ソフトバンクグループの携帯電話子会社ソフトバンクは12日、東京証券取引所から上場の承認を受けたと発表した。上場予定日は12月19日。企業価値を示す時価総額は7兆1807億円と想定しており、初値ベースで7兆3395億円だった日本郵政に次ぐ約3年ぶりの大型上場案件となる。
新規上場に伴う資金調達額は1987年のNTTを上回り、過去最大とみられる。孫正義氏が会長兼社長を務める親会社のソフトバンクグループは一部のソフトバンク株を売却し、市場から最大約2兆6千億円を調達する見通し。今後は投資事業に専念して、調達した資金を先端企業への投資に振り向ける方針だ。
2018/11/13
携帯のソフトバンク、7兆円上場 12月19日、3年ぶり大型案件
一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 教授
楠木建
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「親子上場」のリスクとして、子会社の利益が親会社に吸収されてしまうことがあげられます。そうなると、子会社に投資した株主は利益を棄損してしまいます。もちろんそのこともわかっていて勝負に出るソフトバンク。時価総額・7兆1800億円と、過去最大の調達資金額で注目を集めるソフトバンクの今後に期待です。こちらからお聴きください。
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