日銀は1日までに、消費税増税があった場合の2020年度の家計負担が、増税前より計2兆2千億円増えるとの試算をまとめた。過去2回の消費税率の引き上げ時と比べると4分の1程度の規模で、家計への打撃は「小幅なものにとどまる」と予測した。ただ、社会保険料の負担増などが考慮されておらず、悪影響が試算より大きくなるとの見方もある。
日銀は、19年10月に消費税率が8%から10%に引き上げられると想定し、1年間を通じて影響が表れる20年度を18年度と比較した。
2018/5/02
家計負担2・2兆円増と日銀試算 20年度、消費税増税なら


ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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多くの方にとってこの2.2兆円という数字はあまりに大きすぎてなんだかピンとこない数字と思われます。実はこういうニュースの数字こそ、少しだけ「ざっくり概算」にチャレンジする絶好の素材です。国内にある世帯数はどのくらいか。割り算すれば1世帯あたりの家計負担がわかります。それが消費税8%から10%への増加分とすると、1世帯の年間支出額がざっくり計算できます。
それがまだピンとこなければ12ヶ月で割る、あるいは365日で割る。その結果は、あなたのイメージする規模感に近いものでしょうか。YESであればこのニュースの内容が納得できますし、NOであればそれがなぜかを考えたり、あるいは概算におけるロジックミスを確認することになるでしょう。いずれにせよ、いいことしかありません。
ニュース記事に登場する規模の大きい数字。スキマ時間でそのように活用してみてはいかがでしょう。
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