介護福祉士を養成する専門学校や大学に今年4月に入学した外国人留学生は1142人で、前年から倍増したことが17日、公益社団法人「日本介護福祉士養成施設協会」の調査で分かった。日本人を含む入学者は6856人となり、6人に1人を外国人が占めた。一方、日本人は5年前の半分以下に減少し、5714人だった。
政府は介護分野で外国人労働者の受け入れ拡大を目指しており、昨年9月に「介護」の在留資格がスタート。留学生が専門学校などで2年以上学び、介護福祉士の国家資格を取得すれば日本で働けるようになり、留学生急増につながった。
2018/9/18
介護留学生が倍増、千人超え 養成校入学、6人に1人
FNN.jp チーフビジョナリスト
清水俊宏
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以前にベトナムからやってきた看護師やマレーシアからやってきた介護士を取材したことがありますが、人当たりもよく能力は高いため、職場の人気者でした。「難しいです~」と笑いながら『褥瘡』という漢字をノートに書いているのを見て驚いたことを覚えています。
少子高齢化が進む日本では、介護や医療の分野で外国人労働者を受け入れる数がどんどん増えていくと思われます。しかし、言葉の壁や高いサービスを求められる文化の違いなどから日本で生活を続けるのは容易ではなく、アジア全体の経済成長で日本で働く必要性が必ずしも高くないことなどもあって、留学や就職して数年で帰国してしまう人が多いのも現状です。
留学生などをつなぎとめるような施策を考えることも必要となっています。
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