人工知能(AI)の効用について、民間企業の管理職の88・7%が期待していることが、人材大手アデコの調査で分かった。労働時間の短縮や業務効率化などのメリットを挙げた人が多かった。
AIが普及すると人間の仕事が奪われ、失業者が増えると懸念する声もあるが、管理職の立場では肯定的に捉えていることがうかがえる。
調査は4月、首都圏の上場企業で働く40~59歳の管理職の男女309人を対象に、インターネットで行った。
AIの印象については「期待している」が88・7%、「脅威を感じる」が11・3%。
2017/6/23
管理職88%が「AIに期待」 業務効率化にメリット
エコノミスト
崔真淑
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管理職88%が期待という、少し驚きの結果です。それだけ人間ありきの単調仕事を、積極的に淘汰されるかもしれないですしね。
このニュースをみて、思い出したのはRIETIが発表している「非正規雇用者はなぜ増えたのか?」という論文です。ここで驚きなのは、人口高齢化、少子化、女性の社会進出などのマクロ要因以上に、情報通信技術の発展により企業が正社員を無理に雇う必要が無くなった可能性を指摘しています。それだけハイテク技術の進化は人間の雇用形態を変えるということです。
このニュースをみると非正規雇用の増加どころか、雇用そのものも危うくなるのかもしれませんね。各国で実験的に導入されているベーシックインカムのさらなる議論が、いよいよ日本でも必須かもしれません。
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