北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が米朝首脳会談でトランプ米大統領から日本人拉致問題を提起された際、従来の立場である「解決済み」とは言及しなかったことが分かった。安倍晋三首相と会談した自民党の萩生田光一幹事長代行が13日、首相から聞いた話として官邸で記者団に明らかにした。政府は、北朝鮮が直接対話を排除していないとみて分析を急ぐ。同時に、日朝交渉再開へ準備を本格化させる。
菅義偉官房長官は13日の記者会見で、拉致を巡り「トランプ氏の強力な支援を得ながら、北朝鮮と直接向き合い解決する決意だ」と述べた。
2018/6/14
拉致問題「解決済み」と言及せず 米朝首脳会談で金正恩氏
国際ジャーナリスト
高橋浩祐
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12日の米朝首脳会談後、拉致被害者の横田めぐみさんの母親、横田早紀江さん(82)の川崎での記者会見に行きました。早紀江さんは、今回が拉致被害者帰還の「最後のチャンス」と期待を込めて話されていました。有本恵子さんのご家族を含め、拉致被害者家族はご高齢になっている方が多い。早紀江さんは拉致被害者全員の早期帰国を訴えておりました。また、入院中の夫、滋さん(85)も病床でめぐみさんの早期帰国を願っています。
安倍政権は本当に今が正念場。安倍首相は政治生命を賭して、果敢に北に挑んで交渉してほしいもの。拉致問題が必ずや前進しますように。
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