【北京共同】中国外務省の陸慷報道局長は12日の定例記者会見で、李克強首相の招待で安倍晋三首相が25~27日の日程で中国を訪問すると発表した。日本の首相が国際会議以外で訪中するのは2011年12月の野田佳彦前首相以来、約7年ぶりとなる。
陸氏は「日本は中国の重要な隣国だ」と強調し「中日関係を正しい軌道に戻すという基礎の下で、絶えず新たな発展を推進していくことを希望する」と述べた。
また「お互いが協力のパートナーで、脅威とならないよう確認する必要がある」とも指摘し、首脳会談では両国関係の改善と発展や、共に関心のある国際問題について意見交換すると説明した。
2018/10/15
安倍首相、25日から訪中 中国「新たな発展希望」
FNN.jp チーフビジョナリスト
清水俊宏
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このタイミングで訪中するのは23日で日中平和友好条約発効40年だからというのが大きいですが、今回中国の態度が軟化した理由は米中貿易戦争が背景にあります。中国は輸入総額ではアメリカに大きく劣っており、中国は劣勢です。そこでアメリカの同盟国である日本を味方に引き込みたいという思惑があるとのことです。
政府の思惑だけでなく、民間の中国人の日本観にも変化が出てきており、中国で、日本に「良い」印象を持つ人が42.2% と2017年より10.7ポイント増え、2005年の調査開始以来、過去最高となったことが、日本の「言論NPO」と中国の国際出版集団が行った日中2500人を対象に行った共同世論調査で分かりました。しかし、その一方で日本人は、86.3%が中国の印象を「良くない」と感じています。
日本でも随分と無料Wi-Fiのスポットが増えたため、外国人が写真をSNSですぐに拡散。日本のイメージアップのためにはかなり有効です。民間はもとより、北朝鮮情勢や拉致問題、日中経済協力などを考えれば、関係が良いに決まっているので、良い流れだと言えるというお話でした。
本日の放送内容はradikoのタイムフリーをお聞きください。(聴取期間は1週間です)
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