【ニューヨーク共同】交流サイト大手の米フェイスブックが1日発表した2017年7~9月期決算は、売上高が前年同期比47%増の103億2800万ドル(約1兆1800億円)、純利益が79%増の47億700万ドルだった。主力の広告収入の拡大により2四半期連続で売上高、純利益とも四半期の過去最高を更新した。
ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は1日の電話会見で、昨年の米大統領選干渉疑惑に絡み、広告内容などを監視する人員を現行の約1万人から来年には2万人に倍増する計画を明らかにした。不適切な投稿を検出する新しい人工知能(AI)の開発も進めているという。
2017/11/03
フェイスブック最高益更新 広告監視要員、2万人に倍増へ
ビジネス数学専門家/教育コンサルタント
深沢真太郎
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売上高が前年同期比47%増、純利益が79%増。なかなか驚異的な数字です。あらためて、人間の本質を突いたビジネスモデルであることを再確認します。
注目したいのは人員増。広告モデルである以上、不適切な広告の監視が必要になるのは想定しているはず。1万人→2万人という人員増がさらに続くとしたら、経営者は当然ながら増加する人件費とAI開発費用&運用コストの損益分岐点を算出するはず。
これを把握する行為は、これからのAI時代に様々な企業で行われる数学的行為といえるでしょう。AI運用に舵を切るのはいつになるのか、注目ですね。
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