日本ならではの鉄道の旅を楽しめる第3セクター・長良川鉄道に乗れば、沿線の温泉では無料で露天風呂などを楽しめる場所もあるし、外国の方が大好きな桜や城(郡上八幡城)も。なにより観光用に整備されたのではない素の鍛冶屋町・職人町の風情にあふれ、日本の美しさを撮影するにはもってこいのロケーションだらけ! 用水路や店先の防火バケツやなど、過去の大火から学んだ教訓を生かした街作りも美しく機能的。歩いて歴史を知ることができる古き良き日本の水の都だと思います。
温泉が大好きです。それに「温泉街」も好きなんです。「それ誰が買うの?」っていうおみやげ屋さんとか、昔のパチンコ台を置いてある遊技場とか。あと温泉街で外せないのは、スナックですね。熱海に行くと必ず寄るスナックがあるんですけど、お酒と地元ならではのごはんをいただきながら、還暦を過ぎたマスターのご夫婦のお話を楽しませてもらっています。
(1)河童が見られるかもしれませんよ!!(笑)
(2)日本のおもてなしの心、サービス精神の全てが詰まっています!! 日本でしか味わえない完全なる夢の国です♡
以前、シルクハット、タキシード、ワイングラスなどの「貴族セット」が全て詰まったキャリーバッグを電車に忘れてしまったが、ちゃんと戻ってきた。日本の“庶民”は素晴らしいです。
奥ゆかしさとは、「深みと品位があって、心がひかれること」。日本の美術や枯山水などの庭園、お作法にお料理――。日々、いろいろな風景の中に深みがあって美しく、でも主張を抑えた表現が存在していると思います。人とのふれあいや、ちょっとした気配り、言葉遣いの中にもその心は根付いていて、本当に素晴らしいなと思います。
日本語は、「雨」という一つの現象を表すのにも、霧雨、村雨、時雨、氷雨、涙雨…と、ものすごく表現が多いですよね。一つひとつの言葉が微妙に意味が違って、味わいがある。だから俳句でも、五七五だけであんなに心に沁み渡る表現ができるんでしょう。心のひだを言葉で表現できる。こうした日本語のきめ細やかさに、ひとりの喋り手として魅力を感じています。
被災地であるということはもちろん、あれから3年経ち、その間に東北の様々な人に出会い思ったのは、東北の人たちと言葉を交わしてほしいということ。引っ込み思案の人も多いけれど、東北人の持っているエネルギーと温かさを感じとってもらいたいです。