り大手のシアーズが破綻 負債最大5・6兆円
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
3
シアーズは元々アメリカの小売りの王様的存在でしたが、ずっと赤字続きで、アマゾンエフェクトもあり「よくここまでもったな」というのが楠木さんの感想です。メールオーダーを使ったシステムで新しい買い物の楽しさを築き、他の小売店に対抗してきた歴史がありましたが、ここにきてアマゾンと立場が入れ替わりました。一方で、同じく実店舗で売り上げを伸ばした住宅設備機器、建築設備、建築資材などを販売する「ホームデポ」という小売店もあり、これからますますアマゾンに対抗できる会社が出てくると予想しました。詳しいお話はこちらから↓
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