【ジュネーブ共同】ダボス会議で知られる「世界経済フォーラム」は17日、人工知能(AI)やロボットの開発進展により、2025年までに半数以上の仕事はロボットなどの機械が担うことになると予測する報告書を発表した。22年には7500万の職が失われる一方、自動化で1億3300万の新たな仕事が創出されるとしたが、労働者の再訓練・教育が必要になると指摘した。
世界規模で展開する300社以上の企業の経営者らに調査し、分析結果をまとめた。
報告書によると、17年には機械が行う作業時間は全体の29%だが、25年には52%になり、技術革新で職場が大きく変わると予想される。
2018/9/20
仕事の過半数ロボットが担う 22年に7千万超の職が消滅か
教育改革実践家
藤原和博
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報告書によると、機械が人間に代わって行っている仕事の割合は現在は(2018年時点で)全体の29%、2022年には42%に上昇し、2025年に52%と半分以上になる見通しです。一方で、データ分析やビックデータ関連などで新たにおよそ1億3300万人分の仕事が創出される可能性もあります。
放送では『ホモ・デウス』という本をご紹介。世界で800万部のベストセラーとなっている『サピエンス全史』の続編です。『サピエンス全史』では人類が生まれてからこのかた、どのように「意識」を進化させたか?が描かれていますが、『ホモ・デウス』ではこれから人類がたどる道を予言しています。結論から言うと、人類がたどる道は「グローバルなネットワーク社会とAIと生物工学が結びついて、人間はますますそちらに判断を委ねるようになり、やがて人間の意味が消える」ということ。消滅しないためにはどうすればいいのか、その方法にも踏み込みました。
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