【ニューヨーク共同】米アップルの株式時価総額が2日、米上場企業で初めて1兆ドル(約111兆円)を超えた。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の歴史的ヒットが、企業価値を大台に押し上げた。
米調査会社ファクトセットによると、2日終値の時価総額は1兆16億ドル。日本企業最大のトヨタ自動車(約23兆8千億円)の5倍弱、同業のソニー(約7兆8千億円)の14倍超に相当する。2日のアップルの株価は前日比5・89ドル高の207・39ドルだった。
アップルは7月末に発表した4~6月期決算で6四半期連続の増収増益を確保。アイフォーンの高級機種「X」が好調だった。
2018/8/07
アップル、株式時価総額1兆ドル 米企業初、アイフォーンで
エコノミスト
崔真淑
6
日本で最も時価総額が大きい会社がトヨタの約23兆円。同社はこの約5倍の規模まで株主の期待を膨らませました。では、なぜ、アップルはここまで時価総額を伸ばせているのでしょうか?同社の商売の要であるiPhoneの買い替え率は年々低迷していますし、アップルはもやは成熟企業とすらいえているのに...
それは「自社株買い」という株主への還元を積極的に行なっていることに秘密があります。これは、その会社が自ら自社の会社の株を買うことで株価をあげ、投資家に値上がり益を享受してもらおうという施策です。アップルの場合、この自社株もケタ違いで1兆円クラスの自社株買いを夏に発表したばかりです。株価は単に業績だけでなく、株主還元をどう行うかもキーということが同社から伺えますね!
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